下社・秋宮といえば、御柱祭りと所縁の深い宮。

諸説あるなかで、御柱とは、すなわち龍・・・

出雲を追われて、龍に化身したタケミナカタが諏訪の地へ逃れた様子を描いたのが、すなわち御柱祭であると!!

 

そこでどうしても想起してしまうことがあります。

秩父事件の舞台である、吉田の椋神社。

椋神社は猿田彦を祀り、戦国時代には鉢形城主・北条氏邦の保護をうけたことはよく知られていますが・・・

昔々のその昔、ここは諏訪神社であったという説。

境内には、なるほど諏訪神社がひっそりと・・・

 

なにより興味深いのは、椋神社といえば、龍勢。

長い長い竹筒を秋空に飛ばす、勇壮なお祭りです。

あれも・・・龍。

御柱祭が下り龍ならば、龍勢は昇り龍。

 

また椋神社近くには、市連盟のペタンククラブの、取方。

(現在は吉田ペタンククラブと合併していますが)この「取方」という地名もなんともな地名で、それぞれの漢字の偏に言ベンを付け加えると、「諏訪」となる不思議。

ひねっていえば、言うを切り取り「言うな、すなわち秘」

ということになります。

 

秋宮にあったもののひとつ、さざれ石。

さざれ石神社は、埼玉にも東京にもありますが、もともとはといえば、やはり九州でしょう。

さざれ石と天孫降臨と神武東遷と、三題噺のような幻想を考えるのも、旅の楽しみのひとつです。