第一期ドラマCD第四幕「シンデレラ」に収録された演目主題歌。
ドラマ仕立てで、前半の悲壮感漂う曲調から後半の壮麗なコンサートワルツへと展開していく構成になっている。
演目としての「シンデレラ」は、毎回個性的すぎる花組公演にしては、よく知られた原作があり内容に特別な変更もない、という点が特徴的。
歌詞の内容は、冒頭のナレーションも含めると、舞踏会直前から王子によるシンデレラ探索・発見までの経過を一曲のうちににまとめたものになっている。
シンデレラの魔法による変身と舞踏会というクライマックスシーンがそっくり飛ばされていることと、数日の経過が一曲になっていることから、劇中歌にはしづらい。
また、一番だけといった歌い方ができないのでショートバージョンにもしづらいこと、歌謡ショウの演目になっていないこと、生演奏の際は管弦楽団が必要、といった複数の要因のせいで、帝国歌劇団名義のライブやショウ公演での歌唱が一度もない。
コンサートホールで管弦楽の演奏が行われた田中公平コンサートでは演奏曲に選ばれている。この時は最長サクラソング『ドリーム/夢の1ポンド』も演奏されたため、歌う機会がない歌を率先して選ぶ、という方向性もあったのだろう。
帝国歌劇団らしい麗しさに満ちていながら、耳にする機会の少ない、隠れた名曲と言える歌かもしれない。
構成
アイリスのセリフ→イントロ(ブリッジ)→Aメロ→ブリッジ→A'メロ→ブリッジの変化形からワルツ→Bメロ→Cメロ→Bメロをインストにした間奏→C(リフレイン)→エンディング
いわゆる歌の「1番、2番」といった分け方が無い構成。
拍子は4/4拍子から途中で6/8拍子になる。
調性とテンポ
嬰ヘ短調→(並行調の)イ長調→嬰ヘ長調。
悲しみの短調が、王子パートを経て、喜びの長調に変化する、という構成。
テンポは77BPMくらいだがリタルダンドやフェルマータが多く、テンポに緩急がつけられている。6/8拍子のワルツになってからは(8分音符なので倍の)154BPMくらい。
間奏セリフの謎
継母(すみれ)、いじわる姉(紅蘭)、およびカンナによるセリフが間奏に入っている。
どういうシチュエーションで発せられたものかがわからない意味深な内容であることと、「木」の役だったカンナにセリフがあったのか、という点で不可解さと意外性のあるものになっている。
ドラマ仕立てで、前半の悲壮感漂う曲調から後半の壮麗なコンサートワルツへと展開していく構成になっている。
演目としての「シンデレラ」は、毎回個性的すぎる花組公演にしては、よく知られた原作があり内容に特別な変更もない、という点が特徴的。
歌詞の内容は、冒頭のナレーションも含めると、舞踏会直前から王子によるシンデレラ探索・発見までの経過を一曲のうちににまとめたものになっている。
シンデレラの魔法による変身と舞踏会というクライマックスシーンがそっくり飛ばされていることと、数日の経過が一曲になっていることから、劇中歌にはしづらい。
また、一番だけといった歌い方ができないのでショートバージョンにもしづらいこと、歌謡ショウの演目になっていないこと、生演奏の際は管弦楽団が必要、といった複数の要因のせいで、帝国歌劇団名義のライブやショウ公演での歌唱が一度もない。
コンサートホールで管弦楽の演奏が行われた田中公平コンサートでは演奏曲に選ばれている。この時は最長サクラソング『ドリーム/夢の1ポンド』も演奏されたため、歌う機会がない歌を率先して選ぶ、という方向性もあったのだろう。
帝国歌劇団らしい麗しさに満ちていながら、耳にする機会の少ない、隠れた名曲と言える歌かもしれない。
構成
アイリスのセリフ→イントロ(ブリッジ)→Aメロ→ブリッジ→A'メロ→ブリッジの変化形からワルツ→Bメロ→Cメロ→Bメロをインストにした間奏→C(リフレイン)→エンディング
いわゆる歌の「1番、2番」といった分け方が無い構成。
拍子は4/4拍子から途中で6/8拍子になる。
調性とテンポ
嬰ヘ短調→(並行調の)イ長調→嬰ヘ長調。
悲しみの短調が、王子パートを経て、喜びの長調に変化する、という構成。
テンポは77BPMくらいだがリタルダンドやフェルマータが多く、テンポに緩急がつけられている。6/8拍子のワルツになってからは(8分音符なので倍の)154BPMくらい。
間奏セリフの謎
継母(すみれ)、いじわる姉(紅蘭)、およびカンナによるセリフが間奏に入っている。
どういうシチュエーションで発せられたものかがわからない意味深な内容であることと、「木」の役だったカンナにセリフがあったのか、という点で不可解さと意外性のあるものになっている。