感情が心を埋め尽くしたとき、私は散歩に出かけます。
受験勉強、就職試験、学校に行くのが怖い時など、不安で身動きが取れないときも、
試合に勝ったとき、合格した時、楽しみな用事ができた時など、嬉しいことが
あった時も、散歩に出かけます。
好きな音楽を聴きながら、考え事をしたりぼーっとしながらひたすら歩く。
長い時は2時間、家の周りを歩きます。
なるべく通ったことがない道を歩くようにしていますが、不安なときは大抵歩くコースは決まっています。
川が流れていて、遠くに山が見えるその道は、歩いていると自然と心が整理されていくのです。
今日もその道を歩きました。
たまに、足元が崩れていくような強い不安が心の中を占めることがあります。
「なんとかなる、今までもそうだったでしょう」と自分に何度も言い聞かせましたが、
日中は何にもすることができずに、外に出たのは夕方近くでした。
それでも穏やかな日差しを浴びて、冷たい風の中、歩きなれた道をゆっくり
進んでいくと、少しだけ冷静になることができました。
自分の物事の捉え方や考え方に嫌気がさすこともありますが、いきなり
ポジティブな考え方にシフトするのは難しい。
まずは、不安になったときには散歩に出かけ、ちょっとずつ元の状態に戻していこ
う。
少しずつ立ち直るスピードを上げていって、ちょっとずつ柔らかい考え方に
なれるように。