今回は、2023年2月3日(金) 松井一郎大阪市長 囲み会見の書き起こしを中心に綴ります。

幹事社の太鼓持ち的な質問のあとは、MBSの取材情報の公開について再燃。

 

 

  2023年2月3日(金) 松井一郎大阪市長 囲み会見全文書き起こし

動画はコチラ

 

維新のタウンミーティングについて

5:22~(2/3 松井市長囲み会見 https://youtu.be/Ix_BlA2zPzM?t=322 )

ABC:まず、政務に関して一つ教えてください。今、大阪維新の会で、タウンミーティングが今月に入ってからもう連日設定されていると思います。

松井市長:ええ。

ABC:集中的に、これだけタウンミーティングをこの時期入れる、その狙いというのをちょっと教えていただけますでしょうか。

松井市長:もう、これはもう選挙前ですし、新人候補者が多数立候補するわけですから、維新の会がこれまでやってきたこと、そしてこれからの大阪をどうつくっていきたいかということを、丁寧に住民の皆さんに伝えていきたいということです。ただね、11年の選挙の時も、今以上にやったよ、僕は。10年から11年にかけては、僕と橋本さん、650か所タウンミーティング回りましたから。それと比べればね、まだまだ少ないんじゃないのと。そう思っているぐらいです。はい。

ABC:今回、特に大阪市議の方が、言ってみれば、エリアというよりも一人が一回持つような形のスケジュールを組んでいらっしゃると思うんですけども、やっぱり背景には過半数という目標があるのかなと思いますが、この過半数という数字の重さというのはどうご覧になっていますか。

松井市長:これはやっぱり日本って政党政治でやる中でね、政策を実行していく理事者としては知事や市長、行政側は議案を提案するが、決定してもらうのは議会ですからね。やはりスピード感を持って物事を進めていこうと思うと、どの政党であれね、やっぱり過半数というのは目指していくもんだというふうには僕は思ってます。

司会:ほか、質問いかがでしょうか。

 

こういう質問だけしていれば政治家の機嫌を損ねることもなく、記者として安泰に過ごせる?

 

 

MBSの取材内容の公開について

7:12~(2/3 松井市長囲み会見 https://www.youtube.com/watch?v=Ix_BlA2zPzM&t=432s )

 

松井市長:ない?じゃあちょっと。ある?じゃ、僕から。あのー、MBSさんはおるかな?昨日MBSさんから、まあ非常にこうなんというかな、まあ僕をあおるような形でね、いろいろお話がありまして、それでMBSさんのほうから各鑑定士の方々に取材した内容を、これを報道各社に公表すると、公開するということで、記者からもそれは了解した。それで皆さんで評価してくれという話でしたが、実際に会社のほうから資料の公開はやめてくれということでストップがかかりました。僕はここで何が言いたいかというと、知事・市長になってもう12年間、こうして記者の皆さんも、役所の施策についてきめ細やかに、やっぱりチェック機関として聞きたいこともあるから、これは時間無制限で12年間やってきました。そんな中でね、こちらとしても僕としても、皆さんは会社の代表として、ジャーナリストとして対応をしております。ですからやっぱり皆さんの一言一言というのは、社を代表してそれを言われているはずなんです。ここで約束したことはもうやっぱり実行してもらわないと、それが結局、口先でその一人が言っただけの話ではね、これはやっぱりこういう会見なり、立ちレクなり、ぶら下がりなり、これ成り立ちません。こういうやり取りにしても、やはりルールはあります。まずフェアであること。今回のことは、これは全くフェアではありません。ここで皆さんの目の前でそういう約束をしていったわけだから、で、フェアで、フェアではないし、そしてもう一つはマナーというものもあると思います。僕が皆さん方に大声を出して怒鳴り散らす?やったことないと思うんです。違うことは違うというけどね。だから、やはりこれお互い社会人としてのね、やっぱり何て言うかな。シンギ(?)に基づいた中で、こういう関係が成り立ってるんだから、やっぱり言いっぱなし、やりっぱなし、そして偏向的な印象操作。こういうのはやめましょうよ。でないと、これ紳士的なやり取りになりませんから。皆さんは昨日も言ったけど、すごい権力者なんだから。皆さんが報道することで、僕がSNSを通じて我々がやったところで、本当にね、見ていただくの、まあ、それ数10万がいいとこですよ。フォロワーの数から言ってもね、見てもらっても。皆さんはどれだけの、新聞は部数が発行されてて、そして視聴率1%で100万人が見る訳でしょ?こちら以上に情報発信能力があって、それだけの権力者なんだから、このような形で言ったことを守らない、それは自分の発言に責任を持たない、そしてフェアじゃない、それから、ルールを守らない。やっぱりマナーも逸脱する。こういうやり方は、ぜひやめてもらいたいと思います。

 

こうやって一方的に言いたい放題。権力者はどちらでしょうか?

1/4の会見、2/2の会見もご覧ください。文末に関連記事と一緒にリンクを載せています。

 

 

会社に後ろから撃たれる記者?

11:22~(2/3松井市長囲み会見 https://youtu.be/Ix_BlA2zPzM?t=682 )

毎日放送(昨日とは別の記者):すいません。毎日放送の**です。

松井市長:そのことについて?

