広州で出会う、彩り豊かな小さなスイーツ「砵仔糕」
中国・広州の街歩きで見つけたいおやつのひとつが、「砵仔糕」です。小さな器に入った、つややかでかわいらしい見た目が特徴。日本ではまだあまりなじみがないかもしれませんが、広州の食文化を身近に感じられるスイーツです。
その魅力は、もちもち、ぷるんとした食感と、さっぱりとした味わい。口当たりが軽やかで、それぞれの素材の香りを楽しめるのが特徴です。見た目はシンプルでも、ひとつひとつに違った個性があり、どの味を選ぶか迷う時間も楽しみのひとつになります。
写真のお店には、色とりどりの砵仔糕が並んでいます。ピーナッツ、パンダン、ピスタチオ、ミルクティーなど、味の種類が豊富で、親しみやすいものから少し珍しいものまでそろっています。白、緑、茶色、黒と、それぞれの色合いにも違いがあり、ショーケースを眺めているだけで好奇心をくすぐられます。
香ばしい味が好きな方には、ピーナッツ味が気になるところ。ナッツならではの風味が、やさしい甘さとよく合います。写真には黒ごまとピーナッツを組み合わせたものもあり、香りの重なりを楽しめそうです。
緑色が目を引くパンダン味も、このお店で注目したい味のひとつ。パンダンは中国語で「斑斓」と書き、甘い香りを持つ葉をお菓子などに使います。写真の「斑斓椰汁」は、パンダンとココナッツミルクの組み合わせ。南国を思わせる香りが、小さなスイーツにひと味違う表情を添えています。
さらに、ピスタチオ味やミルクティー味も魅力的。ナッツの風味を楽しみたい日にも、お茶の香りにひかれる日にも、そのときの気分に合わせて選べます。写真にはタピオカミルクティー風のものや、ココナッツミルクと小豆を合わせたものも見られ、味の幅広さが伝わってきます。
砵仔糕のおもしろさは、気取らない街のおやつでありながら、新しい味との出会いがあること。友人や家族と違う味を選んで、感想を話しながら食べるのも楽しそうです。
広州を訪れる機会があれば、飲茶や麺料理と一緒に、こうした小さなおやつにも目を向けてみてください。彩り豊かな砵仔糕が、街歩きのひと休みを、少し特別な時間にしてくれるかもしれません。
