3歳出資馬のヴィルトブリーゼが
今日の中山4R・3歳未勝利(芝1800m)でデビューしました
早起きして中山競馬場へ
不安と期待が入り混じった気持ちで
いつものようにパドックの最前列で待っていると
古賀先生とスタッフさんに曳かれたヴィルトブリーゼが登場
ヴィルトブリーゼに会うのは
NF空港の牧場見学以来、約1年ぶり。
NF空港の厩舎長にずっと甘えていたヴィルトブリーゼが
落ち着いて堂々とパドックを歩いています
時折、観客の方をチラチラ見る余裕も。
そしてなぜか、この場所にくると
気になって仕方ないお花があるようです!
お顔を近づけるヴィルトブリーゼ。
パドックでお花を観賞する余裕も。
周りのお馬さんがうるさくしていても
おとなしく歩いていて優秀でした
止ま~れ~!の時には
パルメ姉さんが新馬戦の時に披露してくれた
パルメポーズとそっくり
なんだか懐かしい
ヴィルトブリーゼに出資できて良かったなと思いました。
本馬場入場の時間になったので
先に本馬場へ移動して200mハロン棒のあたりで待っていると
ヴィルトブリーゼが出てきました!
前を歩く3番のお馬さんについて普通に歩いていたのですが
スタッフさんが手綱を離すと…
なぜかスタッフさんを睨みつけてファイティングポーズ。
そして…
すごい勢いでこちらに向かって走ってきました
ヴィルトブリーゼ、そんなに走って大丈夫
レース後の古賀先生のコメントでは
ジョッキーとの事前の相談では、何か誘導馬を見つけてその馬にくっ付いていくという話をしていたのに、スッとキャンターにおろしたんです。
とありましたので、もしかしたらここで何か
ヴィルトブリーゼのスイッチが入ってしまったのかも…
それでも待機所に到着するとひとまず落ち着いたのか
普通に輪乗りに参加していたので
ヴィルトブリーゼ、事前に色々と言われていたけど
デビュー戦なのにけっこう普通にできて偉い!と思っていました
そしていよいよゲートの準備ができて
待機所からゲートにみんなで移動する時間に。
他のお馬さんたちが列になって歩き出したそのときでした
ヴィルトブリーゼがみんなの列から離れて
全力で走りだしました
一目散にこっちに向かってくるヴィルトブリーゼ!
鞍上の津村騎手が「おい、こら!」と宥めるのも気にせず
走り続けます
目の前にはゲートが
危ない
と思ったそのとき
ヴィルトブリーゼはなんとか減速してゲートを避けて
ゲートの向こう側で停止しました
ふー、良かった、良かった!
胸をなでおろします。
ヴィルトブリーゼが歩いてゲートのこちら側に戻ってくると
パドックと本馬場入場でヴィルトブリーゼを曳いてくださっていた
スタッフさんが駆け寄ってきました
これでもう安心と思っていたのですが
なぜか再び
ファイティングポーズ!?
大丈夫なんでしょうか??
ついには
前脚キック
なんで前脚??
そして今度は
前脚を突っ張って後ずさり。
どうしたの?ヴィルトブリーゼ
後ろのラチまで下がってもなお後ずさり。
ラチに向けて傾斜があるのですが
後ろ脚はラチのギリギリの所まで達してしまい
もしここで尻っぱねしたら
後ろ脚がラチに引っかかってしまいそう
前脚をあげて立ち上がったら
バランスを崩して転んでしまいそうです
「危ねぇ!!」
「まじかよ」
と語気を強めて本気で怒る津村騎手。
まるで私が怒られているようで
お腹が痛くなってきました
それでもヴィルトブリーゼは
そのまま後ずさりを続けた結果
お尻がラチにぶつかってゴンッ
あっ、ぶつかった
ついに津村騎手が下馬
津村騎手がスーツを着た何人かの方と話をしています。
もしかして馬体検査をして出走取消になるのでは
と不安が募りますが
スタッフさんに曳かれたヴィルトブリーゼは
曳き馬で輪乗りに加わりました
このまましばらく曳き馬で輪乗り。
ヴィルトブリーゼ、何とか出走できるんでしょうか。
しばらく輪乗りの時間を過ごした後
ヴィルトブリーゼがゲートの近くまで来て
そこに津村騎手もやって来て
もう一度、ヴィルトブリーゼに津村騎手が乗りました
乗ったと思ったら
そのままスポッとゲートに収まってしまいました。
「あ、入った!」
まるで騙し討ちのようなゲート入り
上手くいったみたいです
すぐにファンファーレ。
このままレースが始まるみたいです。
一連の騒動で、まだ気持ちの整理ができていない間に
他のお馬さんたちもゲート入りして
レースがスタートしました
ゲートの向こうに走っていくヴィルトブリーゼの姿が見えます。
良かった、ヴィルトブリーゼが走っている
ヴィルトブリーゼはどうにかデビューできたみたいです
これでうちの出資馬は
バレンタインジェムから5世代12頭
全馬、無事にデビューすることができました。
これは本当に幸せなことですね。
ヴィルトブリーゼはデビューできないかもしれないと思っていたので
喜びもひとしおです
関係者の皆様、ありがとうございます。
そんな気持ちに浸っていると、
なんと!目の前のターフビジョンには
ヴィルトブリーゼが3~4番手で3コーナーを走る姿が映っているではありませんか
すごい、ヴィルトブリーゼ!
勝てるかも、とにかく無事に頑張って!
一生懸命応援する私の前を
ヴィルトブリーゼは真面目なお顔で走っていきました
結果は7着
よく頑張ってくれたヴィルトブリーゼを迎えに行きます。
かわいいお顔と思っていたら…
変顔を披露。
そして、迎えに来てくださったスタッフの方は…
やっぱりちょっとだけファイティングポーズ?
7着の場所に入っていくと
古賀先生も迎えに来てくださっていました
花道を帰っていくヴィルトブリーゼとスタッフの方は
なんだかとても楽しそう
きっととても仲良しなんですね。
ヴィルトブリーゼを末永くよろしくお願いします。
ヴィルトブリーゼ、今日は無事にゴールしてくれてありがとう
デビューしてくれてありがとう
※キャロットクラブより許可をいただいて転載しています