わたし自身の英語学習方法が安定する前は、色んな意見を聞いたり言われたりしていました。

そのなかで、「これは明らかに違うんじゃないかな..」と思ったことについてです。

 

①とりあえず英語で話す

英語学習を始めようと思ったときに、まずは英会話教室やオンライン英会話に入会しようと思う人が多いと思います。

けれど、語彙や言い回し、トピックに合わせた知識のストックがなくて、会話はできません。すると先生の一方的な会話で終了することになり、ひどい敗北感を味わい、退会しようかな..という気持ちが沸いてきます。

おうち英語を始めて少したった頃、太郎との会話を充実させたくて、わたしのオンラインレッスンを始めたことがありました。その時は準1級レベルの会話力もなく、運悪くキゲンのよくなかった(⁈)先生にあたり、尋問のような質問攻めにあい、リーディング中はため息をつかれたことがありました。自信を大きく喪失し、レッスン後に涙..

自信を取り戻すのにはかなり時間がかかり、読む、聞くが上達したことで、やっと前向きになることができました。

 

ですので、まずは語彙。正しい発音で語彙を増やすことが1番大事です。単語がわかればリーディングができ、正しい発音を知っていると、複雑な会話のなかで単語を拾うことができ、意味がなんとなく分かります。そうすれば短くても、なにか答えられるのです。

 

②とにかく読む

「多読」の本も多く、とにかく量をこなすように指導する方々も多いです。単語の意味は、前後の文章から想像することが大事だと。

これは、まったく..納得できなかったです。簡単な動詞なら、前後の単語から想像できるかもしれませんが、「fusion」や「autonomous」といった形容詞や名詞の意味が予想できるでしょうか。わからない単語が多ければ多いほど、読む気力は低下してしまい、こちらも自信喪失につながってしまいます。

 

③フィリピン人に学ぼう

「フィリピン人も、日本人と同じように第2外国語として英語を学んでいるので、気持ちをわかってもらえる」と聞いたことがありました。

しかし、本当にそうでしょうか?「フィリピンで話されている言語」と調べると、英語が入っています。日本には、入っていません。

「English proficiency ranking」は20位です。もちろん、地域や家庭によっての差はあると思いますが、小学校から毎日英語の授業があり、書店で気軽に洋書が買え、映画などの娯楽は英語。ほぼ英語ネイティブなのではないでしょうか。

 

日本で英語を学びつづける大変さを本当にわかってくれる人がいるとしたら、同等のランキングに位置している国の方々でしょう。洋書も気軽に買えず、英語をつかう機会もなく、話せてもあまり仕事で役立たないこの環境のなかでも、英語を学び続ける人こそが、本当に分かり合える人たちだと思っています。

 

英語学習は、とにかく「自信をなくさないこと」だと思います。

語彙、発音で自信をつけて次のステップへ。やっていることはスポーツ選手と同じなのかなと思うこともあります。

地道に語彙をふやし(筋トレ)、リーディングを日課にし、スピーキングを鍛える(日々の練習)。そして年に数回あるかどうかの機会(試合)で、「英語はなせるんだね!」と気づいてもらえる(点をきめる)といった感覚です。