外猫を増やさないために | 新潟市の動物病院~オーミンのブログ~

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病院内での出来事や新潟の情報などを
気まぐれにupします

新潟では「地域猫」という言葉が定着していないので

飼い主のいない外猫に

猫好きなAさんが「かわいそう」と餌を与え始めると・・・

そこに来ればご飯があると猫も思いますので

どんどん集まってきます


シーズンになれば交配して子猫が生まれさらに増えます


ネズミ算ならぬ猫算

1ペアの猫夫婦から・・・

1回6匹生まれるとして(半分がメスとして)

生後半年から年2回出産できると考えると
1年で何匹になっているでしょう?


最初のお母さんが年2回産んで12匹

その子供が生後半年で6匹ずつ産んで18匹

単純計算で1年で子供と孫30匹の大所帯に叫び

こんなに面倒見きれないと子猫を捨てる→処分


前回のブログにあったゼロアクションを目指すには

増やさないようにすることも一つの方法です


こんな捕獲ケージがありますので

必要な方にはお貸ししています



触れない猫を捕まえてきていただいて

不妊手術をして元の場所に返す

その猫は1代限りの猫生を全うします


ただ、猫好きな方ばかりではないし

この活動にご理解いただけない方もいらっしゃるようで

猫が入ったケージごと盗まれてしまったことがありましたガーン


知らない人が見たら

「猫が捕まえられている、助けてあげよう」と

思ったのかもしれませんあせる

ケージの上にはこんな注意書きがあります



ご近所にも声をかけ

このケージをセットしたら猫が入るまで

近くで見守っていてほしいなと思います


使い方はケージをお貸しするときにご説明しますが



一番奥の赤い丸の部分に餌を置く

前に赤矢印のプレートで肉球を傷つけた猫がいるので

ここをタオルなどで覆いセットします

ケージも一部布や段ボールで覆うと良いと思います



猫がこのプレートを踏むと入口が閉まります

全体を布で覆いそのまま連れてきてください


触れない猫なので、この網の隙間から注射をして

麻酔が効いたところで手術をし

大きなケージに入れて麻酔から覚めるのを待ち

翌日捕獲した場所で放していただきます


新潟市では助成制度もありますので

各病院または動物愛護センターにお尋ねください電話