清水聖義が公表しない太田国際貨物ターミナルの着服事件 | 清水聖義から太田市民を守る党

清水聖義から太田市民を守る党

大卒3年で飲食独立。景況感に敏感な飲食業界でもまれました。近年、太田市のハチャメチャな市政を見て危機感をおぼえ筆を執りました。

「令和2年4月13日」

 

今日は雨。前線と低気圧の影響で西日本から北日本にかけて、横断的に暴風雨が襲っている。

ワイドショーは信じていないが専門家曰く、コロナ等のウイルスは湿気に弱いらしい。

確かにインフルエンザも乾燥する寒い時期に感染が拡大する。

 

日本中がコロナウイルス問題に関するニュースを取り上げているなか、ひっそりと太田市は3月末にそこそこ重大なニュースが上がっていた。

 

https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/203381

「群馬県太田市の第三セクター「太田国際貨物ターミナル」(OICT、同市清原町、荻原栄一社長)が、自らの給与を水増しして着服したとして、元総務部長の男性(49)を懲戒解雇としていたことが30日、同社への取材で分かった。15年以上にわたり、架空の手当を加算するなど不正な会計処理をしていたとみられる。同社関係者は「被害額が1000万円を超える可能性もある」としている。同社は群馬県警太田署に相談している。」(上毛新聞 3月30日)

 

この施設はものづくりのまちを豪語する市長(太田市)と商工会議所が大株主の国際物流センターである。

市長の清水聖義はこの会社の大株主、会長職を勤めている。

 

ところが、この件で取材されたとき「信頼できる人間だと錯覚していた」とぬかした。

信頼出来る人間、ということは、この元総務部長の人事配置について清水聖義は認知・了承していたということだ。

もちろんこの元総務部長のしたことは特別背任罪の疑いがある。それはさておき清水聖義は自身の会社の不祥事を公にすることをしなかった。

https://twitter.com/shimizumasayosi/status/1244878494879739904?s=20

この事件の取材の翌日にあげたツイートは

「人事異動であちこちで人の動き、急。新しい部所で最高のがんばりを期待してます。もちろん、異動のなかった職員も変わらず市民とともに市勢を活発にしましょう。」(令和2年3月31日ツイッター)でした。

この人事異動、急という表現は、自分自信を含め、この事件のことが暗喩されていることに太田市民は気づいているのだろうか。

いや気づいていない。世の中コロナの件でてんやわんや。同氏は今月から株主総会までの間、取締役社長を務める運びとなった。

今後の社内監査について清水聖義が太田市民に説明することはないだろうが、どのような対策をとるのかあるいはとらないのか見ものである。

 

そもそもどうして15年もこの着服が見過ごされてきたのか。

 

実はこの会社の経理はこの総務部長たった一人で管理していたという。

同社は年間6億を超える売り上げがあり、総資産も32億。もう少しでブルゾンちえみwithBが出てきてしまう数字だ。その規模の会社の出納を一人で行っているのだから本人も自負心をもっていたに違いない。

ところがその自負が慢心や怠慢によって、モラル・ライセンシングの心理状況をつくりあげたのかもしれない。

モラル・ライセンシングとは、「良いことをしたら、悪いことをしても構わない、という心理状態のこと。」

たとえば食事を節制してダイエットをすることが社会的に、道徳的に、人間的に善い行いであると考えている場合、モラル・ライセンシングによってバカ食いするリスクが高まるため、ダイエットに失敗する可能性が高まる、というもの。

 

一人でこれだけの会社の経理をしているのだから、少しくらいお金を抜いてもかまわないだろう。 そんな心理が働いたのかもしれない。

それにしても20年、今年で21年を迎えた歴史のうち、15年もちょろまかしていたのだから、獅子身中の虫とはこのことだ。

 

”ものづくりのまち”を自慢しておきながら、その事業を利用して私腹を肥やす横領事件(まだ警察に相談の段階なので厳密には事件ではないが)はもっと市民の追及を受けなくてはならない。