11月17日(土)「石道寺の懸仏、約140年ぶりの里帰り」
【趣旨】
石道寺(しゃくどうじ)は長浜市木之本町石道(いしみち)に所在します。本尊の十一面観音像(平安時代作、重要文化財)は唇に薄紅を引いた姿が、井上靖の小説『星と祭』で有名になりました。本来は石道集落の東方山中にあって、己高山五ヶ寺の一つとして奈良時代から繁栄しましたが、今から約140年の明治維新期の「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」運動のなかで衰退し、いくつかの仏像等はかえりみられることなく処分されてしまったようです。
今回、里帰りがかなった懸仏(かけぼとけ)もそうした一つで、この時期に石道寺から流出したと推定されます。本来は壁などに懸けて礼拝されていましたが、円形であることから、一時は「漬物桶のフタ」として扱われた後、流転を経て、現在は長浜市長浜城歴史博館が所蔵しています。
ついては、このたび長浜城歴史博物館の後援を得て、1日だけ、この懸仏の石道寺への里帰りが約140年ぶりにかないましたので、下記のとおり、記念行事を実施します。みなさまのご参加をお待ちいたしております。
里帰り特別拝観
①日程
午後1時~午後1時30分
里帰り特別法要(有志)
午後1時30分~午後2時
記念講演会「石道寺の懸仏について」
講師:佐々木悦也氏(長浜城歴史博物館学芸員)
午後2時~午後4時
特別拝観(自由拝観) 、 随時解説(佐々木学芸員)
②会場:石道寺
会場に直接お越しください。
定員はありません。どなたでも参加できます。
③その他:拝観無料、事前参加申し込み不要
特別企画探訪会「紅葉の石道寺跡・高尾寺跡を訪ねて」
①日程
午前10時~午後3時30分頃
集合・解散 石道会館
℡:0749-82-4993(駐車場あり)
②行程
石道会館→神前神社→高尾寺跡(神前神社跡)→
石道寺跡(昼食)→石道寺(里帰り特別拝観ほか)→
鶏足寺(旧飯福寺)→石道茶屋→石道会館
※里帰り特別法要、特別拝観、記念講演会の
すべてに参加できます
③歩行距離:約7㎞(ただし山坂道)
④持ち物:弁当・水筒・ウォーキングできる服装など
⑤定員:先着25名
⑥参加費:500円
⑥ガイド:石道語り部および、
北村圭弘氏(滋賀県観光交流局併任 文化財保護課)
⑦その他:悪天候の場合は、午前中のコースを変更して実施します
事前申し込みが必要です。
下記へお申込みください。
【申し込み必要事項】 E-mail での申し込みを推奨します
①氏名(ふりがな)、②電話番号(携帯電話推奨)、③お住まいの市町名(県外は府県名)
【お申込み・お問い合わせ】
主催:長浜市木之本町石道自治会(自治会長 中村)
TEL:090-6917-6315
FAX:0749-82-3474
E-mail :avail_nakamura@gaia.eonet.ne.jp
後援:長浜市長浜城歴史博物館
協力:滋賀県教育委員会、滋賀県観光交流局
協力:長浜戦国大河ふるさと博 賤ヶ岳・木之本戦国博実行委員会