令和6年6月11日の大阪府議会一般質問より、公立高校の強みを発揮した特色入試制度導入の検討に関する、徳村さとる府議の質疑を書き起こしました。

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22:09~

徳村議員:次に特色ある入試制度の導入についてお伺いします。

 

大阪府においては、令和6年度より授業料完全無償化が段階的に実施され、中学生やその保護者にとってより自由な学校選択が可能となりました。今春の公立高校入試の志願者数を見ると大きく減少しておりまして、今後、中学校卒業者数が減少する中、この傾向が続けば再編整理の対象となる学校数がますます増加するのではないかと懸念いたします。

 

この間、府立高校においては校長のリーダーシップの下、各学校が特色魅力づくりに取り組んできましたが、私は、府立高校はそれぞれの役割や強みをこれまで以上にしっかりと発揮し、多様な子どもたちを受け入れることが重要ではないかなと思います。

 

これまで我が会派からは、高校入試を巡って募集のあり方、そして志願の二極化、定員割れに対する課題を指摘するとともに、これからの子どもたちにとって望ましい高校入試のあり方について要望をしてきました。

 

これに加え、府立高校においては、各学校の特色が明確となる高校入試のあり方を検討し、多様な子どもたちが自分に合った学校を主体的に選択できる制度を構築することが重要と考えております。

 

他府県では、各校の求める生徒像を明確にし、それに合致する生徒を選抜するという観点で、学校独自の選抜仕様を用いる特色入試が導入をされています。

 

現在、学校教育審議会において入試制度の改善について審議されていると聞いておりますが、公立高校それぞれの強みを発揮した特色入試の導入も検討されてみてはいかがでしょうか。これを水野教育長にお伺いしたいと思います。

 

 

水野教育長現在、学校教育審議会におきましては、府立高校改革の具体的な方向性を踏まえた入学者選抜制度についてご審議をいただいておりまして、本年8月を目途に答申をいただく予定となっております。

 

議員ご指摘の特色入試につきましては、審議会におきまして先行事例の一つとして取り上げられたところです。

 

府教育長といたしましては、本審議会の答申を踏まえ、各学校が自校の役割や特色を主体的に発揮できるような入学者選抜の制度について、しっかりと検討してまいります。

 

 

徳村議員特色入試、これは学校が求める生徒を積極的に合格にできる仕組みで、今後の府立高校の学校づくりにとって有効な手段ではないかなとこのように考えているところでありますので、学校の裁量、学校長の裁量をさらに増やしていただきまして、より積極的な特色また魅力づくりとなるよう、前向きにしっかりとご検討いただきますよう、よろしくお願い申し上げたいと思います。

 

(※誤字脱字はご容赦を。正確な情報は公開動画をご覧ください。)