家庭用カメラで撮影した思い出の映像や、自作の動画ファイルをブルーレイに焼いてテレビで再生したい――そんなときに役立つのが「オーサリングソフト」です。
今回ご紹介するMultiAVCHDは、AVCHD形式のブルーレイディスクを無料で作成できる多機能ソフトとして、一部のユーザーの間で根強い人気を持っています。

MultiAVCHDとは?

MultiAVCHDは、Windows向けの無料ブルーレイオーサリングソフトです。複数の動画ファイルを組み合わせ、簡単なメニュー付きのAVCHDディスク(またはブルーレイ)を作成できます。
特に、フルHD画質(1920×1080)のままブルーレイに書き込みたい場合や、プレイヤーでスムーズに再生できるメニューを付けたい場合に重宝します。

対応形式も多く、MP4やMKV、TS、M2TSなどのファイルを読み込むことができ、チャプター設定や字幕、オーディオトラックの追加も可能です。

MultiAVCHDの主な機能

  • AVCHD/Blu-rayディスクのオーサリング

  • メニューの自動生成・編集

  • チャプター作成

  • 複数の動画ファイルを一枚のディスクに収録

  • 字幕や複数音声の追加対応

  • USBメモリやSDカード用のAVCHDフォルダ出力

使い方の流れ

  1. MultiAVCHDをインストール  ※最新版は公式サイトまたは信頼できるダウンロードサイトから入手

  2. 動画ファイルを追加  「Add video files」からファイルを取り込みます

  3. メニュー設定  「Author」タブでチャプター設定やメニューのスタイルを選択

  4. 出力形式の選択  「Blu-ray」か「AVCHD」など出力先に応じて設定

  5. Startをクリックしてオーサリング開始  完了後、ImgBurnなどのライティングソフトを使ってディスクに書き込む

注意点とよくあるトラブル

  • ソフトの開発が停止しているため、最新版は古いOS(Windows 7〜10)推奨

  • UIがやや複雑で、初心者には操作が難しく感じることも

  • 処理中にフリーズすることがあるため、高スペックPC推奨

  • 書き込みは別ソフト(例:ImgBurn)が必要

まとめ:高機能だけど上級者向け?それでも使う価値あり!

MultiAVCHDは、無料ながら本格的なAVCHD/Blu-rayオーサリングができる優秀なソフトです。ただし、操作に少しクセがあるため、ある程度PCに慣れている方におすすめです。
「市販ソフトを買うほどじゃないけど、メニュー付きでしっかり焼きたい」という方には、ぜひ一度試してみる価値があります。