円山で流した悔し涙から1年弱。
これから始まる3ヶ月間のために、俺たちは考え、ぶつかり、強くなりました。
最後のブログですので、長くはなりますが色々綴らせていただきます。
ご拝読いただければ幸いです。
入学と同時くらいにラクロス部に入部した。
1個上のあんまり野球が得意じゃない元野球部の先輩に誘われて。
元気さんのテンションラクロスで育成され、インホームとしてベンチに座ることでリーグ戦初出場を果たし、沖縄で醜態を晒した1年生時代。
空白の期間はあるもののラクロスを少し論理的に考えられるようになり始めた2年生時代。
大好きな先輩方と共に夢を果たすことが出来なかった3年生時代。
主将を務めることになった。
高校の野球部で主将を務めた経験があり、死ぬほど不甲斐ない主将として野球部時代の幕を閉じたので、ラクロス部ではその反省を生かし、優秀な主将になろうと意気込んだ。
目標が決まらない。
コーチが見つからない。
参加予定だった冬の大会が無くなった。
冬が明け、意味がわからないくらいに空回りをした。
声が大きいだけの主将だな、と幾度となく感じた。
全然引っ張れなかった。
自分勝手に動き、みんなからの納得を得ないまま突き進もうとした。
不甲斐ないなあと思った。
でも、諦めたくはなかった。
本当にみんなのことを愛しているから。
痛いのかもしれないけど、心からの本心です。
自分が今主将を続けているモチベーションはこれだけ。
全道制覇したいのも、みんなで嬉し涙を流したいから。
声を荒らげるのも、そいつのことが嫌いな訳じゃない。そいつがたまらなく好きだから。
きっと流すであろう涙は、嬉しさでも悔しさでもなく、寂しさから来るものなのかもしれない。
振り返ってみると、いつもみんなが部活を引っ張ってくれている。
主体性というキーワードが飛び交う中始まった新チームも、遥かに主体性が伸びた。
感謝しかない。
この部活で主将をできるのもあと少し。
何言ってるかわかんないかもしれない。
変な空回りをしているかもしれない。多分してる。
口うるさいことの方がきっと多い。
不出来で不器用な主将でごめん。
でも、もう少しだけ着いてきて欲しい。
なんなら引っ張って欲しい。
円山の芝の上で優勝カップを掲げられるよう、身を粉にしてこの部活に捧げます。
少しでも長く、このみんなで部活をさせてください。
愛する仲間たちよ、行こうぜ愛知。
後輩へ、もう少しの間力を貸してください。
その背中を借りて、22世代はこの4年間の集大成を迎えます。
だが、我々の後輩達はその4年間に匹敵し、超えていくような実力と可能性を持ち合わせています。
主人公は4年生じゃなくていい、お前たちが優勝の立役者となれ。
同期よ、俺たちが今年の主人公だ。
絶対に負けるな。
いつも支えてくれてるマネージャー、本当にありがとう。
チームが成長するきっかけの中心には常にあなた達がいます。
もう少しだけ、わがままな男たちをよろしくお願いします。
共に戦ってくださっているコーチ、OBOG、保護者様や携わってくださった大人の方々、いつも多大なご支援を頂き誠にありがとうございます。
全員が主人公になりうる可能性を秘めたリーグ戦が始まります。
お前が決めろ。
お前が落とせ。
お前が止めろ。
お前がかけろ。
お前が掬え。
お前が声を出せ。
我を出していけ。
臆するな。
後悔で終わるラクロスはもう要らない。
最高の3ヶ月間にしよう。
我々は、まだ見ぬ景色をこの目で見るべく、日々戦い抜きます。
どうぞ最後まで応援よろしくお願い致します。
主将 麻原玄太