しょっちゅう怒っている母親にどう対処すればよいか。 | 年間登壇回数:140回、累計受講者数:10,003人 アドラー心理学講座講師 川原啓治 「講座にまつわる話し」など・・。

講座での質問へのお答えを

紹介しています。

 

今日ご紹介する質問は、

 

小さいときから、やたら厳しい母で、

しょっちゅう怒っている。

反論すると、たてつくと言って怒る。

どうすればいいでしょうか?

 

(回答)

「タテの関係」を「ヨコの関係」

に変えていくことが、おすすめ。

 

お母さんは、

相談者が子どもの時のままの、

「自分の言うことに従わせる。

従わないときは、「怒りの感情」を

使ってでも従わせる」という

「タテの関係」を使い続けている

状態だと思われます。

 

「反論する」ということは、

母親に勝とうとする点で、

「タテの関係」に変わりはなく、

勢力争いになっている状態です。

 

・「ヨコの関係」になりたいですね。

 

そのためには、次のようにされて

みてはいかがでしょうか?

 

①  「お母さんは、そう思っている」

  ということを、認める。

②  自分は違う考えを持っていても、

  お母さんがそう思っていると

  いうことを認める。

③  そして、事実を確認する。

 (お互いに勘違いしていることも

  あるので。)

④  そのうえで、

 「自分はこのように思っている」

  ということを相手に伝える。

⑤  自分が正しい、という主張ではなく、

  自分はこう思っているということを

  事実として伝える。

⑥  お母さんに、

 「私のこの考えはどう思う?」と尋ねる。

⑦  相手が、賛成しないときは、

 「それでは、どうしたらよいか、

  一緒に考えよう」と提案する。

⑧  話し合いがまとまらないときは、

 「引き続き相談していこう」と言って、

  その場を終わる。

  後日、適当なときに話し合いをする。

⑨  このことにより、自分の意思は伝わる。

  また、お母さんの考えを否定したわけ

  ではないので、日をおくことにより、

  お母さんの考えが変わるかもしれません。

⑩  そのほか、日頃の生活の中で、

  お母さんに感謝することを見つけ、

  それを伝えていくことが大事だと思います。

 

 

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