22:05~

杉村委員維新の杉村幸太郎です。よろしくお願いいたします。私からは大阪関西万博にかかり、今回、陳情も複数件上がっておりますので、この件をさせていただきたいと思います。

 

子どもたちが事前の学習などを重ねて、やはりこの関西万博というものは、やはり普通に考えますと、生まれて人生過ごしていく中で、一度あるかないかのような大きな本当に出来事、イベントなんだと認識しておるところであります。そのやっぱり子どもたちの学習ということを考えたときに、実際に会場に訪れてやっぱり未来の社会について考えたり、他国文化を学ぶ素晴らしいきっかけになったりすること、それをまさしく経験を体感する、つまり体験ですよね。こういったことというのはなかなかある機会ではないと。やはり重ねて申しておきたいと思うんです。そういった中で、ぜひ積極的に万博に参加していただきたいと私は考えているところなんではありますが、大阪府教育庁が実施する日本国際博覧会児童生徒招待事業について、その目的と、まず、大阪市教育委員会として万博に学校単位で参加する意義をどのように考えているのか伺っておきたいと思います。

 

 

教育委員会事務局初等・中学校教育担当課長:お答えいたします。万博への参加につきましては、大阪の児童生徒が未来社会の革新的な技術やサービスを直接体験することによって、将来に向けた夢と希望を感じることができるようにするとともに、未来の大阪の持続的な発展の担い手の育成につなげることを事業目的としており、大阪府教育庁より家庭環境に関わらずできるだけ多くの児童生徒が来場できるよう、大阪府内各市町村の教育委員会に対して学校・学年等の単位で無料招待を受けていることから、この趣旨を踏まえ、参加に向けた準備を進めているところでございます。

 

また、他国を尊重し、国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し、未来を拓く主体性を育成するといった学習指導要領や大阪市教育振興基本計画の内容趣旨と合致するところでございまして、学校・学年単位で参加することは教育的意義のあるものと考えております。以上でございます。

 

 

杉村委員参加するにあたっては、各学校はこの5月中に大阪府教育庁が導入する意向調査に答えなければならないと伺っておるところであります。まさしくもう後数日程度ですよね。というところに差し掛かっているんですが、その意向調査というものはどういうものか、また各校に対してどのように説明しているのかをお伺いいたします。

 

 

教育委員会事務局初等・中学校教育担当課長:お答えいたします。今回の意向調査につきましては、府内全ての学校の意向を入場管理システムにおいて大阪府が一括して集約するものとなっております。この入場管理システムに、各校から万博参加の希望日や交通手段等を登録するものとなっており、登録された情報から調整が図られ、10月頃までに来場日時等が決定すると聞いております。各校に対しましては事業の趣旨を踏まえ、全学年を対象として5月末までに登録するよう依頼しております。以上でございます。

 

 

杉村委員調査内容については理解いたしましたが、教育委員会として、現時点で全ての学校学年が登録するように要請しているものであるのか。また、日程決定後やむを得ず欠席したり、学校として不参加となったりした場合の児童生徒に対する参加の取り扱いはどのように想定しているのか、お答えください。

 

 

教育委員会事務局初等・中学校教育担当課長:お答えいたします。参加できなかった児童生徒に対しては、入場管理システムで確認され、その後速やかに個別に参加が可能な一日券相当のものが配布されると聞いてはおりますが、各校に対しましては、今回の意向調査において、期限までに登録しておかなければ今後の参加に向けた調整が困難となることや、学校・学年単位での参加による意義が大きいことから、現時点では全学年の児童生徒の登録をするよう説明しております。以上でございます。

 

27:31~

 

杉村委員:ということであります。ということは今日時点では初めてのことなので、普通の遠足などでは、やっぱりね一年先のことであれば、その学校の各学校の先生方が下見に行かれたりとか、そこはいろんな安全面を配慮されてルートを通ったりとか、そういったことはなされるところなんでしょうが、万博ということに際してはそれはままならないのは致し方ないところかなとは思うんですが、やはりそういったシステムというのはちょっとでも早く登録してもらって、その先の差配をしておくというのは必要なことであろうかと再確認したところであります。

 

そしてね、やはり今回のこの陳情に書かれているところは、やはり皆さん安全面のところが一番ウェイトが重いのかなと思うところであるんですが、昨日の都市経済委員会の方で、相当その部分っていうのは、議論がなされたかなと思うところであります。今回のこの安全面のところを受けて、どういったものにじゃあ、今、教育こども委員会とか教育委員会は立っているかというと、やっぱり基本的には受け身ですよね、受け身。向こうのそのいろんな爆発であったこととか、確かに事実あったわけですから、ああいったことであるとか、まあ昨日聞いている限りは、もうそういったことも、対策もしますと。メタンガスが充満したという一定のその特殊な条件が重なったところで起こった、そこに火花が出てなったという話だったところですし、またその濃度のことであるとか、その換気機能をより充実させて、みたいな話があって、今後のこともきっちり対策をより強化していくというところで、今現在としては、それ以上やりようがないのかなというところで私は認識したところなんですが、例えばここからまた数ヶ月進むとか、ちょうど一年先にどこかの時点で、今現在では確かに全てのことを答え得ること、つまり行政で言うところの予断を与えるようなことっていうのは、どうしても答えれないとは思うんです。だから、ここに、教育委員会の方に安全のことを問うたところで、どの道まあ受け身の立場でそれを受けて、さてどうしようかということを考えないといけないんですが、ここから未来に進んでいったときに、数ヶ月先にもしも何かが起こったとしても、今のようなことを確認したのはなぜかといいますと、最悪予算主義ですので、最悪ですよ、こういったことは願ってはないですが、もしも何か不都合が生じてしまったという可能性を鑑みれば、他のことに変更するという余地も残しているということは、裏を返すとそういった答弁だったかと、そのように考えておるところであります。

