猫風邪注意報 | 新潟市の動物病院~オーミンのブログ~

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1月中旬からの大雪がやっと落ち着いたと思ったら

あっという間に2月も終わっていましたアセアセ

 

さて、2月は猫風邪のニャンさんが多かったです

 

症状は鼻水、くしゃみ、涙目、よだれ、食欲不振など

 

猫風邪は通称で

正式にはウイルス性鼻気管炎だったりカリシウイルス感染症というウイルス感染です

 

これらは猫のワクチンで予防できる病気です

 

飼い主さんにわかりやすくお話するのに

「人のインフルエンザと似ています。ワクチン接種で完全予防はできませんが症状が軽く済みます」

「多頭飼いの場合は猫同志うつってしまうの隔離してください」

「あっ、でも人には感染しませんし、人の風邪も猫にはうつりませんウインク

「経験上1番目のニャンさんより、うつされた2番目のニャンさんの方が症状重いのでお気をつけください」

 

2匹飼っているうちの若いニャンが風邪症状で来院しました

しばらくすると同じおうちの高齢ニャンも来院しました、うつってしまったようです

はじめの若いニャンは回復し元気になりましたが

高齢ニャンは日に日に弱ってしまい数日後亡くなりました

ワクチン歴は子猫の時のみ、外にも行くニャンさんでした

 

別のお家の例

ワクチン歴不明、完全室内飼い

4歳のニャンが風邪症状で点滴に通っていました

回復すると入れ替わりに、14歳の猫も同じ症状になりました

同様に点滴に通っていただき回復しました

その数か月後にワクチン接種を行い、それ以降新入りニャンにもすべてワクチン接種を行い

当時14歳のニャンは19歳まで毎年接種を受け大きな病気をすることなく旅立ちました

当時4歳だったニャンは今年春で15歳になりますが元気にしています

 

上記のように完全室内飼いでも

猫好きな方は外猫さんや他のおうちの猫さんを触ることも多いのでうつしてしまう可能性があります

 

ご自宅のニャンのワクチン歴を確認していただき

前回から1年以上経っているニャンにはぜひ予防してあげてください