私がまだ、自分の霊感をコントロール出来なかった頃の出来事です。
会社では失敗続き、社長直々のいじめ。
仕事から帰ってくる度、部屋へ閉じこもり、一人泣いて暮らす日々が続いていました。
精神的にもまいってしまい、そういう時は、霊に取り憑かれやすくなったりもします。
その時、偶然、私に取り憑いた霊が、大酒飲みのおじさんです。
私は、一週間ほど記憶を無くしてしまいました。
その頃、学生の時、美術部で使っていた油絵の画材が出ていました。
その霊は、絵を書くのが大好きだったようで、一週間ずっと絵を書いていたようです。
部屋に閉じこもっていたので、当然両親も心配していたと思います。
ただ絵を書くだけなら良いのですが、お酒が大好きなおじさんで、一日、日本酒を一升瓶、空けていたくらいです。
それが一週間続くと、私の身体の方が先にまいってしまい、肝臓を壊してしまいました。
絵を描き続け、納得したのか、おじさんの霊が身体から抜け、やっと自分の意識を保てるようになりました。
我に返った私は、おじさんの書いた絵を見つけ、びっくりしました。
仁王さんの顔の絵や、どこかの仏像の絵、神様の絵等、様々な仏教に纏わる絵が残されていました。
しかもすごい迫力です。
絵には感動したけれど、私はそれどころでは無く、身体がだるい毎日が続き、こんな事をしていては、次の霊が身体に入ってしまいます。
すぐさま私は、病院へ行き、血液検査をして貰う事にしました。
すると病院の先生がびっくりして「アルコール中毒の数値や!どれだけ飲んだんや!?」と言われ、「一日一升です。」と答えました。
こってりと怒られ、すぐにお薬が出されました。
それからは、なかなか治らずじまいでした。
その先生も、ご高齢でしたので、病院を引退する事となり、別の病院への紹介状を書いて下さいました。
私は、インターネットで、あちこち探し、自宅から近いところで良いかなと思い、そこへ通い始めると、今まで以上にお薬の量が増えたのです。
それもその筈で、あちこち精密検査をすると、喘息、アレルギー、不整脈、糖尿。
自分では全く気付かず、更年期障害が出始めたのかな?と安易に考えていました。
それからお薬治療が始まり、肝臓の数値も下がり、変な咳も出ず、苦しかった心臓も治ってきました。
今では、健康?に近くなり、快適な日常生活を送っています。
あとは体重を落とすだけかな?
「病は気から」と言いますが、憑かれるのも元気な気が大切ですね。