先日、東海道丸子宿に立ち寄る機会がありました。

丸子宿は「まりこ」と読み

鞠子宿という綴りもあるそうです。

 

『東海道中膝栗毛』では

「鞠子ヨリ岡部へ二里九丁」で、

弥次喜多が名物のとろろ汁を食べようとしますが

その店で夫婦喧嘩が始まってしまいます。

この場面が結構好きで、

丸子のとろろ汁を食べに行きたいなぁと思っていたんですニヤリ

 

丸子のとろろ汁で有名な丁子屋さんは11時開店。

10:30頃、丁子屋さんの第2駐車場に到着して

まずは辺りを散策します。

宿場町と言えば高札場。

桜が満開で美しい風景です桜

 

丸子宿はお江戸日本橋から数えて20番目の宿場町。

隣は江戸側が府中宿、京都側が岡部宿だそうです。

 

目の前の丸子川沿いには

『太平洋岸自転車道』という看板がありました。

千葉県の銚子から和歌山県の加太まで全長1,487kmの

サイクリングロードだそうです。

この道ずいぶん続くんですねびっくりマーク

自転車で走ったら気持ち良さそうですおねがい

 

そして、こちらが元祖丁子屋の建物。

立派な萱葺屋根の建物に

屋号「丁子屋」の提灯が掲げられ

のれんには「とろろ汁」の文字が。

丁子屋の創業は慶長元年(1596年)、

なんと豊臣秀吉が亡くなる2年前です!

初代・平吉さんが丁子屋ののれんを掲げてお茶屋を開業し、

420年以上の間この場所で営業されていて

現在の店主は14代目だそうですびっくり

 

そして、この建物の右側にも

複数の建物が内廊下で繋がっていて

建物の前には

「歌川広重・東海道五十三次之内 丸子 名物茶店」

の図版が掲げられています。

趣がありますね目


開店前ですが、入り口には受付の端末が置いていて

人数を入力して登録すると、

呼び出し番号とQRコードが印刷された紙が発行されました。

QRコードを読み込むと、順番待ちの人数が表示されます。

混雑している時でも便利ですね!

歴史を感じる建築物と、現代風の受付システム。

伝統と利便性の共存が嬉しいですね乙女のトキメキ

 

お店の敷地に

十返舎一九・東海道中膝栗毛の碑がありました。

そして、さらにその横には

お土産屋さんと綺麗なトイレもあり

待ち時間も安心ですニコニコ

 

いよいよ開店時刻になって

私たちが案内されたのは

『広重さんの部屋』

ここで靴を脱いで靴箱に入れて

広重さんの部屋に入ってみると

雰囲気のある広い素敵なお部屋ですおねがい

歌川広重の東海道五十三次が並べて展示されていて

お料理が運ばれてくるまでの間、

眺めて楽しみましたニコニコ

定食「丸子」(とろろ汁・麦めし・味噌汁・香物・薬味)は

とろろ汁も麦めしもたっぷり照れ

白味噌の優しい味でとても美味しいですラブラブ

あと単品で

「揚げとろ」

「岡部揚げ」

「焼津産黒はんぺんフライ」を注文し、夫とシェア。

写真の奥が岡部揚げですが、

山芋と豆腐を混ぜた揚げ物ということで

ふわふわ、モチモチで食感。

写真の左が揚げとろで

私は左奥の椎茸の入ったものを頂きましたが

なんとも上品で高級そうな素晴らしい味わいでした爆  笑

どれも美味しかったです乙女のトキメキ

 

お箸袋を開いてみると

とろろ一口ばなしが載っていました気づき

「お馬さんジェムの一口ばなし」を

印刷して、お箸袋にしてみようかなニヤリ