太郎が私の英語レベルをこえはじめ

 

特にライティングに関しては、帰国子女でもなく、普段から英語を使うこともない私が教え続けるのは

 

もう無理かなと思うことが多くなりました。

 

実際に私が英検準1級のライティング対策でやったのは、市販の参考書にある定型文をまる覚えし

 

トピックに合わせて少し変えるという方法。

 

ですので私が教えるライティングは、大人のかたい表現、かつ味気のないもので

 

太郎のライティングに、おかしなクセがついてしまいそうで心配でした。

 

そしてたどりついたのが、帰国子女むけの英語塾。

 

英語力をみたせば、帰国子女ではない子も入れてくれると聞いてリサーチをはじめ

 

最近はちいさなスクールから大手塾まで、数があることに驚きました。

 

帰国子女入試も、需要と難易度があがっているのだと感じます。

 

太郎は帰国子女ではないけれど、運がよければ来年から海外へ。

 

もし行けなくても、一般生の国際科クラスの受験を受ける選択肢もあり

 

相談に行きました。

 

「(太郎がもっている)TOEFL primary step2の成績は、スピーキングがないので英検に(完璧に)換算できません」

 

「英語受験の上位校は、英検準1級レベルがないと難しいですよ」

 

帰国子女にまじってうけてた、他の塾でうけた模試の結果も持参しました。

 

なかなかの成績であったと思います。

 

しかし、先生からのことばは

 

「これでは全然だめですよ」

 

と言われていると感じるものばかり。

 

太郎が帰国子女ではないからでしょうか。

 

英検は小学生向けに作られていませんし、特に準1級以上は内容が大人向けです。

 

私のときは医療や政治、農業のはなしでした。

 

そんなことを、10歳~12歳の子供が知っているべきなのでしょうか。

 

もし太郎に英検準1級対策をするならば、つめこみ学習をさせることになるでしょう。

 

難しい文を読ませて、難しい語彙を増やして、配点のあがるライティングを教えて。

 

TOEFL iBTが、ある一定の点数を満たせば、英語試験免除の学校もあることは知っていました。

 

でも、TOEFL iBTなんて、本来は海外の大学受験に必要な試験です。

 

そしてライティングに関しては、アカデミックな講義を聞いて解答するという内容。

 

小学生に必要ですか?と思うのです。

 

英語力を、小学生のレベルをこえて要求する学校にたいしても疑問をもちます。

 

それとも、海外の英語ネイティブの子供たちは、小学生でも

 

政治について、医療について、すばらしいエッセイがかけるのでしょうか。

 

日本の難関校の、ネイティブの先生たちも、そのような英語入試に賛成しているのでしょうか。

 

太郎のレベルチェックにTOEFL primaryをえらんだのは、問題文もすべて英語で

内容が幼児~小学生向けに作られていること。

 

「つめこみ学習」を行わなくても、自然に覚えられる表現が使用されているからです。

 

小学生の英語レベルをはかるのならば、せめて、TOEFL juniorでしょう。

 

合否ではなく点数で成績がでるので、満点なら免除、のほうがよほど良いです。

 

スピーキングもありますし、それこそスピーキングは、当日の面接でも評価は可能だと思います。

 

英検準1級以上やTOEFL iBTレベルを、小学生に課すのは

 

どうかやめていただきたいと思うのです。

 

じゃあ英語の試験免除ではなく、当日の英語の試験を受ければよいか?とも考えましたが

 

そういった難題をだす難関校をめざす意味も

 

いまは分からなくなってしまいました。

 

そして某塾の先生。

 

ここまでがんばってきたのに、先生のお言葉で、私はきずつきましたよ..

 

ここまでやってきた親子のこれからの伸びしろを、感じとってほしかったです。

 

私のなかではっきりしたのは

 

英検ベースの塾の方針、入試の傾向に納得はいかない

 

ということです。

 

太郎にとって、ベストな学校、塾さがしは、まだまだ続きます。