今回は、2023年2月6日(月) 松井一郎大阪市長 囲み会見の書き起こしを中心に綴ります。

・維新系が舞鶴市長に初当選 単独推薦の候補では大阪府外で初の市長に
・舞鶴市長選の維新単独推薦での勝利は、統一選の弾みになる?
・予備選?衆院選野党候補の一本化について
・「アップデートおおさか」の谷口氏、北野氏擁立について
・大阪ダブル選にむけて、維新の松井前代表は全国を回る?
・西宮、尼崎の市長選で負けて、今回、舞鶴で勝てたことの分析
・共産党が「党首公選制」要求の党員を除名処分したことについて

 

 

 

大阪市政の質問はゼロ。MBSの質問もありません。

 

  2023年2月6日(月) 松井一郎大阪市長 囲み会見全文

動画はコチラ

 

維新系が舞鶴市長に初当選 単独推薦の候補では大阪府外で初の市長に

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2023.2.6

維新系が舞鶴市長に初当選 単独推薦の候補では大阪府外で初の市長に:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

5:00~(2/6松井市長囲み会見https://youtu.be/iEyVAs3U9jA?t=300)

ABCテレビ:一つ、政務のことでお尋ねします。京都の舞鶴市長選で、新人の鴨田さんが維新推薦という形で当選されました。京都府内での維新系の首長誕生は初めてと言われています。受け止めをお願いしていいですか。

松井市長:候補者として京都維新のメンバーがよく頑張ったと。やはり政策において、投票率が前回と比べれば10%ぐらい上がっているのかな。だからやはり現状に満足していない、不満を持たれている方をやっぱり選挙に行っていただくことに成功したというか、関心を持っていただけたということだと思っています。だからこれからですよ。市長になってから議会側が大阪のように維新が議会の第一会派を形成しているわけでもないし、これからやっぱり議会とブレることなく、議会をしっかりと説明責任で説明をして、議案を通してもらう、それはもう大変だと思うけどね。4年の任期の中で公約を実現してもらいたいと思っています。

ABCテレビ:昨日の党大会で横山府議もおっしゃった首長戦略という、首長が実績を出すことで支持を広げていくという形があると思いますけど、これ今回の市長選も言ってみれば、そこから広げていくような何か期待というのは持ってらっしゃいますか?

松井市長:京都で単独推薦で勝てたと、やっぱり現状に不満を持たれている方多いと思います。ただ、大阪の場合はそれを公約を実現してきているというところで、市民、府民の皆さんの理解が広まっている。そのためにはやっぱり議案提案権を持つ組長というポジションは非常に価値ある、やっぱり存在感は大きいと思っています。やっぱり議会だけではね、まあ議会提案もできますけど、やはり予算編成権を持つというのは非常に大きな力だし、まさにそのことが公約実現に一番近道となるわけですから、これからも持続可能なの日本作っていこうと思うと、今の体制を変えていくというのは非常に重要だと思います。明治以降変わっていない、そういう体制のままで、人口減少、超高齢化社会、これ成り立つわけはもうないわけですから。今までの体制を変えるためには、体制を変える提案権のある首長というものが非常に重要なポジションだし、維新の首長になるとまず第一にやらなければならないのが、自分たちの身分を変えるところから。身を切る改革をやるところからです。そこは非常に個人にとっては厳しい対応になるけど、それはやっぱり次の世代、自分たちの子や孫のことを考えれば、そのぐらいのことは当たり前だと思うんで、そういうスピリッツを持った人が増えてほしいなと思います。

司会:他の質問は如何でしょうか。

 

維新は「明治以降変わっていない」体制を変えようとしているのですか!?

 

 

 

舞鶴市長選の維新単独推薦での勝利は、統一選の弾みになる?

8:34~(2/6松井市長囲み会見https://youtu.be/iEyVAs3U9jA?t=514)

朝日新聞:今の(舞鶴市の)市長選に関連してなんですけれども、今回のこの単独推薦での勝利というのが、統一地方選の弾みになるか、それとも今回の勝利は、維新の力というよりかは候補者の力のほうが大きいとか、いろいろ受け止めあると思うんですけれども、その辺り、統一選に向けてどうでしょうか。

松井市長:まあ両方でしょう。統一選は目の前に迫っていますし。それから候補者も頑張ったけれども、やっぱり京都維新の会のメンバーが草の根の活動をしてたと。両方だと思います。

朝日新聞:分かりました。ありがとうございます。

 

 

予備選?衆院選野党候補の一本化について

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2023.2.5

維新・松井氏、野党候補の一本化に前向き 次期衆院選見据え - 産経ニュース (sankei.com)

 

9:15~(2/6松井市長囲み会見https://youtu.be/iEyVAs3U9jA?t=555)

