治ったはずの胃腸炎がぶり返し、一日中布団の中にいる生活を送っていました。

 

幸い、昨晩体を丸めてお腹の痛みが去るのを待っていたとは思えない程、

 

今朝は体調がよく、病院にいって帰宅してからは布団の中で本を読んでいました。

 

読んでいたのは、森博嗣さんのエッセイ集「つぶさにミルフィーユ」。

 

森さんが日々思ったこと100個について語るもので、彼の本は初めて手に取りました。

 

皮肉に笑ったり、ハッとさせられたり、たしかにと納得したり、ページを捲る手が

 

止まらない…。

 

中でも、「山あり谷ありというが、山も谷も片方だけでは存在しない」というテーマ、

 

「楽しさを育てよう」というテーマがお気に入りです。

 

前者はずっと悩んでいたことに対する思わぬ答えに、後者は読みながら震えました。

 

心にかかったモヤモヤを思わぬ角度から取り払ってくれる本に巡り合えて嬉しいです。

 

 

 

【最初は誰でも楽しさを知らない。ただ、噂に聞いたり、図鑑で見たくらいだろう。

 

自分で育ててみて、初めて本当の楽しさを味わうことができる。

 

一番大事なことは、楽しさの素晴らしさを信じること。それから、収穫した実を

 

人に見せびらかさないこと。ほかの人には、それは見えないのだから】

(「楽しさを育てよう」より抜粋)