クイズ

私が、人生の岐路に立った時、未来への不安から、一歩を踏み出せない時や、人との関わり方で悩んだ時、私の守護霊様が掛けてくれた言葉があります。

 

それは、「中道」という言葉です。

 

一言に中道と漢字だけを見ると、「一方に偏らず,穏やかなこと。中正の道。」と意味があります。

 

仏教的に見ると、「仏 仏教の基本的教義の一。両極端に偏らないこと。対立する見解や態度を克服した立場。対立の内容については,快楽主義と苦行主義,自己を永遠とみる常見と死後はないとする断見,有と空,空と仮など,教派によって諸説がある。」という意味を持ちます。

 

それらを調べていると、あるクイズのように課題を出されました。

 

「この世の一切のものは、空(くう)でもなく

 

また空でないのでもない

 

無であって

 

また有であるからであり

 

そしてそれが中道という」

 

益々、分かりません!

 

昔、自動車教習所の筆記試験で、「~しなければならない事は無い。」という試験問題を思い出しました。

 

何だか引っかけ問題のようにも感じます。

 

仏教の、龍樹菩薩の「空」という思想にも似ていますね。

 

空とは「こだわってはいけない」という意味で、「こだわると判断を間違えてしまいますよ」言っているようです。

 

ではお釈迦様は、どう説かれているのか?

 

初転法輪(しょてんぽうりん)のテーマの中に、中道が説かれています。

 

苦行をしても、悟りはひらけない。

 

なら思うままに生きても、これもまた悟りはひらけない。

 

両辺に偏らないこと「中道」が、悟りに至る方法だと言われています。

 

パーリ語経典の中では、内にも外にもとらわれず、有にも無にもとらわれず、正にも邪にもとらわれず、迷いを離れ、さとりにこだわらず、中流に身をまかせるのが、道を修めるものの中道の見方、中道の生活である。と説かれています。

 

じゃあ空を「0(ゼロ)」と捉えるとどうでしょう?

 

あるのか?無いのか?分からなくなります。

 

こだわりを持ってはいけない。かと言って、こだわっている。

 

「有であるからであり」という言葉で、きっとスレスレのラインのゼロなんでしょうね。

 

中道とは、何とも不思議で、理解し辛い言葉です。

 

これは私の一生の課題になりそうです。