先週、博物館明治村に行ってきました!
名鉄の株主優待券を使うと
大人2500円の入村チケットがなんと半額の1250円!
とってもお得です
明治村は、エリア内が1丁目~5丁目までの
5つの区画に分かれており
直営駐車場がある北口から入村すると
そこは5丁目になります。
まず目に入るのが帝国ホテル中央玄関
大正12年、関東大震災当日に竣工し、
昭和42年に解体が始まるまで
日本の代表的なホテルとして国内外のゲストを迎えた帝国ホテル。
その客室棟の中央玄関部分が明治村に移築保存されています。
玄関部分??
広すぎませんか?
威厳のあるどっしりとした玄関です!
中に入ってみると
玄関部分の玄関?に、
大きなクリスマスツリーがたくさん飾ってあって
華やかな雰囲気でした
そして、玄関部分の2階は
帝国ホテル喫茶室となっています。
せっかくなので、
中原中也のケーキセットを頂きました。
飲み物はブレンドコーヒーにしました。
紅茶ムースの層とベリーが絶妙にマッチして
とても美味しいケーキでした。
ところで、
明治村は9/4~12/15の期間で
アニメ『文豪ストレイドッグス』とのコラボ企画を実施していました。
『文豪ストレイドッグス』略して『文スト』は
太宰治や芥川龍之介といった文豪がキャラクター化されたアクション漫画で、
「中原中也のケーキセット」は
キャラクター化された中原中也にちなんだコラボグルメだそう。
コラボグルメの特典として、
キャラクターのオリジナルコースターがもらえました。
家に帰ってから調べてみると、
私たちがもらったコースターは
織田作之助と森鴎外のキャラクターだそうです
そう言えば、以前
太宰治『斜陽』の文庫本を購入したら
こんなカバーだったんですが
文ストでキャラクター化された太宰治だったんですね!
太宰治は主要キャラのようです
続いて、聖ザビエル天主堂へ。
16世紀に来日したフランシスコ・ザビエルを記念し
京都・河原町三条に建てられたカトリック教会堂で、
昭和42年に解体後
昭和48年に明治村に移築されたそうです。
中に入ってみると
ここにもクリスマスツリーが飾られていました。
窓のところだけでなく
クリスマスツリーもステンドグラスで
いかにも12月の教会という感じで美しかったです
3丁目エリアの入り口
北里研究所本館・医学館の前には
文ストのパネルが置いてありました。
明治村と文ストコラボ限定の謎解きゲームも実施されていて
園内では、たくさんの方が
熱心に謎解きに取り組んでいらっしゃいました。
謎解きゲームはやったことがありませんが
少し興味が湧きました
3丁目の坂を上っていくと
幸田露伴住宅「蝸牛庵」がありました。
こちらは東京都墨田区にあった住宅で
幸田露伴が借家住まいをしていた建物だそうです。
娘の幸田文が偉大な父をしのんで書いた
『父こんなこと』には父子の日常が綴られています。
向嶋蝸牛庵で、14歳の文が露伴に
掃除の稽古をつけてもらった時のことも書かれており
箒を使う掃除の厳しさにも驚きましたが
水の掃除の稽古が特に難儀そうで印象的でした。
この水道とバケツを見て、緊張が走りました
そのお隣には
西園寺公望別邸「坐漁荘」がありました。
明治の元老・西園寺公望の別邸として
静岡県興津に建てられた「坐漁荘」
元老の役割や御下問範囲拡張問題について
わかりやすく書かれたこの本に
当時の「坐漁荘」の白黒の写真が載っていたのですが、
移築されているので当然と言えば当然なのかもしれませんが
その写真とお庭までそっくりそのままで驚きました
1丁目エリアには
森鴎外・夏目漱石住宅がありました。
東京都文京区千駄木町にあったこの住宅は
明治23年に森鴎外が借家し1年余りを過ごした後、
明治36年から39年まで夏目漱石が住んだそう。
明治38年に発表された『吾輩は猫である』も
この住宅で書かれたようです。
ラストの場面の甕って置いてるのかな?と思って探してみましたが
さすがにありませんでした
漱石の書斎からはお庭が眺められます。
硯や筆や文鎮などがいくつもあって
当時の作家さんらしいお部屋ですね!
火鉢と鉄瓶もそれっぽいです
本もこんなにたくさん積みあがっています。
漱石は英文学者でもあるので外国の本も多いですね。
さて、お昼時になりました。
紅葉が美しい和食レストラン碧水亭でお食事を頂きました。
歴史的建築物が多く
館内でも寒いと感じる明治村の中で
このレストランはしっかりと暖房が効いていて
体を温めることができました
夫は「明治の牛鍋丼」
私は「食道楽のカレー」
『食道楽』のレシピを元に創作されたカレーだそう。
『食道楽』とは、明治36年から報知新聞で連載が始まった
元祖グルメ小説。
読みやすい現代語抄訳で文庫化された
こちらの本を読んでみました
食材について、台所について、調理器具について、
栄養学、衛生面まで情報満載!
手間と時間をたっぷりかけたレシピがほとんどで
私にはとても真似できそうにないのですが
情熱を感じる面白く読み応えのある本でした
食事の後は1丁目エリアを散策。
聖ヨハネ教会堂
明治40年に京都の河原町五条に建設された教会堂で、
2階が会堂、1階は日曜学校や幼稚園に使われていたそう。
昭和38年に解体され39年に明治村に移築されたそうです。
中に入ってみると
1階は10,000ピースのつみきで遊べる「つみきひろば」になっていて
お子様方が遊んでいらっしゃいました。
明治時代の建物の使われ方が踏襲されていて趣深いですね
靴を脱いで2階に上がってみると
オルガンがたくさん並べられていました。
どれも明治時代のものなのでしょうか
天井が独特な感じですね!
明るく開放的な雰囲気で素敵でした
その後は、三重県庁舎へ。
白壁の立派な建物は
明治12年に建築された三重県庁舎で
昭和39年に解体されて41年に明治村に移築されたそうです。
入ってみると、明治の時計がたくさん展示されていたり
「明治のくらしよろず体験」などもあって楽しかったです
紅葉の美しい時期に
歴史的建造物や重要文化財を見ながら
ゆっくりと散策できて良かったです
満足して家に帰って
郵便ポストを見てみると、
名鉄からの封筒が
なんだろう?と思って中を見てみると…
名古屋鉄道の創業130周年を記念して、
株主向けに「明治村ペア入村招待券」をプレゼント
えっ?
無料!?
入村料半額の株主優待券でとってもお得だったと思っていたのに…
1日待てば無料券で入村できたんですね…
見どこいっぱいの明治村なので、
機会があればまた訪れたいと思います