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強迫性障害を乗り越える方法を紹介しています

わかっているのにやめられない、おかしな行動を繰り返す、このような場合は強迫性障害(OCD)が疑われます。家族や知人ににそんな人がいませんか。強迫性障害は治療すれば治る病気です。そんな強迫性障害治の療法について書いてます

子供の強迫性障害(OCD)にもERP(エクスポージャーと儀式妨害)は有効


幼児、小学生、中学生などの子供にも強迫性障害(OCD)は起こります。


これは子供さんのせいではなく、ましてや子供さんが努力して自分で治すことなど到底できません。


気管支喘息などの体の病気と同じように接してあげ、ERP(エクスポージャーと儀式妨害)


を手伝ってあげるのが苦しむ我が子に親ができる数少ない治療です。


親御さんが子供さんの育て方を間違えたから強迫性障害(OCD)を発症したのではないかと、


自分を責めたり家族間でもめたりするケースが見られます。


しかし一概にそうとは言えず、詳しいことはわかっていないのが現状です。


ただ一説には大人の抑圧から逃れるために、自分でコントロールできる状況を作り出そうとする無意識に起因しているという説や、


自分や親、きょうだいなど身近な人を守るための儀式として定着してしまったという説があります。


子供の場合、同じ行動を強要する巻き込みに十分注意が必要です。


また大人と違い他の病気を併発していたり、発達に問題があるなどの何らかの問題を抱えていたりすることが


子供さんの場合にはありますので、強迫性障害(OCD)の専門家によく話を聞くのが良いと思われます。


その時に親御さんがよく子供さんのことを理解してあげようと努力することが大切です。


そして、担任の先生やキーとなる大人の理解も大変重要になってきます。


子供さんに兄弟がいる場合強迫性障害(OCD)によってないし、治療中の苛々などによって兄弟関係が悪くなる可能性も考えられます。


それ自体が本人の負担にもなりえるので家庭丸ごと、引いては関係する大人全員が強迫性障害(OCD)患者本人の


細かな心の動きまで掴めると理想的だと思います。


これ以上症状を悪化させないように、親御さんはつかず離れずの姿勢で子供さんを見守ってください。


強迫性障害(OCD)の薬物治療は子供への影響がはっきりしていないので行わず、


ERP(エクスポージャーと儀式妨害)などの行動療法がメインとなります。


「子供に行動療法なんて早すぎる。むごい。」などという言葉を医療従事者から助言されたという話を時々耳にします。


ですが、それは行動療法を専門的に行っていない方の意見です。


行動療法には色々な種類が存在します。


ERP(エクスポージャーと儀式妨害)だけではないので専門家に相談するのもいいかもしれません。


まず、病気のことは「脳の心配回路に原因がある病気」だと説明してあげるのがわかりやすいでしょう。


そして、親子で強迫性障害(OCD)の専門家に相談に行きましょう。


親は支援者であるということを十分に自覚して、一緒にERP(エクスポージャーと儀式妨害)に取り組むようにしてください。


年齢が低ければ脅迫行為が目立ちますが、楽しいゲームのようなERP(エクスポージャーと儀式妨害)も可能です。


ERP(エクスポージャーと儀式妨害)は決して辛くて嫌な事ばかりをする行動療法ではありません。


親御さんに注意して頂きたいことは、「その行動は馬鹿げている」といった指導をしないでほしいということです。


子供の場合、大人よりも強迫観念の負荷が強いため、苦痛も強く、強迫性障害(OCD)の行動を憎んでいます。


やめたいのにやめられないジレンマに苦しむことになり、親御さんが叱責したメリットは何もありません。


「自分だって頑張っている」「やめたいと思っている」という思いでいる子供さんに、


あまりひどい言い方をすると心に傷を負ってしまうので注意が必要です。


ERP(エクスポージャーと儀式妨害)のやり方に関しては大人とさほど違いはありません。


親御さんがリードをすることになりますが、この時子供さんを叱らないでください。


叱ってしまうと二度と正しい治療を受けようとしなくなります。


子供に不安の対処を教えERP(エクスポージャーと儀式妨害)を成功させるポイントは、親御さんの言葉かけにあります。


治るのかといった不安な顔や、その行動が一向に理解できないというような顔は絶対にしないでください。


子供は敏感ですのですぐにそれらを感じ取ります。


励まし過ぎも良くありませんが、諦めは改善を遅らせることに繋がります。


言葉かけの仕方は質問の形を取らず、叱らない方法を覚えましょう。


言い返しと呼ばれる声かけですが、これはアニメのヒーローの言葉に似ています。


「僕はもうばい菌君になんかつかまらないぞ!」というような、ヒーローのセリフを使ってみてください。


そして良くなっていることに目を向けてください。


「脅迫に勝ったからおやつにしよう」でもいいのです。


悪いことは目につきやすいですが、出来たことをできたと一緒に喜んであげてください。


そして子供さんには脅迫を受けている事柄はいつか消えていくもので、やっつけられるものだということを教えてあげてください。


子供さんはいつか消えるなら脅迫行動をする必要はないと認識するようになり強迫観念が浮かんでも、


ERP(エクスポージャーと儀式妨害)によってそれが衰えてきていれば自分のやりたいことを選ぶようになります。


親が治療者になるとは言えプロではありませんので、不安な時、自信がない時は専門家のアドバイスを受けましょう。



12年間強迫性障害で苦しんだ我が家の兄が強迫性障害を克服できた方法がこちら

 強迫性障害(OCD)の認知行動療法について


強迫性障害(OCD)の認知行動療法では患者さんが持っている独自の価値観や、予測・判断基準などの元となっている


様々な要因を探し出しそれらを正しい方向へ導いていくことにより、心の安定や行動の改善を行っていきます。


些細な出来事によって不安になったり落ち込んだりする心の問題や心臓がバクバクしたり、


頭が痛くなったりする身体的な問題、さらに誰にも会いたくない、外出したくないなどの


生活上の問題には患者さんの物事に対する考え方(認知)が深く関わっていることが多いのです。


ここでひとつ例をあげますと、


「他人と話をすると緊張するため職場になじめないのです」という患者さんの場合、


・自分は嫌われているのではないだろうか?


・自分は職場で浮いているのではないだろうか?


などの思い込みや間違った考え方をしていることがあり、これにより対人緊張が


強くなってしまっているケースがあります。 


しかしながら強迫性障害の治療として認知行動療法を使ってしまうと、


すぐに理屈をつけたがる強迫観念とぶつかってしまいうまくいきません。


治療する側から「確認行動はあまり意味がありませんよ」と説明したとしても、


患者さんは「こういう理由で絶対に必要なのです」と言い張り確認行動をやめません。


それから認知行動療法とは導く人と従う人という関係性になりますが、これは患者さんが治療する側へ「確認」し、


治療する側がそれを認めることで「安心」を与えている、つまり強迫性障害の治療とは言えないパターンに陥りがちです。


このようなパターンに陥らない方法が「ERP(エクスポージャー)と反応妨害(儀式妨害)」と言われるものです。


強迫性障害の認知療法にはこのERPが効果的です。



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