平素よりお世話になっております。
小樽商科大学男子ラクロス部を応援いただいているOBの方々や保護者の皆様、大学等関係者の皆様、コーチ陣の皆様、いつも本当にありがとうございます。
まずはこの場を借りて、樽商ラクロス部OBの皆様へ感謝の旨を伝えさせていただきます。
20世代前後の学生・OB・コーチ陣を中心として始まったであろうチーム改革の結果、
数年前までと比較し、現在の樽商ラクロス部は見違えるほど強く、良い組織に変わっていると思います。
何よりも、今の樽商ラクロス部には「北海道制覇」を本気で掴み取ろうとする熱があり、
ラクロスのスキル・レベルは勿論、普段の行動(筋トレ、自主練、チーム運営etc)も
「北海道制覇」に届き得るクオリティになりつつあると断言出来ます。
これはこれまで樽商ラクロス部をつくり、応援し続けてくれた皆様の尽力と
「北海道制覇」を本気で目指すにあたり、様々な努力を積み重ねてきた方々の熱意あってのものです。
夏合宿の際に離れた土地まで来てくださったOBの方々や、普段から様々な形で現役の学生やコーチ陣を励ましてくれるOB・元コーチの方々などの存在を目の当たりにするたび、深い感謝の気持ちでいっぱいになります。
今年こそ、樽商ラクロス部が北海道制覇を成し遂げられるよう、皆様の期待に応えられるよう、私の出来る限りを尽くすことを約束します。
これからも、樽商ラクロス部の応援をよろしくお願いいたします。
ここからは現役の樽商ラクロス部メンバーに向けて。
「これまでを振り返って感じたこと」等の話は、シーズンを終えてから何かしらの形で皆に伝えます。
この場では、今年のリーグ戦で皆に期待することを綴ります。
読んだ後に、少しでもテンションが上がったり、良い刺激になってくれると良いなと思いながら書いていきます。

25世代へ
皆に期待することは『どの世代・どのチームの奴らよりもチームとベンチを盛り上げること』です。
試合中に死ぬほど大きな声を出して応援するもよし。
普段の練習の雰囲気をブチあげて先輩達を驚かせつつやる気にさせるもよし。
今年のリーグ戦に出場し、得点や奪ポゼといった形で活躍するのもよし。
どんな形でも良いので、各々が自分に出来る事を見つけたり、作り出して実行してください。
そういう姿勢が見えるだけで先輩達は嬉しいですし、1年生がチームのために頑張れる組織はめちゃくちゃ強くて良い組織です。
また、今年は25世代の皆もベンチに入る以上「応援してくれる1年生」ではなく「組織の大事な1ピース」です。
今一度、25世代のそれぞれが、自分に何が出来るかを考えて行動し、チームやベンチを盛り上げて欲しいなと凄く期待しています。

24世代へ
皆に期待することは「上級生を支えること」です。
酷な言い方かもですが、24世代の皆に緊張している暇はありません。
上級生を支えてあげなければならない立場であると自覚してリーグ戦に臨んでください。
それはチーム事情故ではなく、期待しているからこそ敢えてこういう言葉を使っています。
24世代はプレもマネも、まじでレベルが高い世代です。
人数は少ないけど、一人一人のクオリティはめちゃくちゃ高いと思っているからこそ、むしろ皆が先輩たちを
支えてあげて欲しいなという期待をしてしまいます。
君たちが上級生以上に、時に熱く・時にクールにラクロスに取り組むことが出来れば、
必ず勝ちに直結するはずです。
試合中は勿論、普段の練習やチーム運営においても、今まで以上に自分の意思を主張し、先輩たちを喰う勢いの「自立した強い存在」に成長し、
上級生を支えてくれる世代になることを期待しています。
(でも、万が一どうしようもなくなりそうな瞬間が来たら、その時はすぐに上級生か僕に頼ってください。必ず何とかします。)
24世代の皆なら必ず活躍出来るので、自信をもってリーグ戦に臨んでください。
皆が自信をもってリーグ戦に取り組むこと自体が、イコール上級生を支えることなのは、間違いないはずです。
今シーズンを終えた瞬間、22世代と23世代に「お前らが後輩で良かった」と笑顔で言われるような、最高の後輩としての存在感を見せてくれるのを楽しみしています!

23世代へ
皆に期待することは「自分の理想を体現すること」です。
僕がコーチになった直後、それぞれと面談した際に「今年はどんなプレイヤー/マネージャーになりたいか」と全員に質問したのを覚えていますでしょうか。
人によって色々な回答が出たものの、プレは全員が「勝ちに繋がるプレーがしたい」という意思のうえで「自分がこうやって活躍したい」という理想像を、マネは「チームのために自分がこうありたい」という理想像を掲げたと共に、全員が「北海道制覇/優勝したい」というワードを口にしてくれました。
23世代の多くのメンバーは、昨年のファイナルをスタンドかベンチで見ている時間が長く、勝敗を左右する瞬間に直接携わることが出来なかったはずです。
そんなメンバーが「北海道制覇したい」「勝つために自分はこうなりたい」とコーチに言い切り、リーグ戦とファイナルで勝つためにと日々成長していく姿は、とても心強く、頼もしいものでした。
「頑張りすぎてパンクしないか?」という僕の心配を意に介さず、物事を上手くやってのける人もいたり、2週間ぶりに練習を見に行くと急に上手くなっていて、思わず「お前どうしたん?」と声をかけてしまう事もありました。
それくらい、23世代の皆の成長には驚かされていますし、チームの中心世代として大きく期待したいと思っています。
あとは、体現するだけです。
各々が掲げた理想像は目の前にあるはずなので、臆することなく、ミスにビビることなく力を発揮してください。もしまだ理想に届かないと感じるなら、ファイナルまでの2か月間で力を伸ばし、体現するための努力を惜しまないでください。
23世代の皆の理想が体現された時、「北海道制覇」という最高の成果が必ずついてくると信じています。

22世代へ
皆に期待することは「後輩を安心させること」です。
皆がめちゃくちゃシゴデキで、ラクロスも上手な優しい先輩であることは十分理解しています。
本当に、この世代は良いキャラクターが揃っている素晴らしい人達であると心から思っています。
それでも、後輩達は試合になると緊張するし、何かやらかしてしまった時には真っ先に22の皆に対して申し訳なさを感じたり、怒られるかもと萎縮し不安になってしまう生き物です。
そんな不安を、皆の背中や言葉で払拭してあげて欲しいです。
知っての通り、今年は25世代から23世代の全員がベンチに入るし、主力としてリーグ戦に臨むのが初めてというメンバーばかりです。
彼らが思い切ってプレーし、ベンチマネジメントするには、22世代はただ牽引するだけでなく、メンタルマネジメントも必要不可欠だと思います。
方法は人それぞれかと思いますが、自分に出来る事と自分がすべき事を、いついかなる時も思考し、行動に移してください。
そのうえで、自分達も活躍しまくってください。
簡単な事では無いかもしれませんが、偉大な先輩達の背中を見て育ち、今年の樽商ラクロス部を創り上げた皆なら必ず出来ます。
玄太、雄介、嶋、新、颯大、葵、与夢、実乃、歩、佳奈
まじで期待しています。
一人一人に多くを語らずとも、やるべき事は理解しているはずです。
新しい樽商の歴史の中心にいるのは君達です。
必ず一緒にやり遂げよう。