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~幼児教育~おうちで始めるママのための ひとくち講座

幼児教育は家庭教育。ママのための幼児教育講座へようこそ。子育てママに、楽しく出来る幼児教育法を紹介。学習・生活面における幼児教育、就園・就学前に身に付けさせたい内容も併せて紹介。幼稚園・小学校受験を考えている方にも。

   今回は5歳児くらいから取り入れて欲しい絵本の楽しみ方です。絵本が大好きな子供たちへ、今度は目で見て想像し楽しむ事だけでなく、自分自身の頭の中で想像し空想の世界を広げてゆく楽しみ方です、今まで通り、好きな絵本の読み聞かせは続けて下さい。私は赤ちゃん用の絵本でも、読み方次第で年齢にあった絵本になると思います。「もう、この絵本は卒業よ。」なんて言わずにいろいろな工夫をしてみて下さい。5~6歳用の絵本ともなるとだんだん長くなり、字も多くなってきます。そこで是非取り入れて欲しいのは、長編のお話です。本の中にたまに挿絵が登場する程度で、一週間ほどで読み終えるような本です。読もうと思えば1日で読み終えてしまうかもしれませんが、それには時間がかかる本を選びます。短編の絵本を何冊か読み終えた後に、毎日一章ずつ読みます。一番最初の読み始めは、登場人物や大まかな本の内容紹介をします。そして「続きはまた明日。」で終わらせます。読み終えた後に、明日はどうなるのかな?などと期待感を持たせるようにします。 2回目からは前回までのあらすじを一緒におさらいし読み始めます。こうして、長いお話も楽しく読んでゆけるように導いてゆきましょう。


   絵本について数回にわたって、読み聞かせの工夫を載せてきましたが如何でしたか。本が好きな子になるように、というのは近い将来、自発的に本を読んでゆく姿勢を身に付けさせることです。そしてそれが、多読につながる事により、豊富な知識や語彙力を獲得して欲しいと願っています。そうすることで、他の教科にも大きく影響する国語力の見えない力が培われることを期待しています。

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   3歳を過ぎてママとおはなしができるようになったら、時には絵本を読みながらおはなししてみることもおすすめしています。きりの良いところまで本を読んだら、もしくは一通り読んでしまった後に、登場人物の名前や年齢、どんな服装だったか、どこに行くのか、などなど、お話によって質問は様々です。最初は簡単な質問からしてみて、質問に答える練習をします。先ほどの例のような、ひとつの事についてだけ質問するようにします。慣れてきたら徐々にどこへ何を持っていったの?のように一度に2つの質問をするようにします。

    この練習をすることで、しっかりと聞く、注意深く聞くという事が身についてゆきます。補足ですが、例えば読み終えたその場でなくても、次の日のおやつの時間に昨日の絵本の○○を覚えている?くらいの質問から始めても良いでしょう。ですが、毎回毎回では子供は嫌がってしまいます。よみきかせはよみきかせとして、きちんと時間を割いて下さい。

   小学校受験に《おはなしの記憶》という科目があります。これは、短いお話を聞いて、登場した動物に青で三角をつけなさい、とか、お話に出てこなかった女の子に○をつけましょう、とか、男の子はなんの果物を何個もらいましたか?と口頭で答えさせたりする問題が出題されることがあります。実際はもっと複雑な質問だったりもしますが、まずは準備段階としての練習です。

   質疑応答を繰り返し練習すると、言葉の主語と述語をしっかりと理解し使えるようになってきます。ですので、質問する側も主語と述語を意識して質問するようにしましょう。それから、様子や状態の表現も幅広くなります。聞いて知っているだけではなく、実際に使わせる事で身に付いてゆきます。うまく答えられない場合は、しっかりとサポートしてあげて下さい。言葉を使い始めたばかりの子供です。上手に答えられなくて当然なのです。ママが丁寧に判るように説明する事で多くの言葉を吸収してゆきます。小さいこの時期に語彙を増やす事は、これから大きくなる子供にとって様々なことに興味を持ち、理解したり、調べたり、表現したりすることに大きく役立ちます。

   小学校受験に関しても記載しましたが、絵本を使ってのこの練習は全く受験が関係なくても、言葉と頭の中の整理を付けるためには有用です。後々の作文力にも繋がってくると考えています。

   1歳を過ぎ2歳になるまでの間、○○が大好きというような、好みがはっきりしてきます。それはテレビ番組のヒーローやヒロインに限らず、男の子は乗り物や恐竜、女の子は服装や装飾品などに至るまで好みが出てきます、絵本も同様で大好きな絵本が出来るでしょう。大好きな絵本は何回でも繰り返し読んで下さい。

   図書館や児童館へ行くと様々な絵本に出会います。いろいろ引っ張り出してママのところに持って来るでしょう。紙芝居を貸し出している図書館もあります。たまには雰囲気を変えてみるのも良いと思います。1歳代は読みきかせをしても、うろうろしたり、すぐに気が散ってしまったりすることもありますが、そこで止めてしまわずに読み続けてください。子供は耳から吸収する力が優れているので、ママの声が耳に届いているだけでも、ちゃんと聴いています。言葉は聞こうという状態と、自然に耳に入ってくるという状態と2種類あります。よみきかせも同様です。そばにいてしっかり聞いているときだけでなく、歩き回ってしまっても、それを読み続けることで子供に聞かせてください。2歳を過ぎると少々お話が長くてもきくようになります。そして沢山の質問をしてくるようになります。大変ですが、質問に答えるようにして、納得できるように一緒に読んでゆくことが大切です。質問を聞く、答える、というやりとりが重要です。

   また、この本読んで、と言われたときには極力、その時点で読んであげて下さい。これは他の事も同じですが、「後でね。」と後回しにしてしまうと、本当に子供は「読んで。」と言わなくなってしまいます。ですので、ほんの1ページでも良いので出来るだけ手を止めて要望に応えて下さい。相手を小さな子供と思わず、信頼関係を大切にしてあげて下さい。