コロナで活動ができなくなってから3年が経ち、
ようやく落ち着いてきたので、
誰も来なくなったという事からリセットという事で、
完全に一からの練習生を募集していこうかと。
そこで今回は武道の級位や段位について
私の考え方を挙げてみようと思います。
私は28歳の頃に武神館道場の古武道の指導者となって、
大阪で道場を開いてからいつしか13年が過ぎました。
その間にいろんな人達が
私の道場の門を叩いては出入りしていき、
いろいろ思わせられる事もあった訳ですね。
長続きする人は現実なかなかおらず、
続いても2,3年が良い所であったり、
初段を授与したらそれを機に距離を置き始めては
それっきりになる人とか。
初段といえば黒帯な訳でして、
一つの壁で満足してしまって終わる人、
私の道場に限らずどこの武道でも多いみたいです。
そこまで到達せずとも1年ほどで、
三~一級で終わってしまう人も多かったです。
そうかと思えば体験後に入門手続きで
入会金を払わないまま1回か2回来たきりで
来なくなる人とかもいましたね。
稽古の2、3日ほど前に
やる気満々のようなメールやLine、電話を
必ずしてくるかと思えば、
当日になって仕事や家族、病気などの
不幸を原因に来れなくなりました、
という感じで入門してから一度も稽古に
参加する事もないままズルズルと。
そのまま半年~1年経って自然消滅の人とか、
そういう人達ってみんなやる事が全く同じなので、
その人達の事実がどうなのかはさておき、
言い訳の理由や行動パターンが全く同じタイプの
人達でした。
どうしても学校を卒業して就職したり、
転職したり転勤とか家庭の様々な事情、
結婚したりとで生活水準や経済面の環境の変化、
いろんな要因で習い事を続けられなくなる
ケースは現実として少なくはなく、
それはそれで仕方のない事なのですよ。
特にここ最近はコロナ禍の3年で、
失業したり家庭内の不幸など、
習い事どころではなくなった人も、
多かったんじゃないかなぁっと。
ただでさえ古武道というジャンルは
あまり世間に知れ渡っていない分野であれば、
スポーツではないので競技のような感じで
メディアに派手に持ち上げられるような事もなく、
マイナーで習おうというような人は
もともとあまりいないのですね。
同時に武術に関心を持つ人が、
昔に比べて現代の人は少なくなっており、
若い人達はゲームばかりで本物に
興味を傾けない傾向にあれば、
私が教えてきた生徒だった人達のほとんどが
私よりも5~10歳以上も年齢が上の人ばかりでした。
年齢が下であっても、
男性は30歳以上の人しか体験ないし
入門した人は一人もいませんでした。
そうかと思えば体験入門の比率では
意外にも男性よりも女性の方が高かったかもしれず、
年齢層も男性よりも幅広く、
一番練習生の人数が多かった時でも
男性1人に対して女性が2,3人みたいな時期も
ありましたね。
昔の日本人の間では女性で武道をやる人なんて聞くと、
珍しがられたかもしれませんが、
海外の門下の人達になると
男性も女性も普通にやっていれば何も珍しくない訳でして、
徐々に日本もそうなってきているのかもですね。
さて、話は戻りますが
武道の段ってどれぐらいでなれるの?
