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『おうちdeレッスン』

山田梨絵(やまだりえ)です。

 

 


最近、こんなご相談を受けました。

生徒さんから
「言わなくても分かるでしょ?!」
・・・という圧を感じるんです・・・

生徒さんは不満気なんですが、
どうしてだか分からないんですよ・・・

そんな場合どうしたらいいんですか?


せっかくの機会なので、
今回は、そのことについて、
少し触れてみたいと思います。

 



私自身、もともと
「言わなくても分かってほしい」
・・・というタイプではありますが(笑)

その相手は、ほぼほぼ
相方さんだったりして(笑)

それ以外の方には、基本、
「言わなくても分かってほしい」
・・・とは思わないんですが、

今回受けたご相談では、
生徒さんから、そのような雰囲気を
匂わせられた・・・とのことなので、

身内以外の方にも、
そのように感じるのって、
一般的なのでしょうか?

相手に対する期待値が高いと
可愛さ余って憎さ100倍
・・・とかになるのかな。



「言わなくても分かってほしい」
・・・とは少し違うかもしれませんが、、

「どうしてこんな行き違いが起こってしまったんだろう?」
・・・と思ったときに意識するのは
『直接話をする』ということ。

文字では伝わらなかったりすることが多いので、
直接話すことって、本当に大切ですよね。

ですので、、
何かしらの勘違いや行き違い、
しっくりこない思い
・・・そんなコトがあったときには、

「言わなくても分かるでしょ?」
「どうして分からないの?」
・・・と、どちらかが思うようなことのないよう、

とにもかくにも、まずは、
『話す』機会を持ちたいですよね。

今回のようなケースでは、
『私が気づいていない点があるかもしれないから、
 話ができないかな?』・・・的な。

 



これ、今回のケースに限らず、
自分に問題があったかな・・・と思う時も
そうでない時も、どちらも
『話そうとする姿勢』そのものが
大切なんじゃないかな・・・と思うんです。

なぜなら、
どちらが悪い云々ではなく、

何かしら通じていない何かがあるように感じる場合に
そのままにしておくことは、
イコール『今後の関係の改善は望まない』
・・・と、相手に伝えることになるかもしれないから。



場合によっては、
もう今後一切関係を持ちたくない!
・・・と思っていたり、思われていたり
・・・なんてこともあるのかもしれませんが、

それでも、そこに何かしらの勘違いや
行き違い、捉え違い等があった上で
そのようなことになっているのだとしたら、
お互いにとって、あまりに残念ですよね。

最終的に断絶となるのだとしても、
どちらサイドも、相手の思いを聞き、
自分の思いを伝えることには
大きな意味があると思うのです。

なので、何かしら不穏な空気を感じたときに、
その段階で、
『話そうとする姿勢』を示したい。

その上で、相手が『話す』ことを拒否する
・・・とすれば、それは相手の選択。

 



もちろん、自分から『話そうとする姿勢』を示したのに
相手から拒絶を示されれば、
『関係の改善は望まない!』
という宣言を受けたようで、
本当に残念な思いになります。

でも、それは相手の選択であって、
少なくとも自分は
『何かしらの改善を望んだ』
・・・という意思を、相手に伝えられただけ
良かったと思えるんじゃないかな。

 



ここで、ふと思い出すのは、
喧嘩両成敗という言葉。

片側だけが一方的に悪い喧嘩はない
・・・と言われる喧嘩両成敗ですが、
これ、きっと喧嘩に限らない。

だからこそ、
相手が一方的に悪い!
・・・だなんて思ってしまう場合は特に、
相手の思いや考えを聞く必要があると思うし、

そして同じく、
自分の考えや思いを伝えることなく
断絶を選び、それでいて、
「言わなくても分かるでしょ?!」
・・・は、ちょっと違うんじゃないかな? とも。

壊すことは一瞬でできるからこそ、
壊す前にすべきことがあるんじゃないかな
・・・と思うのです。

 



なので、今回、ご相談を受けたように、
「言わなくても分かるでしょ?!」
・・・的な態度をとられ、
不穏なままに距離をとられる場合、

まずは『話したい』という気持ちを
示した方がいいんじゃないかな。

その気持ちを示したうえで、
それでも、相手から前向きな反応が伺えない場合には、
それはもう、相手の決断。

もちろん残念なことでしょうが、
それでも、少なくとも、
自分から切り離したものではない、
自分から修復のための扉を閉めてはいない
・・・というところで、
納得する感じかな・・・。

 



私自身、過去に、人から
『話そうとする姿勢』を示されたときに拒絶し、

その後、何年か経ってから、
その人のその時の気持ちが分かることがあり、
後悔した・・・という経験があります。

その逆の経験もあるからこそ分かるのですが、

自分から扉を閉めた人は、
いつか、何かのタイミングで
後悔することになる

だから、自分からは常に
『話そうとする姿勢』を最後まで示すようにするし、
相手から『話そうとする姿勢』を示されたときには、
どんな心情であっても、
一度は話を聞くようにしています。



「言わなくても分かるでしょ?!」
・・・的な生徒様には、
『ごめんね、何か気づいていない点がありそうだから、
 話してもらえないかな?』
・・・でいいんじゃないかな?

どうしよう・・・
何が気に入らなかったんだろう・・・
・・・と考えた上で分からなかったわけだから、

そのまま気まずいままに時間を過ごしてしまうと、
距離は開いていくばかりで、
どちらにとっても不幸ですよね。

生徒様も、
引っ込みがつかなくなってしまっているだけかもしれません。

 



「言わなくても分かるでしょ?!」
・・・って、日本独特ともいわれますが、
よくVS的に
『言ってくれなきゃわからないよ』
・・・って聞きますね。

分からない時には、それでいきましょう(笑)

 

・・・で、分かったときに

謝るべき点があれば謝る。

 

そうではなくて勘違いなら

丁寧に説明をする。

とにかく、まずは
『話そうとする姿勢』を示す
・・・が私的お勧めです。