どうしてできたの?と聞いてみたい人がいます。
その人は、私の祖父です。
祖父は、先日剣道6段の試験に合格しました。合格率は20%~30%ほどのようです。
とっくに80歳を超えている祖父。
6段の試験からは、本州に行かなければ受けられないため、ここ4年ほど、
試験を受けに東京や京都に行く祖父を見ていました。
「今回もだめだったみたい」とこそっと祖母から教えてもらうのが恒例に。
それでも、祖父は毎日家で素振りをしたり、体育館まで練習しに行っていました。
周りも、反対こそはしなかったものの、また挑戦するのねといった雰囲気。
どうして、それでも、試験を受けることをやめなかったのだろう。
私が同じ立場なら、できただろうか。
合格発表に自分の番号がなかった時の落胆を何度も味わえるだろうか。
高いとは言えない合格率、周りの雰囲気に負けずにできただろうか。
自分の能力の限界に折れずに続けられただろうか。
すごい、と心から思います。
今度、お祝いを持って聞きにいってみよう。