今月半ばの夕方、ティナが突然、小刻みに震え出しました
震え出した原因は分かりませんが・・・明らかに元気が無く、すぐに病院に連れて行かなければならない状態
時間を見ると診療終了時間まであと20分・・・タクシーを呼んでギリギリ間に合うかどうかという時間。
とりあえず、かかりつけ医に電話で相談すると、診療時間を過ぎても来院して良いとのこと。
特別に時間外診療という形で見てもらえることになりました。
すぐにタクシー会社に電話したのですが、こんな時に限っていつも使っているタクシーが出払っており・・・
昔、一度だけ使ったことがあるタクシーのスタンプカードがあったので、「動物病院に連れて行きたいのですが、ワンちゃんOKですか?」と電話してみると、OKで、10分で到着するとのこと。
これなら病院の診療時間にギリギリ間に合いそうと思っていたら・・・
10分経ってもタクシーは来ず
渋滞していて少し遅れているのかな?と思って待ってみましたが、5分経っても来ないのでタクシー会社へ電話。
しかし、何度電話してもタクシー会社の人が電話に出てくれません
そうこうしている間にどんどん時間は過ぎ、「早く病院に連れて行ってあげたいのに!」と焦りと不安が募ります
かかりつけ医に再び電話をし、事情を話すと、時間は気にせず安全に来院して下さいと仰って下さいました。
とにかく、タクシーをなんとかせねば!
やっとタクシー会社に電話がつながり、「そちらにお電話してもう20分程経ちますが、まだタクシーが来ておらず、お電話したのですが・・・」
するとタクシーは我が家のすぐ近くの駅まで来ているとのこと。
徒歩3分で着く場所なので、すぐに着くだろうと外で待っているのですが、一向にタクシーは現れず・・・
いつも使っているタクシーなら、住所を登録してあるので電話をしたら、向こうから「○○町○丁目の○○さんですね!すぐに向かいます」と言ってくれて、家まで正確に来てくれるのに!
これ以上は待っていられない!地下鉄で隣町まで行こう!そこならタクシーが何台か待機している可能性が高い!と駅に向かって歩き出すと、我が家から50メートル離れた場所でタクシーがウロウロ。
我が家、すごく単純で分かりやすい場所なのですが、迷っていた様子でした
私の姿に気が付き、「遅れてすみません」と扉を開けてくれてのですが、その瞬間、強烈なたばこの臭いが!
病気のワンちゃんを病院に連れて行くと言っていたのに、何故、たばこ臭のすごいタクシー!?
しかも、さっきまで吸っていたとしか思えない強烈な臭い
特にティナは気管虚脱レベル4なので、たばこは避けたいのに!
でも、もう時間も余裕も無く・・・
「ティナ、ごめんね!病院まで我慢してね」とタクシーに乗り込みました。
病院の場所を伝えると、「○○町なら○○を通って行った方が良いですね!」とすぐに分かって下さったので安心しました。
これで無事に病院に向かえると思ったのですが・・・
これが地獄の始まりとは、私もティナも露知らず・・・
ドライバーさんはかなりのご高齢。
高齢ドライバーによる事故がニュースで取り上げられることが増えた昨今。
ご年配のドライバーさんでも丁寧に安全な運転をされる方もいらっしゃいますし、年齢関係無く運転は気を付けなければならないと思うのですが、今回ばかりは高齢ドライバーさんに恐怖を感じ、死ぬかと思いました
最初は単純な直線なので順調だったのですが、赤信号で止まる際に前の車にかなり接近しているのになかなかブレーキを踏まず、アシスト機能が働き、車内の警報が鳴って初めて気が付き、慌ててブレーキを踏む危険な運転
あと少し止まるのが遅かったら確実にぶつかっていました
ティナも警報音にビックリ!
ただでさえ、たばこの臭いで苦しそうにしているのに、恐怖で呼吸がだんだん荒くなってきました
これはまだ序の口。
「次の信号で右へ曲がって下さい」と伝え、ドライバーさんも「右ですね」と言ったのに、左に曲がり、「右はこっちですよ!」と言うと、慌てて方向転換。
他の車にぶつからないか冷や冷やする場面が何度かありました
あともう少しで病院に着くという場所まで来たのですが・・・
「この先渋滞しているので、あちらの道に入ってショートカットしますね!」と言われ、いつも使っているタクシーも同じショートカットを使うのでOKしたら、途中、対向車を避けて別の道へ。
あれ?この道は知らないぞと思い、「知らない道なんですけれど、今、何処ですか?」というと「××町で△△町に向かっていますよ」
えっ!?全然違う!!
っていうか、どんどん病院から離れて行っている!
しかも、ドライバーさん、本来の行き先も忘れているっ!!
「病院は○○町ですよ!」
タクシードライバーさん、「えっ?○○町?私、この辺り、不慣れでして・・・」と言い訳。
なら何故ショートカットしようとした!
(そもそも出発時点では場所が分かっていて、このルートで行けば良いですねって言っていたじゃん!)
ここまでくるとドライバーさんには失礼ですが、ご年配が故のものなのか?、それとも意図的で悪質なのか?どちらなのか分かりませんが、今まで以上に身の危険を感じ、一刻も早くタクシーを下車しなければ!と思いました。
カーナビは無いんですか?と言うと、「あります」と。
不慣れなら、何故、最初からナビを使わない!