毎日放送:そのことについてです。そのことです。はい。今おっしゃった部分なんですけれども、昨日の囲み会見、私も聞いてはいましたけれども、その中で市長が(市長側が?)公開しますというふうな発言をされたと思いますので、我々としては市側が責任を持って公開しますということなのかなというふうに、あのー

松井市長:うん、だからそれを了解してくれたんでしょう?

毎日放送:えーと、了解、えーと、ああ、あの、記者が、

松井市長:ええ、だからそこが、さっき言ったように、会社の代表として来てるんでしょう。そこで了解されたでしょ。で、それを止めたわけでしょ、今度会社から。

毎日放送:えーとー、今回止めた部分で言うと、MBS、弊社として責任をもって出してくださいという話だったので、こちらとしては市長が公開しますということで、大阪市が責任をもって出すということじゃないんですかという、そこのちょっとやりとりが、あの、

松井市長:じゃあ、これ責任持って出すということでいいんですね。我々が責任持って出す。そこはもう了承するんですね?

松井市長:昨日、我々はそういうつもりで、市長がお話しいただいているのかなということで、

松井市長:じゃあ責任持って、個人情報もしっかり守った上で、もう今日中にこれは提出しますよ、各社に。それでいいですね。

毎日放送:分かりました。はい。

松井市長:いいねんね。了解ね。

毎日放送:市側が責任をもって、

松井市長:うん。

毎日放送:鑑定業者との、我々が取材したやりとりというか質問と

松井市長:そう。

毎日放送:(質問と)回答(?)

松井市長:回答。

毎日放送:ということですね。

松井市長:それ、了解ですね。あの、文書で僕のところ来てるよ、出さないでくれっていうのが、会社から。

毎日放送:あれはでも、その時はMBSの責任でということで、お話聞いてた段階の…

松井市長:これ、いただいているのは、MBS側がそもそも取材した資料なので、市から記者クラブに配布すること、拒否となってます。それで、だから、さっき言ったとこだから。

毎日放送:はい。

松井市長:代表として、じゃあ今日中にも個人情報を排除しながら提出させてもらいますけど、それはそれでいいですね?

毎日放送:一度すいません、確認させていただいたうえで、**回答させていただきます。

松井市長:だから、だから、さっき言ったじゃない。会社を代表して来てくれてるんでしょ。それをこちらの責任にして、また出す、出さないはそちらですよって君は言うわけだから。

毎日放送:いや、責任にしてではなくて、そういう、ちょっとこちらが思ってたところとは違いがあったので、今この状態では出せないですよという。幹事社さん通して、昨日の間に出すっていう話ではあったんですけども、時間も遅い時間でしたので、その段階で我々としては、すぐに昨日中に出せるものではなかったですし、

松井市長:分かりました。では、こちらの責任で個人情報に配慮して提出、皆さんに提出させていただきますけど、それはそれでいいんですか。それは、まあ一度会社に確認して返事してくれるということですね。

毎日放送:かしこまりました。はい

松井市長:はい、わかりました。

 

 

MBSの取材情報が共有されるかどうかは保留

14:35~(2/3松井市長囲み会見 https://youtu.be/Ix_BlA2zPzM?t=875 )

記者:すいません。よろしいですか。

松井市長:うん。

記者:ちょっと、よく分からないんですけども、そもそも、どうしてMBSさんが取材した回答というか不動産鑑定会社とのやり取りを、市が紙をお持ちになられているのかっていうのは、

松井市長:MBSさんからいただいたんです。

記者:あ、なるほど。で、MBSさんとしては、それを勝手に市が撒くんであれば、それは止めようがないですよっていう話なんですか?

毎日放送:勝手に市が撒く…

記者:つまりその、まあ僕がこんな話する必要もないのかもしれないんですけど、市に、その資料をお渡しして、それを市が記者クラブにこれは公開しますって言って公開された場合は、それは止めようがないけれども、それをMBSが了解を取って、記者クラブに撒いたっていうのは、それはダメとか、そういう話なんですか?

毎日放送:えーっと、***、ちょっと取材相手のやり取りは私がしているわけではないので、

松井市長:だから、僕は勝手に出すのはこれはルールちょっと違うかなと思ったから、昨日記者に聞いたんで、いいって言うから出しますよ。だって、他社が取材したものを違うメディアに出すわけだから、やっぱり一応了解取らないとと思って聞いたわけで、じゃあ、そこでまたやめてくれっていう話が文書で来てるんでね、やり取りしてるんで。だから今そう言ったわけですから。

司会:ではまあ、MBSさんの了解があるのかどうかが、ちょっとその辺がはっきりしませんので、まあちょっとまた整理していただいて、

松井市長:はい。

司会:ということですね。ほか質問はありますでしょうか。なければ、これで終わります。

松井市長:はい。

 

MBSの記者と会社との行き違いはあるようですが、でも、そもそもの3社一致の怪について、各マスコミ共々に追及の手を緩めないでいただきたいと思います。

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1/4の会見

 

2/2の会見

 

 

次回は、2/2の吉村知事会見です。