よく聞く言葉に「何とかなる」がある。
しかし、この言葉、前向きのようでいて
他人任せの言葉にも聞こえる。
10数年前に読んだ、野口さんの本の内容が忘れられない。
野口さん、下の名前を思い出せないが、
八起会という会の主宰、代表である。
野口さんは自身で事業をし、順調に行っていたが、
その後倒産した経歴の持ち主である。
そして、自身の倒産経験から、同じ思いをさせたくない、
ということで、倒産寸前の社長を救おう、また、倒産した
同じ立場の社長を救おうと、八起会を作った。
名前の由来は、七転び八起き、からだ。
そして本の中で書いていた内容が「何とかなる」とう言葉だそうだ。
この言葉が倒産した社長数千人と面談してきて、
その数千人に共通して出てきた言葉だそうだ。
今までも何とかなってきたという、根拠のない自信や、
自分だけは、他人と違う、という自負が、
この言葉となって出てくるらしい。
そして野口さんは、言っている。
「何とかなる」 = 「何ともならない」
天才型、凡才型、努力型、と
人の能力は様々だが、自分だけは、
他人と違うはずだ、と心の奥底で思っていたいものだ。
しかし、この油断というか、慢心が要注意だ。
この言葉を聞くたびに、思い出される。
「何とかなる」 イコール 「何ともならない」 と同じ意味。