11月16日ブログでご紹介した、びわ湖 湖周道路沿いの
‘磯崎’に有る、万葉歌碑とびわ湖夫婦岩をご紹介しました。
今回はその続きで、‘磯崎’から車で3分ほどの右手に、
筑摩神社在り、この神社で毎年‘日本の三大奇祭が有り
その名を「鍋冠祭」1200年前からの伝統が有ると言われ
何が奇祭かと言うと、「氏子の女性が褥を重ねた男性の数
だけ鍋を冠り神輿に従う」という祭りであったが、江戸時代
それを守らず鍋の数を減らして頭に載せ行列に参加した
ところ、神罰が当たり鍋がわれて落ち、笑い者になり境内
の池に飛び込み自害、これを知った藩主井伊家の殿様が
不幸な者を見せしめにするような祭りは神の心ではない」と
中止させたのだが、村人達は伝統の祭りが絶えるのは寂し
いと願い出て、その後神輿に従うのは数え年八つの幼女に
することで許しが出、現在に至っているお祭りだそうだ。
毎年 5月3日に催されます。機会が有れば是非ご覧あれ。
このお祭り『伊勢物語』にも登場第120段に歌われている。
「近江なる 筑摩の祭 とくせなむ
つれなき人の 鍋の数見む」
翻訳
俺に見向きもしない癖に誰かといい関係?筑摩の祭りを
早ようして欲しいわ、俺に冷たい人の鍋の数見たいものや
欄丸日記より
欄太郎