2010/06/01

思うに多分不器用なんです。
恐らく不器用であるのです。

諦めただけ。
逃げただけ。
「いつか壊れてしまうなら」なんて、悟ったように笑ってるだけ。
ただ、それだけなんです。

愛することも愛されることも知らないくせに、見様見真似の恋をして、何かに必死に縋り付く。
その結果がどう転ぼうとも、僕には関係ないのだけれど。

思うに彼女は多分不器用なんです。
恐らく不器用であるのです。



(――ああどうか、彼女が「幸せ」に気付きますように！)