今回は同意書に書いてある病名は
裂孔原性網膜剥離

手術名は硝子体手術
でした。


あれ?診察では穴が確認できないって言われてたけど…ニコ


ちなみにこれは同意書に書かれていた内容で、同意書は外来に行った時にもらってるので外来の診察の時に付いた病名と手術名でした。

後から気付いた事だけど…あれれ…?





いよいよ手術です。


前回と同じ流れ。
大丈夫!私は2回目だからどんなことをするか知ってる。
この前も大丈夫だったんだから今回も大丈夫ニコ


と、自分に言い聞かせていました



手術室に入ると教授とD先生、E先生がいるのが確認できました。


前回と同じ流れで準備が進み、前回と同じタイミングで麻酔をしますと言われました。

が!!
ここから地獄が始まりました。


前回は痛いけど全然我慢ができる痛さだったので今回も大丈夫!と思っていました。

下まぶたに針が刺さると

いったーーーーー!!!ガーンガーンガーン

思わず声が出ました。

前回も針が奥に入って行くのがわかったけど今回は前回の10倍は痛みがあり、針が奥に入っていくのがリアルにわかります。

えっ?
えっ?
なんでこんなに痛いとガーン


前回の痛みとは比べものにならない痛みに動揺しました。


でもでも麻酔が効けば大丈夫ガーン
麻酔はみんな痛いって言うし、前回が痛みを感じなさすぎただけよ!

と思う事にしましたが、そんな思いはすぐに無くなりました。


それから眼に三本の針?を刺すけどそれも痛い。

しかしここからが本当の地獄でした。

眼の中は前回同様器具が入っているのがわかります。見える時と見えない時があるけど。

機械のブゥーンという音がすると眼の中がぐるぐる回りだしますが、それに合わせて眼にひどい鈍痛が…。

いだーいえーんえーんえーん

そして、1番痛かったのが眼の中に先が二股に分かれている器具で眼の中の膜の様なものを剥がしたり、撫でたりする時です。
その時がほんっとーに歯を思いっきり喰いしばらないと耐えられないです。

それが何回も繰り返されます。
その度に歯を喰いしばるけど

いだーーーえーんえーんえーん

と、声がでます。
繰り返す間に少し痛みが無い時間、意識が無くなりそうになります。

掛けられているブランケットの中は汗だくで、体中に汗が流れているのがわかります。
息もしにくいくらいに痛いです。
手を握りしめて必死に堪えました。


途中本当にもう無理だ、と思って

「先生、もうやめてくださいえーん

って何度も言おうと思いました。

先生の手を振り払いたい、とも思いました。


痛みのあまり意識が朦朧として、先生に何か話しかけられた時

「はい」

と、返事をするところが声がでなくて

うなづいてしましたガーン

硝子体手術は絶対に顔を動かしてはいけません。
眼をキョロキョロさせることすらだめなのにうなづいてしまいました。

もちろん
「顔動かさないで!!びっくり
危ないよ!!」
と、注意というより怒られてしまいました。

でも本当にそんな判断ができなくなるほどの痛みで、先生の手が止まった時、痛みが少し和らぐ瞬間でその時に何度も意識を失いそうになりました。
というか、失っていた瞬間があったかもしれません。

手術の後半にはジュ、ジュ、という音が何度か聞こえました。たぶん穴の空いた網膜を焼いていたんだと思います。

最後にシリコンオイルを入れる時も痛みがありました。


手術は果てしなく長く感じましたが終わってみるとあっという間だったような、時間の感覚はなくなっていました。



「終わりました。お疲れ様でした。」

と、教授に言われやっと解放されると思った時

「やっぱり、シリコンスポンジは巻いた方がいいかも。次だね。」

というような話が聞こえました。

意識が朦朧ではっきりは覚えていないけど。
とりあえず今回はシリコンオイルを入れて終わりました。

顔に掛かっている布を外すと手術室の看護師さんが慌てだしました。
声かけに対してはっきりと返答できない、顔色、唇の色が悪く体中汗まみれで急変すると思ったようです。

一旦外した血圧計や心電図、指の酸素を測る機械をまた付け直されました。

教授はもう手術室からでていたようでしたが、その時初めてB先生の声が聞こえて手術室にいたことがわかりました。

意識がある事を確認すると、看護師さんから
「吐き気がありますか?起き上がれますか?車椅子じゃ危ないかも。ストレッチャーにしましょうか。」
と言われました。

その頃にやっと我に返り

「痛い。吐きそうです。車椅子で大丈夫です。」

と、返答しました。

付けていた物を再び外され、先生と看護師さんに両脇を支えられてゆっくりと起き上がり手術台から降り車椅子に乗ると少しずつ正気に戻ってきました。

吐き気どめを点滴のルートから入れられるとやっぱり漏れていたようで腕に激痛が走り
「いたーーガーン
と声がでました。

針が入ってる部分は少し膨らんだけどすぐに戻りそのままにされました。


吐き気があるため袋を渡されたけどその袋が透明でびっくりしました。吐いても丸見えやん!と思いました。


それから手術室の看護師さんと病棟の看護師さんの申し送りがあり、車椅子で病棟に戻りました。