っとよく言われますので、
その事についても挙げてみようかと。
同じ武道であっても指導者によって
基準が違うようであれば、
他の指導者はどうなのかは置いておき、
あくまでも私の道場ではどうなのか、
という事で挙げておきます。
私自身は20歳の頃にこの武神館の古武道を
始めてから初段まで2年以上経っていましたし、
途中の段位はだいたい1年ほど間があれば、
三段から四段になる時は4年近く経っていました。
その直後に師から五段の試験を受けても
良いと告げられて受けたのが28歳でした。
無事受かって指導者の五段になった時には
ざっと8年ほど経っていましたね。
これは昔の私の頃になりますが、
当時は指導者の段位である五段の試験は、
四段を授与されてから直に教わっている師から
「もういつ受けて良いよ」と告げられてから、
初めて本部の宗家と呼ばれる先生のもとへ
行って受験だったのですね。
それまで教わっていた先生の道場で
授与されるのは四段までであり、
五段以降は本部道場で宗家のもとで、
というのが昔だった訳です。
五段から先の話は一般的でなければ、
現実としてそこまで到達できる人がいないので、
そこについてはあえて触れず省略しておきます。
気になる所といえば、
その基準や内容、期間についてかと思われます。
どこのどんな武道であっても
最初の段にはどんなに速くとも、
1年半~2年は掛かるものかと思われます。
私自身は武神館の前に異なる武道をいくつか、
5年ぐらい経験があった上ででしたから、
それらの制度や実態を生で見てきた上であっても、
どこでもそんな感じでした。
過去に何らかの余程の経験があったり、
あるいは普通の人と違う突然変異のような
特殊な感覚を持ったような人でもない限りは、
最初の段に到達できるには2年は掛かるのが
普通だろうと私は見ています。
未経験からの人であれば、
月2回以上稽古に参加して3年ほど掛けて
初段を渡した人も実際にいます。
中には他の武道をやり込んでいた人になれば、
いろんな武道の段位やインストラクターを
持っていた人がいましたが、
そういう人は毎月遠方から大阪まで夜行バスで
泊まり込みで月1,2回ペースで稽古して、
1年半以上掛けて初段を渡した人もいます。
私も過去に違う武道を5年ほどやっていては、
いくつかの段や級も持っていましたけど、
それでも初段まで2年以上掛かったものです。
未経験の人がまじめに
毎月2,3回ペースで稽古に参加できたとしても、
私の見解では教えていた生徒達の上達具合を
思い浮かべても2年以上は掛かるだろうなぁっと。
これは他所の武道になりますが、
武道の種類によっては一級の後は9ヶ月、
初段の後は1年、二段の後は2年・・・というように
期間を空けないと受験資格を与えられない
所もあります。
なおかつ一定の年齢にならないと
受けられないものもあるのですね。
剣道であれば初段は13歳以上(中学生)とか、
ただし一定の年齢(高齢)であれば前の段取得から
期間が短くても受験できるようになる、
という話も耳にした事がありますけどね。
また、これはどちらかというと
格闘技の分野になりますが、
フルコンタクト空手であれば子どもの初段は
成人の四級として扱われると聞いた事もあります。
それだけに未成年で高段位の指導者なんて、
余程特別な例外者でもない限りは
絶対にいないと考えていいでしょう。
普通に考えてみれば、
社会経験もなければ責任感も何もない、
私情剥き出しの未成年が指導者になっても
ろくな事にならないのは考えるまでもないので、
当然といえば当然なのですけどね。
武道の指導者になるには、
それ相応の精神面や人間性も観られますから、
簡単になれるようなものではないのですね。
どこのどのような武道であっても、
子どもの頃から初めて素質があったとして、
スムーズにいけて中学生で一級か初段、
高校生で二段ぐらいになれて良い所
なんじゃないかなぁっと。
結局は段位に囚われず、
素直な気持ちで楽しく稽古に打ち込んで、
自分と他者を比較しての優劣感など意識せずに、
自己錬磨の一環として長く続けられるかどうか、
そちらの方が大事なんじゃないかなぁっと、
私は思っています。
今回は私が武道の練習生を募集していく上で、
とりあえず武道の段位について思っている事を
挙げてみました。
私の道場では基本的には、
社会人であれば老若男女問わず歓迎はしています。
ただ、完全に一からの募集になりますので、
その気があってまじめに習い事として
長く続けていきたいとお考えの人の中から、
将来的には私の補佐的な感じで活躍して
もらえるような人とかも募集したいと思っています。
そんな感じで私の武術の道場を検討されてる方は、
どんな雰囲気の武道かは下記の初歩的な技の動画を
指導しているご視聴いただいた上で、
一度の お問い合わせフォーム より体験稽古を
お申込みいただければと思います。
稽古日程や開催場所は
下記サイトに記載されていますので、
ご確認の上で参加希望の日程をご確認の上で
お問い合わせください。
柳生 久志
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