産経新聞:昨日の党大会の閉会の挨拶で、衆議院選の小選挙区での野党間での予備選をやってはどうかというご提案されていたかと思うんですが、馬場代表の方はそれをどのように受け止めてらっしゃいますか。

松井市長:産経新聞も見出しがちょっとおかしいけども、中身はね、一対一で戦う小選挙区においてはね、与党は一本化してくるわけだから、野党がやっぱり直接対決できる、そういう形を作らないと、戦い方としては不利ですよ。だから野党統一候補なんていうのは、これはもうセンスないし、これはもう有権者への裏切り、野合談合のそしりを受けますよ。そうじゃなくて、野党としての戦う人を選ぶ、その予備選をやって、維新の会がそこで勝てば一対一の勝負になるわけで、立憲や共産党から応援なんていりません。してもらおうとは思いません。ただ、与党と一対一で戦うね、そういう土俵を作るためには、そういう予備選は一つの手段なんじゃないの、というふうに思っているわけです。だから、立憲の、立憲とは今国会においては課題ごとに連携してますけど、やっぱりこの国政選挙において、外交・防衛・通貨政策、この辺りが憲法に対しての立ち位置、これが一致しない限り、そんなの同じ政策を掲げて戦えませんからね。でも、やっぱり与党が一本化してくる中で小選挙区戦おうと思うとね、やっぱり一対一の土俵を作るというのは重要だから。うん。だから今維新の会も、2021年の選挙である程度の議席を与えてもらったことで、自民党がちょっとピリッとしてきているじゃない。統一協会の被害者救済法でも、先延ばしされることなく、やっぱり物を決めていこうと思ったら、自民党を動かさないとだめなんで。そういう力を野党で、野党の維新の会に力を与えていただいたら、さらに、さっきも言ったけど、体制を変えていくことについてね、色々と自民党をピリッとさせられる力になると思うから、うん。で、馬場代表の方も分かってますよ、それは。これ、大阪もその代わり予備選で、うん。だから大阪を維新に譲れとか言ってるんじゃありません。なので、予備選で勝った、勝った政党が一対一の勝負に挑むと。そういう形が作れれば、より二大政党に近づいていけるんじゃないかなと思ってます。

産経新聞:それはもう各党の党員の中で予備選をおこなうというイメージで…。

松井市長:だから、これは選挙が近づかなければ、世論調査を使うとか。うん、事前活動にならないから。そういうふうなことができるんじゃないの?うん。だからやっぱり各党の党員なんて有権者のごくごく一部なんだから、維新も含めてね。だから、もうやっぱり毎週のようにメディアも世論調査をやっているわけだから、そのぐらいのことをやって、一般のどの党にも所属してない方々に、やっぱり与党対峙、対戦する相手を選んでもらうような仕組み作りをすればいいと思います。

 

・・・・・

 

 

「アップデートおおさか」の谷口氏、北野氏擁立について

2023.2.5

大阪ダブル選、谷口氏と北野氏が要請応じる 立候補要請の政治団体に - 産経ニュース (sankei.com)

 

13:16~(2/6大阪市長囲み会見https://youtu.be/iEyVAs3U9jA?t=796)

共同通信:大阪の市長選・知事選のダブル選挙を巡って、「アップデートおおさか」っている市民団体から、谷口さんと北野さんがそれぞれ出馬の意向を固められたということなんですけれども、その2人について、自民党と立憲民主党は支援を検討しているということなので、大体これでおおかた構図が固まったのかなと思っていますけれども、その構図をご覧になっての受け止めをお願いします。

松井市長:まあ、これまでと同じだと思っています。だって、僕も反維新とか非維新の団体とずっとそれ戦ってきたわけだから。維新対全政党の相乗りで戦ってきたわけでね。でも選挙というのは政策選択なので、どういう政策を掲げられるのというところが重要なのかなと思っています。

 

 

大阪ダブル選にむけて、維新の松井前代表は全国を回る?

14:15~(2/6松井市長囲み会見https://youtu.be/iEyVAs3U9jA?t=855)

読売テレビ:確認ですが、ネット会見でもちょっとご質問しましたが(?)、ダブル選の期間、まあその前も含めてですが、松井前代表としては大阪市内で横山候補予定者の応援というか、に専念される、それとも全国を回られる…。

松井市長:全国はもう回りません。大阪で府議会も定数減らしているしね。まあ、それはもう、もともと僕も府議会、知事やって、そういう大阪維新の会の仲間ですから。僕はもう全国は、まあどうしてもという要請があればね、2月中ならちょっと考えますけど、3月以降はもう大阪に集中したいと思っています。

読売テレビ:だから**大阪府内?***

松井市長:まあそういうことになりますね。府議会も今回も個々の定数を削減して、それは維新の現職にとっても非常に脅威の部分ありますよ。だから大阪府域を、でも割合から言うたらやっぱり、やっぱり僕が今市長なんでね。今やってる政策を継続してもらいたいし、まあ、公約に掲げたものは全てレールにはのってますけど、まだ完成までは行ってないわけで、それをやっぱり継続してもらえる、横山君に頑張ってもらいたいと思ってますから。そこはしっかり応援します。

読売テレビ:大阪にとどまって活動して**、そのアップデート側の方がなかなか手ごわい相手だなっていう認識をお持ちだからですか?