プロ意識からなのでしょうが、タクシードライバーさんって、何でカーナビを使わないんでしょう・・・
病院の住所を入れてもらうと、ドライバーさん、「あれ?住所が出ませんね」
はぁ!?どれだけ古いカーナビ使っているんだ・・・
病院は10年以上前からあるのに!
そんなだから我が家への到着も遅れたのだと思いました。
タクシーとして、あり得ないことばかり
とりあえず表示される住所の中から病院に近い場所を入れてもらい、ナビ通りに進んで行くと、やっと病院が見えてきました。
本来なら10分で着く場所に、30分かかりました
タクシーが家の近くに到着するまでのロスタイム約30分と病院に着くまでの約30分。
合計約1時間!あり得ません!
しかも、ちゃっかりしたドライバーさんで、しっかり料金取られました
腹立たしいですが、ティナはこんなに苦しんでいるのに、クレームを言う時間が勿体ない!!
早く診察してもらわねば!!
もしこれが呼吸器などの発作や誤嚥なら確実に助かっていません!
タクシードライバーさんはさらに、悪びれた様子もなくこう言いました。
「帰りのタクシーが必要でしょう。終わるまで待っていますよ」
「検査など時間がどのくらいかかるか分かりませんので、ご迷惑をお掛けしますから大丈夫です」と丁寧にお断りしましたが、内心「利用するのは二度と御免です!」と叫んでいました
最悪なタクシーに当たったせいで、ティナに苦しく辛い時間を過ごさせてしまった上に、かかりつけの病院にも大変ご迷惑をお掛けしてしまいました
診療時間をかなり過ぎているにも関わらず、丁寧にティナの状態を診て下さり、お腹あたりを触ると痛がる反応があり、エコーで見ると尿結石は無く、胃腸の動きが悪いので、お腹の痛みから震えていた可能性が高いとのこと
今の状態だと飲み薬は飲めないだろうから、胃腸の動きを整える注射と、タクシーの中で呼吸が荒くなったので呼吸器への影響を考えて鎮静作用もある痛み止めの注射もしてくれました。
さらにタクシー(我が家がいつも利用しているタクシー会社)も呼んで下さいました。
いつも利用しているタクシー会社は、ペット専用の車とドライバーさんを手配してくれます。
なので、たばこ臭がしたことは一度も無く、ドライバーさんもペットを飼っている方、或いは飼っていた方ばかりなので、ペット愛と気遣いがとても素晴らしい方ばかり
「ワンちゃんの体調、大丈夫ですか?」と話しかけて下さったのをきっかけに、行きがけの出来事を話すと「タクシーとして、あり得ないですね!」と、我が子の様にティナの体調を心配し、気遣ってくれました
帰りはスムーズに10分もかからずに帰宅できました。
帰宅してすぐ、かかりつけの病院から電話があり、ティナの呼吸は大丈夫か等、心配して電話をして下さいました。
先生やスタッフの方に心から感謝しました
行きがけの最悪なタクシーから受けた影響は、これで終わりませんでした
病院で診てもらって、注射もしてもらっているので一安心と思っていたのですが・・・その日の夜、ティナの呼吸が怪しくなってきました。
夫が仕事から帰宅したので、夜間動物病院に症状を伝え、診てもらうことになりました。
到着するとすぐに病室に連れて行って色々検査をして下さり、ステロイドの注射と点滴、ネブライザーをしてくれました。
診療記録をいただき、再び、翌朝、かかりつけの病院へ
今度はタクシーを使わず、夫に病院まで連れて行ってもらいました。
やはり前日のタクシーの影響で呼吸器が炎症しているとのこと。
しばらく安静に過ごすことになりました。
25日もまだ炎症が残っていたので、ネブライザーをしてきました。
本来ならお腹の治療だけで良く、お腹の状態は短期間で治ったので、ティナは数日で元気になっていたはずなのですが、呼吸器の炎症という悪質なタクシーから受けた副産物のせいでティナは2週間苦しみました
やっと今日、ティナの体調が戻りました!
たまたま当たったタクシーが悪かったわけですが、タクシーはお客様を安全に安心して目的地まで運ぶお仕事
ドライバーが安全に運転できているか、運転の能力に問題は無いかなど、その適性について今一度きちんと適性診断して欲しいと思いました。
特に今回のご高齢のタクシードライバーさんは、赤信号で止まっている前の車にぶつかりそうになっているのに警報が鳴るまで止まらなかったり、ほんの数秒前に言われた方角を忘れたり、間違えたり、自分が何処に向かっているのか分からなくなったり、自分が忘れていること自体に気が付いていなかったり・・・無意識だからこそ怖いと思いました。
こうして改めて思い出しても、私もティナも命があって本当に良かった!と心から思います。
タクシーにペットを乗せていただけるだけでも有難い事なのですが、特に動物病院へ向かうペットは病気で一刻も早く病院へ向かいたい状態なので、体調に配慮した運転をしてもらいたいと思いました。
ティナにとってタクシーでの出来事は災難でしたが、とにかく元気になって良かったです。
ティナ、ごめんね!よく頑張ったね!ありがとう!
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※いつも記事をPCで作成しているので、スマホで見ると写真や文字の配置が崩れて読みにくくなっているかもしれません。すみませんm(_ _)m