本を書こうと思った理由は、長く現場に立ち続ける中で、

「正しさ」だけでは人も社会も動かないことを何度も体現し土木の現場でも、組織でも、人間関係でも、正論だけをぶつけるほど、現場は壊れていく。

では、人は何によって共に進めるのか。

その問いを考え続ける中で、浮かんできた思想が「安寧」だった。

安寧とは、単なる平和でも安心でもない。互いが存在を許し合いながら、無理なく続いていく状態のことであり、泰然自若な中空思考であること見出した。

この本は答えを書いたものではない。むしろ、示唆するのみだ。

AIとの対話、現場での経験、人生の迷い。それらを行き来しながら、

「これからの社会はどこへ向かうのか」を中空思考で考えた。

もし同じように、言葉にならない違和感を感じている人がいるなら、どこか一節でも届けば嬉しい。

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