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○「ヒューマンキャッチャー」

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ヒューマン・キャッチャー〈特別編〉

とある広大なトウモロコシ畑。
タガートの農作業を手伝っていた息子・ビリーは、突然カカシのような風貌をした怪物に襲撃される。
ビリーの悲鳴に気づいて現場に駆けつけたタガートは、得体の知れない空飛ぶ怪物がビリーを掴んで飛び去っていくのを見た。
遥か彼方へ飛び去っていく怪物とビリーを、タガートは呆然と見届けるほかはなかった…。

翌日、ハイウェイ東9号線を、対外試合帰りの高校生の代表バスケット・チームとチアリーダーらを乗せたスクールバスが走っていた。
突然のタイヤのパンクで立ち往生した彼らは、屋根の上で日光浴を楽しみ、のどかなひとときを過ごす。
まさかそのパンクが、獲物を求めて徘徊する世にもおぞましい怪物“クリーパー"が引き起こしたものとは知る由も無かった…。


アメリカのどこぞの地方都市伝説を元に作られたと言う、アクションホラーです。
丁寧で手抜きもなかったし、労力的には評価できると思います。


のっけから苦悩するスコッティは、中盤以降は嫌な奴バリバリですが、やっぱりというか何と言うかいとも簡単にバケモノの餌食に。
バスの中では意外にリアルな心理ドラマなんかもあったりしますが、そんな伏線は後半にかけてはまるで関係ありません。


ミンクシーの幻覚はコワ美しくて印象的ですが、幻覚で示唆されたことのうち、役に立ったのは「23年に1度~」のくだりだけ。
「獲物を狙っている」とかなんとかの真偽は、結局まったくのところ不明です。
ストーリー的には「もう少しなんとかならなかったのかなぁ」というのが正直な所です。


ただ、「クリーパー」のバケモノぶりはなかなかのもんだし、アクションとしてもハラドキ満載でそれなりに楽しませてくれます。

後半にかけてちゃんと盛り上がりがあるだけに、もう少しストーリーを練って欲しかったですねぇ。

したがって大甘の○です。


「チルドレン・オブ・ザ・コーン」をはじめ、ハリウッドのホラーには
意外にとうもろこし畑のシーンが多いです。
だだっ広いとうもろこし畑ってのは、まず人家が少ないし、隙間がけっこうあってチラチラと見えるはずのないものが見えそうな雰囲気もあって、考えてみればそれなりに怖いロケーションなのかもしれません。

日本にはこんな場所は滅多にないですよね~


ヒューマンキャッチャー - goo映画


原 題 : Jeepers Creepers II
製作年 : 2003年
製作国 : アメリカ
配 給 : 20世紀フォックス
監 督 : Victor Salva ヴィクター・サルヴァ
脚 本 : Victor Salva ヴィクター・サルヴァ
製作
総指揮 : Francis Ford Coppola フランシス・フォード・コッポラ
     Kirk D'Amico カーク・ダミコ
     Lucas Foster ルーカス・フォスター
     Bobby Rock ボビー・ロック 
出 演 : Ray Wise レイ・ワイズ (Sr.Jack Taggart)
     Jonathan Breck ジョナサン・ブレック  (The Creeper)
     Eric Nenninger エリック・ネニンジャー  (Scott 'Scotty' Braddock)
     Nicki Aycox ニッキー・エイコックス  (Minxie Hayes)
     Garikayi Mutambirwa ギャリカイ・ムタンバーワ
    (Deaundre 'Double D' Davis)