今回は、2023年1月12日(木) 松井一郎大阪市長 囲み会見の書き起こしを中心に綴ります。

・中国が日本の新型コロナの水際対策に対抗してビザ発給を停止
・大阪市内の救急搬送困難事例が過去最多に
・自民党、立憲民主党の幹部が来週来阪
・空飛ぶクルマの離発着場はどこに?
・立憲・泉代表の「身を切る改革発言」

 

  2023年1月12日(木) 松井一郎大阪市長 囲み会見全文

動画はコチラ

 

会見の前に、このような放送が聞こえてきました。

 

4:25~
館内放送:(ピンポンンパンポーン♪)職員の皆さん、業務効率や市民サービスの向上のために、前例にとらわれることなく、これまで実施してきた方法を見直すなど、担当する業務について今一度掘り下げて考えましょう。職員一人一人が何をすべきか、何ができるか、自分自身で考え行動し、組織力アップにつなげましょう。(ピンポンンパンポーン♪)

司会:市長お願いします。

 

中国が日本の新型コロナの水際対策に対抗してビザ発給を停止

関連記事

2023.1.11

中国、日本でのビザ発給を一時停止 コロナ水際対策に対抗措置か | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

9:33~
産経新聞:市長としてお伺いします。中国が日本の新型コロナの水際対策に対抗しまして、ビザの発給を停止しています。このことについて受け止めをお願いします。

松井市長:その対抗措置というのがもともとセンスのない要は話で、日本が中国からの入国者に対して厳しい措置してるのは、中国がコロナに対してきちっと情報を出さないと。それから今、中国がゼロコロナ政策から転換することによって、もう間違いなく中国で陽性者が増えているわけなんです。そのじゃあ、中国のウイルスはどういう種類なのかいうところも、全くWHOも懐疑的に見ている部分があるから。そういうことで日本の感染症リスクをこれ以上広げるわけにいかないからね。それは厳しく入国は管理させていただくというのは当然ですよ。うん。で、それをもって、こちらからの中国への入国者をビザを発給しないなんていう。それこそ、国家として中国側が制裁的な入国を阻止するということ自体が大問題だと思うけど、当面の間、中国というのは今、ウイルスが蔓延してる状況ですから。逆に言うと、中国に行かない方が感染リスクを抑えられるので、中国へ入国を希望している方は、今の時期は逆に言うと中国に入国しないほうがリスクをヘッジできるので、そういう形でご理解をしてもらいたいと思っています。これで、また制裁的にこちらが入国を拒否するような新たなそういう規制を発動するのも大人げないんで、様子を見ておけばいいんじゃないかなと思います。

産経新聞:市の事業とか施策に与える影響というのはありますでしょうか。

松井市長:特にありません。

司会:ほか、ご質問いかがでしょうか。

 

大阪の救急搬送困難事例が過去最多に

参考記事

2023.1.12

搬送困難事案 大阪で過去最多…9日に351件:地域ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

11:55~
NHK:いわゆる市長としてお尋ねします。救急搬送の困難事例についてなんでけど、大阪府内でも一日当たりで過去最多になったという情報ですとか、あとこれちょっと確認中なんですけど、大阪市内でもこの日曜日までの一週間、一週間あたりの困難事例が過去最多なんじゃないかという、その受け止めをまずお願いします。

松井市長:これはもう年末年始でコロナの陽性者数も増えておりますんでね。どうしても資源にも限りがある中での対応となりますので、救急要請をされた方々が不安を持たれているというところは大変申し訳ないけれども、こちらとしても民間の救急車とか、そういうのを台数も増やしながら救急体制強化をしておりますので、ご理解いただきたいと思っています。ただ、まだまだコロナが感染拡大期を乗り越えたという状況にもありませんから、ぜひ、お一人、お一人感染対策というのはしっかり講じていただいて、特に高齢者の皆さん、並びに高齢者の皆さんと近い人たちは、ぜひとも感染しないように対応をお願いしたい。それからやっぱりワクチン接種もどうしても一回目やっぱり接種率高かったですけど、一回目、二回目、三回目と回数を追うごとに接種率が下がってきてますのでね。何とかワクチン接種のご検討をお願いしたいと思います。

NHK:今、お話がありました。民間の救急車の活用等、体制の強化というお話があったんですけども、これについて、市として体制の強化ですとか、新たな取り組みとか、可能な範囲で伺えますでしょうか。

松井市長:もう民間の方も、我々これまでも何度も交渉しながね、救急車の台数も増やしていただいて、時間帯も広げていただいてますのでね。これからも交渉は続けますけども、即時にそういう、さらに救急体制が強化できるというところまではなかなか難しいと。

NHK:わかりました。ありがとうございます。

司会:ほかいかがでしょうか。

 

自民党、立憲民主党の幹部が来週来阪

関連記事

2023.1.11

【独自】自民・茂木幹事長や立憲・岡田幹事長らが相次ぎ万博会場を視察する方向で調整(MBSニュース) - Yahoo!ニュース

 

さて、その目的は?

