「英検準1級 合格率」で調べると、「16.7%」とでてきます。
受ける前は低い合格率におののき、受かったあとは「わたしって、すごいんじゃないの!?」と意気揚々としていました。
ところが、英検準1級を名乗れない出来事が、日々多発しています。
「She」と「He」の間違えはしょっちゅう。
「You have to」「You need to」ばかりを、子供たちに使っている。(何かを指示するときの、他のいいまわしを知らない)
数字を読み間違え、「7時59分だよ!」→「It's seven ninety five!」
真顔でいう私の横で、太郎に「?」という顔をされます。
おおきいハチってなんていうの?と聞かれて、自信たっぷりに
「 swap!」
SWATじゃないんだから..
「ball」と「bowl」の発音がごちゃごちゃで、太郎と花子にからかわれます。
ですが、太郎や花子に指摘されるのは、へっちゃらです。
わたしのレベルを超えて、とうとうここまで来たか!とうれしく思います。
ほんとうに恥ずかしいのは、英語を話せるひとと対面したときです。
電車で、こそこそと英語で話をする私たちの会話を耳にして、外国人に話しかけられました。
「なにじんなの?どこいくの?」には答えられましたが、その後の日常会話についていけず、一生懸命さが伝わってしまったのか、
「あ、喋れないのね」と去っていかれました。
太郎のオンラインレッスンの先生に「huh?」と聞き返されるのはしょっちゅう。
何回きいても、「はぁ?」にいい印象のない日本人として、慣れない返しです。
合格したあとも、こんな日々を送っています。
けれどわたしの中で、「英語できるようになったな!」と感じることもありました。
それは、外国人が近くで英語で話していても、びくびくしたり、耳をダンボにしてリスニングをしなくなったことです。
それまでは、「英語で話しかけられたらどうしよう..」とか、「ネイティブのスピードについていけるかだめし」のように、センサーが最大限にはたらいていましたが、今は平常心でいられるようになりました。
「話しかけられても、なにかは答えられるでしょ」とか
「すべて理解できなくても、内容はわかるな」と思えるようになったのだと思います。
わたしの中では大進歩です。
「huh?」と言われても、冷や汗もでなくなりました。
英検1級も目指そうと考えた時期もありましたが、準1級と1級の差はものすごいです。
まず単語がとても難しく、パス単の「でる度A」からマーカーだらけになりました。
そして長文がながいこと..
準1級の二次会場で、1級受験者を見かける場面があり、心からかっこいいなと思いました。
わたしの英語学習のなかで、ひとつ決まっていることが、将来、太郎と花子をグーグール翻訳のように使いたくないということです。親として威厳をたもつためにも、子供たちと英語を学ぶなかで、学習は続けていきたいと思っています。