珍しく映画の話でも。(笑)
原題「TOM DOWD & THE LANGUAGE OF MUSIC」、転じて邦題「 いとしのレイラをミックスした男」!まぁこのほうが売れるでしょうからね。(笑)
トム・ダウドはご存知でしょうか。ご存知の方も多いと思いますが、20世紀屈指の名音楽プロデュサー&エンジニアです。アル・シュミットをして「この業界で成功できたのはトムから基礎を学んだからだ」と言わしめています。手がけたアーティストは枚挙にいとまがありません。
C・パーカー、L・ヤング、ジョン・コルトレーン、レイ・チャールズ、ブッカ―・T&MG's、オーティス・レディング、アレサ・フランクリン、クリーム、デレク&ドミノス、オールマン・ブラザーズ・バンド、レーナード・スキナード、ロッド・スチュワート、エリック・クラプトン等々
そしてこの映画はTom Dowdのドキュメンタリー映画です。
終始見逃せないシーンばかりですが、印象深いのはSunshine of Your Loveのイントロドラムパターンの誕生秘話。レコーディングがシックリいかないのでトム・ダウドのアイディアであのダウンビートが取り入れられたそうです。(good job !)
後半の見せ場は何と言っても「いとしのレイラ」のマザーテープを使ってミキシングを楽しそうに再現するシーン。貴重な映像です。
この作品、久しぶりに観ましたが改めてため息が出てしまいました。
音楽だけではなく映画を観る時も音は大切な要素ですね。中でも音楽関連の映画では♪