松井市長:誰であっても選挙は甘いものではありません。

読売テレビ:ちょっと話、戻るんですけども、京都の舞鶴市長選挙。舞鶴、京都5区ですが、自民党の現職はまあ非常に強い自民党の牙城です。そういう中にあって、維新が単独推薦で勝てた。自民党の牙城にちょっとまあ食い込むことができたっていうのはどういうふうに前代表として認識されていますか。

松井市長:だからもう、まずは、候補者本人がね、やっぱり死力を尽くしたことと、京都維新の会が草の根の活動をしてきた。そのことで、今まであまり関心を持っていただけなかった人たち、これ投票率見たら分かるよね。そういう人たちが政治に少しずつ関心、興味、関心を持っていただけたということだと思います。同様のことをこれからも続けていけば、やっぱり、従来、自民党を支持しているといっても、やっぱり自民党の今の政治での振る舞い等々を見ると、ちょっと違うんじゃないのって思われる方もいるわけですから、やっぱり関心を高めていくというのが非常に重要だと思います。

 

大阪の場合は、投票率を上げて「維新ちょっと違うんじゃないの?」という方々に投票してもらうことが重要だということですね。

 

 

西宮、尼崎の市長選で負けて、今回、舞鶴で勝てたことの分析

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17:23~(2/6松井市長囲み会見https://youtu.be/iEyVAs3U9jA?t=855)

関西テレビ:関連して、舞鶴の市長選挙なんですけれども、昨年行われました西宮市長選、尼崎市長選は、どちらも負けてしまっている中で、今回は候補者数が違うとか、いろんな条件が変わると思うんですけども、距離的にも近い西宮、尼崎で負けて、今回、舞鶴で勝てたという分析を、松井さん自身どういうふうにされてますか。

松井市長:やっぱり投票率が上がったというところと、地上戦の濃淡あったんじゃないか。それから今言うように、やっぱり、今回は一対一ではないというところが大きいと思います。だから西宮でも、一緒に行われた市議会補欠選挙ではトップ当選させてもらってるんですよね。だから、そういう従来関心持っていただいている方々には、この10年の維新の活動で、ある程度維新がやりたいこと、そしてやってきたことの理解は深まってるけども、やはりあまり関心がない方々へまだまだ届いていない。今回はやっぱり前回と比べて投票率が相当アップしたというのは非常に大きかったと思います。

司会:ほか如何でしょうか。

 

 

共産党が「党首公選制」要求の党員を除名処分したことについて

2023.2.6

共産党が「党首公選制」要求の松竹伸幸氏を除名処分に: 日本経済新聞 (nikkei.com)

2023.2.6

共産「松竹伸幸氏の除名処分について」全文 - 産経ニュース (sankei.com)

 

18:56~(2/6松井市長囲み会見https://youtu.be/iEyVAs3U9jA?t=1136)
読売テレビ:全然関係ない、他党の話になりますけど、共産党が、党首の公選制を求めたジャーナリストの党員の方を除名にする方向で調整していますと。まあ、他党のことですけども、(維新の)前代表としてどういうふうにそれを受け止めて…。

松井市長:まさにもう共産党のね、体質が見えたんじゃないの?彼らはよく我々(維新のことを)独裁だなんだいうけども、共産党のことを思ってね、党をやっぱり、まあ支持率低いわけだから、共産党。議員数も減っているわけだし。だから、問題提議をした人というのは、僕、共産党のことを考えて問題提議をされたのに、それが発言すれば除名というの、まさに本当にもう民主主義じゃないよねって、党が。もう言論の自由そのものを奪う政党だと。まあそういう政党だと思ってましたけど、うん。まあ、そういう体質なんだから。だから逆に言うとやっぱり、共産党というのは恐ろしいなというふうに思いました。

司会:ほかいかがでしょうか。なければ、じゃぁこれで。

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2023.2.6

「言論の自由奪うおそろしい政党」 維新・松井氏、共産を批判 - 産経ニュース (sankei.com)

 

あれ?市政の質問は?

 

次回は、2/7の松井市長会見を書き起こします。