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ポセイドン

もう11月か…。

そろそろ今年何本見れるか概算が立つ頃だな。

今年のはちデミー賞候補もリストアップしておかないと。

それにしても時間が経つの早いな~;


え~、作品です。

1972年に製作された「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクとして、予算をちゃんとつぎ込んで製作されたのはこちらです。
「ポセイドン」と申しますと、古くはバビル2世などを思い出すわけですが…
まさに「おっさん性」を自覚する瞬間であります;


いかんいかん、気を取り直して感想です。
まずは序盤の見せ場、転覆シーン。
プールがひっくりかえる!
窓をいっせいに破って海水が雪崩れ込む!
もうこれはCGを使える今の映画の独壇場で、圧巻の一言。
いや、プールは本当にひっくりかえしてそうです。
超高温の空気に一瞬晒され、肺が焼けてしまうフラッシュ・ファイアーなども描かれていて、これもCGならではだと思います(予算をかければ普通の特撮でもできないことではないのでしょうが)。
迫力十分。
見ごたえ十分でお送りしております。


逃げている過程でも容赦なく水に襲われます。
CG・現物織り交ぜての水のオンパレードで、見ている方が息が詰まりそうでした。
gooさんの解説によれば使用した水は9万ガロンだそうです。
これは東京ドーム満員のお客さん全員に、一週間の間、1ℓを1本ずつ配れる量です。
牛乳の年間平均消費量に換算しますと、1人の人を実に4000年以上を賄える量です。
え?換算しなくていい?
了解です。


ストーリー的には、冒頭で船を襲う津波について背景の説明が一切無かった点など、視点は徹底して乗客目線で描かれています。

前作のようにしんみりと信仰心を漂わせたり、親子愛を取り戻したり、乗員と乗客の意見対立などなど、ドラマチックな演出は正直希薄ですね。
最後の最後まで徹底したアクションの連続で、見ていて本当にヘトヘトになるくらいです。
ただ、最後まで緊張感が持続したのは事実で、それを良しとするかどうかで意見は分かれそうですね。


僕はこういうのもありかと思います。
古いのは古いの、リメイクはリメイクで、それぞれ持ち味があるかと^^

まだ見てない人は、古い方も見てみてください~。
でもイメージが違うから、ファン層も違いそうだなぁ。


どうも暮れが差し迫ってくるとセンチな気分になっていけませんね。


ポセイドン - goo映画


製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
配 給 : ワーナー・ブラザース映画
監 督 : ウォルフガング・ペーターゼン
原 作 : ポール・ギャリコ
脚 本 : マーク・プロトセヴィッチ
出 演 : カート・ラッセル ロバート・ラムジー
     ジョシュ・ルーカス ディラン・ジョーンズ
     ジャシンダ・バレット マギー
     リチャード・ドレイファス リチャード・ネルソン
     ジミー・ベネット コナー
     エミー・ロッサム ジェニファー・ラムジー
     マイク・ヴォーゲル クリスチャン
     ミア・マエストロ エレナ
     アンドレ・ブラウアー ブラッドフォード船長
     ケヴィン・ディロン ラッキー・ラリー
     フレディ・ロドリゲス マルコ・バレンタイン
     カーク・B・R・ウォーラー レイノルズ
     ステイシー・ファーガソン グロリア
     ケリー・マクネア エミリー