猫の口内炎 | 新潟市の動物病院~オーミンのブログ~

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昨日5月14日は私の猫の命日でした

長年の口内炎→眼窩腫瘍を起こし旅立ちました(14歳)

5歳くらいから口臭があり

年に一度の歯石除去と口内炎の炎症部分にレーザー照射したり

臼歯抜歯までしましたが改善できず最後は安楽死まで考えましたが

結局痛いながらも強制給仕や点滴など頑張ってくれて天寿を全うしましたしょぼん


私も当時は色々調べて、内服やサプリを購入したり

レーザーを購入したりと必死でした

でもそのおかげで色々な治療法やサプリなどを試し勉強できました


その後患者さんの口内炎猫にも試してきた薬などを提案しましたが

個体差があることに気が付きました


取り入れた治療法、サプリをご紹介します


1.抗生剤(内服または注射、14日持続する注射もあります)

2.抗炎症・鎮痛剤(注射と内服)

3.ステロイド剤(注射と内服)

4.レーザー照射(外来で皮膚の上から、または麻酔かけて患部に直接)

5.インターキャット(注射・内服)

6.食事療法(アレルギー除去食)

7.抜歯(臼歯のみまたは全抜歯)

8.ホモトキシコロジー(注射・内服)

9.漢方薬(熊笹エキス+漢方薬内服)

10.ティートリー配合オイル内服

11.メディカルアロマ塗布

12.アロエベラジュース内服

13.コロイダルシルバー内服(銀が殺菌・抗炎症効果がある)

14.各種サプリメント(初乳・酵母菌・プロポリス・・・)


うちの猫には8番ホモトキシコロジー以外すべて取り入れました

(その当時は知らなかったので)


合う合わない、副作用も多く

5番は注射した夜、発熱と異常興奮

3番ステロイド持続注射は多飲多尿


実はうちの猫に与える前に内服薬はすべて味見しましたが

9番の熊笹エキス単独はまだしも漢方を混ぜると叫び

プロポリスも私は飲めたものではなかったですガーン


少し効果があって続いていたのが

10番と12番


最後は腫瘍もでき食欲低下していたので

抗腫瘍効果と副作用の食欲増進効果を期待して

3番ステロイド内服をa/d缶に混ぜて強制給仕していました


現在治療維持中の猫さんでは

1番2番の組み合わせが多く

+サプリやホモトキ追加や抜歯して落ち着いた猫さんもいます


レーザーは口が白い猫で、数分じっとしていないとできませんし

内服も口痛い上に美味しくないのを飲まされるので

アロエベラ飲めなかった猫さんもいますし

アロマはとてもじゃないけど無理でしたとも言われました


完治が難しく長年付き合っていかなければいけない病気なので

飼い主さんも猫さんもストレス最小限で

少しでも効果があるものが見つかればいいなと思います