パソコンで動画を編集したり、ゲームをしたり、重たい処理をするときに「GPUアクセラレーション対応!」なんて言葉を見かけたことありませんか?なんとなく「早くなるのかな〜」ってイメージはあっても、具体的に何がどうすごいのかはよくわからない…という人も多いと思います。

今回は、そんな「GPUアクセラレーション」について、難しい言葉をできるだけ使わずに、やさしく解説していきます。

GPUってそもそも何?

GPU(Graphics Processing Unit)は、その名のとおり「グラフィック(画像)を処理するためのチップ」。もともとはゲームや動画の映像をスムーズに表示するために使われていました。

でも最近は、画像処理以外にも、動画のエンコード・デコード、AIの学習、3Dモデリング、果てはデータ分析まで、いろんな「重たい処理」を手伝うようになってきたんです。

GPUアクセラレーションって何をしてるの?

「アクセラレーション(acceleration)」は英語で「加速」という意味。つまり、GPUアクセラレーションは、通常CPUだけで行っていた処理の一部をGPUにも手伝ってもらうことで、全体の処理を高速化する仕組みなんです。

たとえば、動画をMP4に変換するような処理も、GPUアクセラレーションを使うと処理スピードがグンと上がることがあります。

どんなときに効果があるの?

GPUアクセラレーションの恩恵が大きいのは、こんなとき:

  • 動画の編集やエンコード(書き出し)

  • 高画質なゲームをプレイするとき

  • 4K動画の再生

  • AIによる画像認識や機械学習

  • 3Dレンダリング

最近の動画変換ソフト(たとえばDVDFabとか)でも「GPUアクセラレーション対応」と書かれているものが増えていて、うまく設定すればエンコード時間が半分以下になることも。

GPUアクセラレーションを使うには?

ただし、使うにはいくつか条件があります:

  • GPUアクセラレーションに対応したソフトを使うこと

  • 自分のPCに対応GPU(たとえばNVIDIAのCUDA、AMDのVCEなど)が搭載されていること

  • ソフト内でGPUを有効にする設定をすること

つまり、「パソコンにグラボが載ってるだけ」ではダメで、「ソフト側も対応してること」がポイントです。

おわりに:GPUアクセラレーション、思ってるよりすごい

地味な存在に見えるけど、実は作業時間をぐっと短縮してくれる頼れる存在、それがGPUアクセラレーション。対応ソフトを使っているなら、ぜひ設定を見直して有効にしてみてください。

普段の作業がちょっと快適になるかもしれませんよ。