 

14:30~
時事通信:来週、自民党、立憲民主党の幹部の方が大阪の方に来られるという話聞いてますけれども、大阪市長としてアテンドされるご予定というのは。

松井市長:今、詳細はこれからまた詰めていきますと。野党、民主党の方は別としても、やっぱり与党幹事長が来ていただくというのは、これはやっぱり非常に万博を進める上で心強いと思ってますので、何らか対応を考えたいと思っています。

時事通信:視察の予定先というのは万博会場が中心ということで…

松井市長:そうですね。はい。

司会:如何でしょうか。

 

空飛ぶクルマの離発着場はどこに?

 

大阪関西万博の目玉ともされる「空飛ぶクルマ」。

関連記事

2023.1.12

USJ・大阪城・海遊館…候補は5カ所 大阪万博の「空飛ぶクルマ」:朝日新聞デジタル (asahi.com)

”離着陸場の候補地は、大阪市のUSJやJR大阪城公園駅の近接地のほか、同市の水族館「海遊館」近くの中央突堤▽関西空港神戸空港の5カ所。同市北区の中之島西端の中之島ゲートエリアや同府八尾市の八尾空港でも設置が検討されている。…万博の運営主体「日本国際博覧会協会」は今月末にも運航事業者を選定する予定。離着陸場の設置場所は事業者らと協議して最終決定し、事業者にそれぞれ割り当てられる見込みだ。”

 

吉村知事はこの記事を引用してツイートしていたのですが…。

2023.1.12

大阪・関西万博で実現させる。電動移動、垂直移動、自動運転。「空飛ぶクルマ」は空の移動革命になる。世界が先行するであろうが、遅れをとらず、大阪・関西万博で商業運航を実現させる。”

 

しかし、松井市長はまだ決まっていないと強調。(朝日新聞の記事にも、「離着陸場の設置場所は事業者らと協議して最終決定」とあります)

 

15:11~
日経新聞:空飛ぶクルマに関してなんですけども、一部報道で離着陸場が市内と***と五カ所なったということで、ユニバーサルスタジオジャパンでしたりとか、海遊館でしたとか、その辺り、方向性として把握、市長として把握されている…

松井市長:いや、これはまだ決まっておりません、うん。一部報道も、いろいろね観測記事も上げないとダメなんで、まだ決まっていない。今、事業者を公募しているところです

日経新聞:離着陸場については、どのくらいの期日をめどに、公表というか、検討されるおつもりでしょうか。

松井市長:まあ事業者の公募が、事業者が決定すれば、随時、場所を決定していきたいと思っています。

日経新聞:今は複数の候補地がある段階で、それを今、絞り込んでいる状況ということですか。それとも、幅広く公募しているという状況なんでしょうか。

松井市長:まあ様々な候補地はありますけども、まだどこに、どこでということを決定したわけでありません。

日経新聞:ありがとうごとあります

司会:ほか、いかがでしょうか。どうぞ。

 

そもそも、関空まで商業運航できるような「空飛ぶクルマ」の開発は間に合うのでしょうか。

2022.9.27

空飛ぶクルマ、新機種を発表 2人乗り、最高時速100キロ - ITmedia エグゼクティブ

"スカイドライブは、7年の大阪・関西万博の会場輸送で空飛ぶクルマを活用することを目指している。新機種は全長9.4メートルで最大搭乗人数2人、航続距離は5~10キロ、飛行時間は5~10分となっている。"

2023.1.8

「空飛ぶクルマ」米新興企業が実機、早くも激しい開発競争…飛行距離は400キロ(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

 

 

立憲・泉代表の「身を切る改革発言」

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立民・泉代表「身を切る改革で維新と連携」発言に強まる反発「裏切り行為」「本当に見損なった」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

 

16:19~
読民新聞:日本維新の顧問としてのご意見をお伺いしたいのですけれども、この間、週末に、立憲の泉代表がテレビ番組で通常国会での維新との連携に絡んで、少子化対策等をまず増税というんじゃなくて、国会議員の身を切る改革に取り組んでいくべきだというふうにおっしゃったんですけれども維新の理念ともいうべきところに言及があったわけですけれども、その辺についての受け止めというか、

松井市長:泉さん本当それ言って大丈夫なのかなと思いますね。じゃあ、泉さんとこは、まずこれは自公与党もやってるんだけど、まず、参議院議員の歳費7万7,000円、自主的カットね。これは参議院議員数を増やしたから、自民党が。だから、あの時、国会で賛成多数で実質的に7万7,000円カットしましょうって決まってるわけです。民主党がやってないんでね。立憲の皆さん。自分たち賛成したのに。まず、そこを自分たちが賛成した、たった7万7,000円やってないのに。いや、自民党も公明党もやってることをよ。そこからまずやらないと本当に口先三寸というか。いや、泉さん、それ言って大丈夫なのって僕は思いますね。それから、文書通信交通滞在費、例の経費の領収書公開の件も、これ維新はもう独自で自主的公開やってますんで。当たり前だけど、領収書を公開するのは。こんなの明日からでもできる話だから。ぜひ、僕は、泉さん言う限りはやってほしいなと思っています。やれるかどうかメディアの皆さん、しっかりチェックしてもらいたいなと思います。7万7,000円やってないんでね、自民党と公明党もやってるのにね、参議院。そこからでしょ立憲は。

司会:ほかいかがでしょうか。では、以上で終了します。ありがとうございました。

 

次回は、1/13の松井市長会見を書き起こします。