台湾の空港で行われている消費金くじをご存知ですか?

台湾旅行前に登録をしておくと、空港到着口でひけるくじです。初台湾で当たる人、リピートしたら当たった人、更にはリピーターし続けて複数回当たる方もいるくらい知名度があがってきましたよね。


私も運良く当たりました。

何に使ったのかは、他のブログに書きましたので省略。

今回はそのくじで当たったカードでの買い物について書きます。楽しい話ではありません。


カード=ipassなど5,000ドル分が入ったカードです。

使用できる場所(商店や飲食店、地下鉄など)は限られています。

一度の会計での支払い上限があります。

一日で使える金額に上限があります。

使用期限があります。

再チャージはできません。




あらまし

某土産物にて。

一度の会計上限1,500ドルの店で1,500ドル分の商品を選び、会計に並ぶ。

会計で通常のように金額スキャンをされる。

商品コーナーには「3個以上購入で箱にお入れします。 ☆☆もプレゼントします」との日本語ポップがあったので、箱に入れてもらおうと待つ。

店員、箱をカウンター下から取り出し商品の横に置く。

箱に入れてくれるのかな?と思ったら

「1,500ドルです」と先に支払いを促され。

私は財布からカードを出して渡す。

カードをレジでスキャンして支払い終わりのはずが、、、

なぜか店員が私のカードを持ったまま奥へ消える。

商品と私はほったらかし。


5,000ドル入りカードを持ったまま店員に消えられ、焦る私。

のんびり台湾旅行とよく言われますが、実際は時間の限られる海外旅行。会計レジ前で立ちっぱなしで放置されている暇はないのですショボーン



モヤモヤと考えていると、別の上司らしき人を連れて件の店員が再登場。なにやら小さな声の中国語で話し合っています。何度もカードを持った手を振っているので多分話題はこのカード。もしかしてチャージされていないなど不備があったのでしょうか? いえ、違いました。


「ここでの会計金額は1,500ドル。あなたのカードには3,500ドルの残高がある。カードには使用期限がある。 使用期限が過ぎると使えなくなる。 この店でもっとたくさん買ったら? 例えば○○とか▽(高額商品)とか」


これを全くの笑顔無しの日本語で、中高年店員二人がかりで言われました。かなり迫力ありました。

一瞬、わけがわからず固まる私。私は▽(高額商品)は要らないヨ?

因みに私が買おうとしている商品は相変わらずカウンターに放置状態。


一度の会計金額に上限があったはずなのに、別の商品購入も勧めてくるのはなぜ? 

2回に分けて決済をして、一日の上限額3,000ドルまで使わせるつもり?

1,500ドル=7,500円

3,000ドル=15,000円。

いくら台湾政府から頂いたお金で、台湾の物価が高いとしても、欲しくない物にお金は使いたくありません。


相手の真意がわからないし、本当にこの土産物店で欲しい物もないので

「いえ、私が買うのはこれだけです」

「期限を過ぎたらカードは使えなくなるよ。」

「知っています」

「この空港は出国したらもうカードを使える免税店はないよ」

「問題ないです(そこまであなたに口出しされたくない)」

「▽(高額商品)を買ったら?」

等々のしつこいやり取り後、ようやくカードを返してもらえました。これ以来、私は▽(高額商品)が嫌いになりました。


結局、商品の箱入れはなし、プレゼントもなしで、ぞんざいに紙袋に入れて無言で渡されました。ポップに釣られてはダメですね。あれは「書いてあるだけ」のポップ。

もちろん「謝謝」も言われませんでした。

とても感じ悪い接客でムキー  久しぶりに海外旅行に来た!と感じる瞬間でした。


カード返却後に急いでレシートを確認しましたが、購入した商品分のみ差し引かれただけでした。勝手に何かを購入させられていたわけではなかったので、そこだけは安心しました。


急いでいる時の土産物店では現金払い、または残高少なめカード払いが良いかもしれません。このやり取りで飛行機や高鉄に乗り遅れたら大変です💦


他の土産物店で「そのカード(ipass )は使えない。 他にどんなカードを持っているの? 見せて?(英語)」と手を差し出されたこともあります。買う商品も決まっていないのにクレカを見せるのは嫌だったので、「クレカは持っていません」と答えたら、

「はあ?」と呆れ声と共に変顔をされました。

それでも知らない人にクレカを見せたくない、、、変顔の一つくらいされても耐えますともショボーン


消費金カードに5,000ドル分チャージされていることは台湾中で知られています。支払いの際に店員側は残高と使用期限を知ることができます。そうなると「自分の店でもっとたくさん売り込もう」と考える人が出てきても不思議ではないです。


私と同じような経験をされた方がいるのかは不明です。

私はとても不愉快だったけれど、これを不愉快と感じない人もいるでしょう。せっかくの消費金企画なので、気持ち良く買えるお店を選んで、楽しい旅行にしたいですね。

コンビニは忙しい時は無愛想ですが、これは誰に対しても無愛想なので、気軽に利用できるお店の一つだと思います。