令和6年6月10日の大阪府議会一般質問より、維新・山下昌彦府議の、カジノを含むIR開業に向けた取組状況と万博跡地の利用に関する質疑を書き起こしました。

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山下議員:まず初めに、IRの誘致についてお伺いをいたします。

人口減少や超高齢化が進み、現役世代のさらなる負担や、市民の生活の様々な分野への影響が懸念をされる中、我が会派では、大阪の成長の起爆剤として、世界最高水準のIRの誘致を目指してきたところです。

IRについては、当然のことながら、府・市だけではなく事業者自らが建設工事を行い、そしてその後の運営を行うものでもあり、そうした持続的な民間投資によって、非常に大きな経済効果が期待できるとともに、納付金、入場料といった新たな財源の活用により、これまでの政治的な、取り組んできたさまざまな需要が増税することなく実施ができ、府民にとっても大きな効果が期待されるところです。

IR開業がもたらす経済波及効果や雇用促進効果については、大阪市域だけではなくて、府域全体にその効果が行き渡ることを求められており、引き続き大阪府と大阪市が連携をし、一体となって取り組みを進めていく必要があります。

昨年9月に事業者の実施協定を締結して以降、開業に向けた現在の取組状況と、今後の取り組みについて、改めてIR推進局長にお聞きをいたします。


IR推進局長:IRは、事業者が自らの出資や借り入れにより資金調達を行い、施設を設置・運営するという民設民営の事業であり、世界中から新たに、人・もの・投資を呼び込み、年間約1兆1,400億円の経済波及効果など非常に大きな効果が見込まれるとともに、毎年府市で約1,000億円を超える納付金、入場料収入が見込まれるものです。急速に少子化が進む中、この新たな財源は、本府の財政に大きく貢献するとともに、子育てや教育環境の充実、健康・医療など、次世代や現役世代をはじめとする府民の暮らしの充実や、観光・地域経済の振興など、次の成長に向けた投資に活用とすることにより、豊かな大阪の実現に資するものと考えております。

大阪IRの実現に向けては、本年夏ごろからの準備工事着手、来年春ごろからの建設工事着手を予定しており、引き続き大阪府・大阪市一体でIRの推進の取り組みを着実に進め、圧倒的な魅力を備えた世界最高水準の成長型IRを実現し、大阪・関西の持続的な成長につなげてまいります。


山下議員:大阪IRに向けては、本年夏ごろから準備工事を着手、来年春ごろから建設工事を予定し、この工事は税を投入するのではなくて、民間企業による工費による工事なのですが、いよいよIRについては開業に向け具体的に動きを進めていく段階を迎えることになりますので、この日本、大阪も少子高齢化で今後益々福祉の予算などの増加も見込まれる中で、これ福祉の問題だけではないんですが、少子問題などさまざまな金銭的な問題もある中で、この夢洲での開業は大きな経済波及効果をもたらすもので、その効果を広く大阪市だけではなくて区域全体に行き渡せることが重要でありますので、引き続き府市一体で着実に取り組みを進め、世界最高水準のIRを実現していただくようお願い申し上げます。


続きまして、万博閉会後の跡地利用についてお聞きをいたします。パネルをご覧ください。

先ほど申し上げましたとおり、夢洲第一期区域ではIRを中心としたまちづくりを目指して整備が進められておりますが、さらに第二期区域については万博会場として今活用しており、2025年4月の開幕に向けパピリオンなどの施設は整備が進められているところです。

万博の終了後には跡地となる第二期区域については、まちづくりの検討が進められておりますが、図面を見た通り、第一期工区と第二期工区の土地の大きさはほぼ同等の広さの土地で、第二期工区は約50ヘクタール、およそこれ東京ドームの11個分ぐらいだと聞いておりますが、本年1月には夢洲第二期区域のマスタープラン案の民間事業者を対象とした提案募集を夏頃から行うとの方針を公表されたとお聞きをしております。

そこで現在、進捗状況と今後の進め方について、大阪都市計画局長にお聞きをいたします。


都市計画局長夢洲第二期区域につきましては、万博の理念を継承したまちづくりを基本に、大規模なエンターテインメント・レクレーション機能の導入や最先端技術の活用などにより、IRを中心とした第一期区域と合わせまして、国際観光拠点の形成に向けた取り組みを進めているところでございます。

第二期区域の面積は約50ヘクタールに及ぶ大規模なものであり、段階的な開発となることが想定されますため、区域全体のマスタープランを策定の上、これに基づいた一体的なまちづくりを進めることが重要と認識しております。

現在、このマスタープラン策定に向けまして、民間事業者を対象とした提案を募集するため、具体的な条件の整理を進めているところでございます。

今後、本年夏頃からマスタープランに関する提案募集を開始し、その後、優秀な提案内容を踏まえ、今年度末には大阪府・大阪市としてマスタープランを策定することとしており、万博開催までに夢洲第二期区域のまちづくりの目指す姿をお示しできるよう取り組んでまいります。



山下議員:ありがとうございます。夢洲にマスタープランの案の募集は本年夏頃から実施をするという予定であり、現在、その公募条件の検討や整理を行っているという回答がございましたが、夢洲二期区域は重要だと、海外の手法も入れて、より一層、海外から大阪にこの観光に来ていただけるように願っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げこの質問は終わります。

 

 

(※誤字脱字はご容赦を。正確な情報は公開動画をご覧ください。)