本物ならば、官給品もしくは私物どちらも、入手困難な十手です。
私が十手を自作するきっかけになった十手で、最初に製作した十手は『 江戸の旋風の同心十手 』でした。
今回は、その十手では有ませんが、劇中プロップの同心十手についてです。
まず、製作した十手はこちらです。
これは木製です。
- 全長:糎
- 棒身は直径12㎜の木材で、アルミテープを貼り、先端は紙やすりをかけて丸く成形
- 太刀もぎ鈎は鉄製L字フック
- 握柄はHASEGAWA製の蒸着シール
- 紐付環はD環(※)で、ただ倒れるだけ
- 房紐は江戸打ち紐で自作
(※)ですが、これは『 劇中プロップ 』にするため、ただ倒れるだけの環にしています。
劇中プロップの『 近藤右門の同心十手 』はこちらです。
この十手だけではなく、劇中プロップ十手は、ほとんど『 ただ倒れるだけの紐付環 』です。
比較
- 上:本記事の自作十手
- 中:本歌を基に自作した十手
- 下:本歌の目明かし・番太の十手
例外として、『 鬼平犯科帳'69 』、『新鬼平犯科帳 』、『 鬼平犯科帳'75 』、『 伝七捕物帳(日テレNET両方)』に登場する十手は、本歌通り『 水平回転環 』が付けられています。
https://shumi-sonota-you.hatenablog.com/entry/2023/02/18/204430
https://shumi-sonota-you.hatenablog.com/entry/2023/01/27/041146
右門捕物帖は、やはり『 NET1974年版 』が一番好きです。
本格的な捕物時代劇を見たい方には、杉良太郎さんの捕物時代劇をオススメいたします。
右門捕物帖(NET1974年版)、同心暁蘭之介は、同心捕物時代劇の教科書の様な素晴らしい時代劇です。