 

それで、とはいえ、やっぱり冒頭から述べてきたように、この意義というのは非常に深いものだと思っていますので、ここでもう教育委員会の方に安全安心の配慮というところを、問うておきましょうか。やっぱり、そうですよね。という受け身ではあるとは思うんですが、会場の安全面の確認や交通機関利用の際のやっぱり確保というもの、それをやっぱり教育委員会としてはどのように受け止めて、これからどのようになしていくのか、それを問います。

 

 

教育委員会事務局初等・中学校教育担当課長:お答えいたします。児童生徒の安全な参加に向け、現時点で懸念する点があると認識しております。安全面の確認や確保につきましては、大阪府教育庁や関係機関に要望するとともに、情報収集を行っているところであり、今後新たな情報があれば、各校に情報提供してまいります。児童生徒が安心して万博に参加できるよう、引き続き関係機関と連携するとともに、安全面を確認しながら、この事業が有意義なものとなるよう取り組んでまいります。以上でございます。

 

 

杉村委員というような答弁になるので、なかなか主体性を持ってというところは、まあこの局にはないというところなので、仕方のないところだと思うんですが、ただね、やはり物事というのは何事も当然今回のこの陳情書を拝見させていただきますと、非常にやっぱり不安のお声があるというのは重々認識した上でなんですが、やはり我々の生きるこの地球上というのは、常にやっぱり危険というものはそれなりには存在してて、自然というものと共生している状況にあります。我々人類というものは。そういった中でね、例えばその法治国家の我が日本国においても、法律というのも必ずしも万能ではないということは、限界があるもの、自然法の発生から、それはモンテスキューもルソーもそれはもう唱えてるわけであります。こういったことがあるようにね。

 

つまり何が言いたいかと言いますとね。やはり程度問題ということは、あの、一歩外に出たらやはり何らかの危険は常にあって、ただそれをね、少しでも安全に近づけるようにする。その安全安心というのは、万博協会とかよりは当然に自治体の責務だと思うんですね。そういった時には、主体性を持って、今までのような、さっきね、連携するというお言葉はあったところなんですけど、その連携というのも、受動的に受けるのばかりではなく、能動的に今どういった状況にあるのかといったこととかを、大阪府の教育庁であるとか、当該の局、万博推進局などに、それはきっちり取った上で、これから取り組んでほしいと思います。

 

最後にね、ほら、故事成語で「杞憂」という言葉があるじゃないですか。周の昔、あの中国の周の時代に杞(き)という国があって、そこの人が憂いたという、天がいつか落ちてくるんじゃないのか、地面がひっくり返るんじゃないのかというような話がありましてね、やはり私の先ほど話したような話にありますようにね、外に出たら今でもやっぱり車が走ってて事故が起こる危険もある。ただ、そういったことをやっぱり少しでも低減して、お互い強制していけるように便利なものを使っていけるようにするために、法律があって、それを守りながら便利なものを使う。これはものの話で、自然というものはまた全然違う対象ではありますが、こういったメタンガスが発生する、であるならば、それはもうパイプを通して抜きながら、基本的には上昇して揮発しやすい、その中で充満して5%から15 %以上になると爆発する、火気によって引火する危険性があると。そういったことっていうのは、特定の条件下には起こり得るんでしょうが、あまりね必要以上にそれを考えすぎて突き詰めすぎると、やはりその「杞憂」という言葉を紹介したように、そういったことに終わってしまうという話もありますように、ただまあ程度問題でありますので、それを少しでも安全安心というものを担保できるように、それは最善の努力を尽くしていただきたいということは、私も思っているところです。

 

やっぱりその、どこまで行ってもね、この不安というのは消えないとは思うんですが、私が、今のところ私も子どもがいてますけど、この意義と、先ほどから言っているような意義と、まあこういったリスクっていうのは常に隣り合わせだと思ってまして。これをやはり天秤にかけて、どちらをやっぱり取るかということを考えると、まあ今回のね、このメタンガスの件は、昨日の委員会を見ている限りにおきますと、今日時点においては、今のところ問題ないのかな。この先もきっちりとやっていくということを言われておりましたので、それを信じてね、あのこれからもその意義に向かって、教育委員会としては、子どもたちの未来社会を考えたりとか、そういうものに触れ合ったりとかということに資するために、全力でこの開催に向かって注力していってほしいなと願っているところです。

 

私からは、本日はこの質疑の、まあまあ、ここでとどめたいと思います。ありがとうございました。

 

 

(※誤字脱字はご容赦を。正確な情報は公開動画をご覧ください。)