Dante Networkその4です。
本来プロ用途の規格であることは以前に書きましたが、ホームオーディオとしてどんなことが出来るか、どんな制限があるかについて書いてみます。
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どんなことが出来るか
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LANケーブルに繋がったDante対応機器はMac/WinのDDC/DACとして使えます。
Macは長いこと使ってないので書けませんが、Windowsならポピュラーなfoobar2000やJRiver等もASIO/WASAPIで使えます。と言うか、パソコンで鳴らせる音は大抵扱えるはずです。※JPLAYは、ある意味特殊なことしてるので無理かも。
私の場合、音楽ストリーミング配信サービスやNetfrix等は欠かせませんが、iTunesやWebブラウザで再生するコンテンツもDirect Soundで鳴らせます。
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どんな制約があるか
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制約についても以前に書きましたが、個人的にはほぼ制約になりません。
上限24bit/192kHzです。
DSD非対応です。必要ならリニアPCM変換すれば良いし。
単一の周波数クロックでの動作が前提(適宜変更は可)になります。ハイレゾを試してわかったのですが、個人的には圧倒的コンテンツ数の44.1kHzか、その倍の88.2kHzで良いかな。
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SRC(サンプリングレートコンバーター)はほぼ必須
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制約で書いたように設定したサンプリン周波数以外のコンテンツは、予めサンプリング周波数変換する必要があります。
変換してファイルとして書き出す方法や、リアルタイム変換する方法が考えられますが、私はリアルタイム変換しています。
foobar2000ならコンポーネントにSOXなどの優秀なSRCがありますし、JRiverなら初めから機能として付いてます。(お薦めのSRCを知ってる方は教えてください)
Virtual Audio Cableという仮想オーディオデバイスソフトもリアルタイムでサンプリン周波数変換するのですが、変換精度が好ましくなく例えば44.1kHzをそれ以上に変換すると、22kHz以上の本来存在しない音が漏れなく付いてきます。これは好みとも言えますが私は好みません。
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