学習支援で小学生の様子を見ていたときに気がついたのですが。

低学年の子供たちの手に握られている
これ↓

意外に手のサイズに合っていない子が多いことに気がつきました。

利き手に消しゴムを握り、反対に手でノート、プリントなど薄い紙を押さえながら

ゴシゴシ・・・

すると、紙がグシャってシーンを見たことがあると思います。大人でもグシャってなるくらいですから、子供にとっては紙を押さえながらゴシゴシが案外難しい様なのです。

さらに手の大きさに合わない厚みがあって大きい消しゴムを使っていると、握力の強くない幼児から低学年の子どもには字消しは困難です。

イラッムキーとしている子どもが結構います。

消しゴムを打ち付けるようにバンバンもやもややっている姿もよく見ますが、ちゃんと綺麗に消されていたためしがありません。

ちゃんと消されていない字の上にまた答えを書いて、何が書かれているかわからないために、また❌

「もう、ヤだ。ショボーン

なんてことも。

子どもの学習意欲に消しゴムが影響していそうな気がするのです。私もお気に入りのノートなのに消しゴムでグシャッとなって、悲しい気持ちになったことを思い出しました。

やる気が無くなったことも思いだしました。

ノートだとそのグシャッとなったページが元通りになることはなくて、見るたびにガッカリしたりしましたし。

宿題など、おうちで学習している時にやたらイラついているなあと感じたら、

・ちゃんと自力で綺麗に消せる消しゴムを使っているか
・消しゴムは手のサイズに合った大きさか
・紙をしっかり押さえられているか
・弱い握力でもキレイに消える性能か

を見ると解決の糸口になるかもしれません。

お子さんのノート、プリントの消し跡を見ると合った消しゴムがどうかはすぐわかるはずです。

鉛筆の芯の濃さも合わせてあげると効果は高くなります。

大人の感覚で家に買い置いてあったり、かわいい、いい香りの消しゴムもあります。消しゴムは子どもたちには大事なコミュニケーションツールだったりもします。

が・・・

たかが消しゴム

ではなくて、ちょっとした工夫で勉強中のストレスは軽減できる可能性があります。

実際、手に合わない消しゴムを使っていたお子さんの紙がグシャっとなるたびに
「あーっプンプン!」
と言って機嫌が悪くなる様子を見てきました。

そういう時は大人がプリントを押さえてキレイに字消しさせると、落ち着きを取り戻して学習に取り組めたのです。

あの「紙グシャっ!」は子どもの心もグシャっとさせるみたいですね。