本日は4年生プレーヤー濱屋勇星の投稿です!

コロナ禍真っ只中の最悪の世代。

コーチのいない育成練習。
1講1時間半のみの平日練習。
半地下もなければ、筋トレの習慣さえなかった。
そんな環境で2年間を棒に振った。

周りの人から「コロナ世代は下手くそだ。」「北海道ラクロスも衰退した。」そんなことを言われる事も多かった。
19世代の時、順風満帆に呼ばれて「21世代が下手すぎる。このままじゃ勝てない。」そんな惨めな会議が開かれた事も。
2年生のリーグ戦の時、自分のせいで先輩を勝たせてあげられなかった事も。


2年生のリーグ戦の時期、21それぞれが大きな壁にぶち当たった。

もちろん自分も壁にぶち当たった。

挫折した。
心が折れそうだった。
試合に出たくなくなった。


そんな時、自分を奮起させてくれたのが同期だった。

試合で活躍し続ける同期がいた。
悔しさをバネにして努力する同期がいた。
どんなにひどいプレーをしても、負けても応援し続けてくれる同期がいた。


「同期が頑張ってるのに、こんなにも情けなくていいのか。」
同期がそう思わせてくれた。


今思うと、この時期に自分も含め21それぞれが大きな壁にぶち当たった事こそが21の転換期だったのかもしれない。


そこからの貪欲さは凄かった。


毎日明け暮れて自主練していた。
みんなゼミも遊びも全て辞めてひたすらラクロスしていた。
練習前や練習後、バイト終わり、豪雪の中どのタイミングにも21の誰かしらが練習していた。


嬉しかった。
人生で初めてだった。
こんなにも熱のある仲間がいる事が誇りだった。


自分には、まるやときのような身体能力もなければ、りくとのように何かを捨ててまで熱中できる才能もない。うめつやたけのように地道に努力し続ける才能もなかった。


それでも、この同期と勝ちたいと思ったから最大限頑張った。やれることをやった。
自主練も、筋トレも、コニトレも。
(ちょっとサボってたかもしれないけれど)


自分がここまで辞めずに来れたのも、後輩が全力で付いてきて来れたのも、ここまで大きくて強いチームを作り上げられたのも、この同期だから出来た事だと思っています。


ただ、まだ1つこの同期でも出来ていない事がある。



ファイナル優勝



これを完遂して、樽商に伝説を作りたい。
俺らならできる。



コーチの方々へ
これまで運営面から技術面までお忙しい中僕達をサポートして頂きありがとうございました。

あきらさんがブログに「樽商を三度殺した」と書いていました。でもそれは自分達も同じで、自分達もコーチの努力を二度無駄にしてしまいました。
今年こそは無駄にしません。
コーチの皆さんがくれた恩は絶対に返します。


後輩へ
結局スポーツで楽しかったと思えるのは、「ガチで来る相手にガチでぶつかってガチで打ち勝つ」これに尽きると思います。チームとしても過酷さとしても樽商過去1の今年を終えた後、どういう方向性で行くのか22中心にすごく悩んでいるかと思います。(まさか「今年で辞めよう」「緩くやろう」って思ってる人いないよな、いたらしばきます。)そんな君たちに聞きたいです。

今年クソしんどかったけど、クソ楽しくなかったですか?

毎朝1・2講の時間にある練習。週2マストの壁打ちと筋トレ。 1時間もあるコニトレ。終わったかと思いきや20×5×5の地獄。この苦労があったからこそ、それ以外のご飯や温泉、ゼミ、飲み会が最高なんじゃないですか。ラクロス辞めたら低いですよ。ラクロスも人生ももっともっと高めないと。
正直、1年生や2年生の頃からこの環境下でラクロスできている事羨ましくて堪らないし、みんなにはぜひこのままのガチ部でラクロスを終えて欲しいなと切実に願っています。
そのためにも今年のリーグ戦を経て、ガチ部が最高だと21世代で証明して見せます。というより、一緒に証明しましょう。だからOB戦で帰ってきた時にみんな居なくなってるなんて事絶対にしないでください。そんな奴はこれまたしばかせて頂きます。

同期へ
けん
そろそろクールぶらなくていいですよ。

たけ
2年生で入ってくれたたけ。休部中色々苦労もあっただろうけどこうして最後のリーグ戦一緒にプレーできて最高に幸せです。
たけからのクリアパス待ってるよ。

とき
君には何度となく1-1でボコボコにされて来ました。正直、北海道のロングで君の右に出る人はいないと思っています。
やっちゃってください。

うめつ
全てをねじふせ、誰もが湧き上がるスタンシュー。俺にはできなくて俺がずっと憧れ続けたもの。君ならできます。
北海道を湧かせてください。

りくと
2年生の時に苦楽を共にしたりくとがどんどん上手くなっていって、今じゃあ山口先生と呼ばせて頂いております。
樽商のエース。自慢のショット見せたってください。

まる
幼稚園からここまでずっと一緒なのはもはや運命なのかもしれない。
君の身体能力の高さは僕が一番分かっています。
存分に暴れちゃってください。
望洋魂見せるしかない。


ゆいな、しゅり、まなか、あやの、まゆか
点を決める度、ビデオに入る君たちの声が嬉しくてたまりませんでした。(実は何度も聞いてたり、)
とにかく、君たちの声援が1番生気に繋がります。全力で「はまや」と叫んでください。ダサいポーズでお返しします。

追記:ここまで一緒に頑張ってくれてありがとう。




部活動において努力の方法は2種類ある。
「目に見える努力」と「目に見えない努力」
チーム・組織の中でやる努力と自分の中でやる努力。そして、後者の努力を1日も惜しむことなくできる奴が勝ち、結局チームとして勝つにもこの後者の努力量が全てを左右する。

樽商は目に見える努力をたくさんしてきた。ひとつひとつの練習の質であったり、コニトレであったり、筋トレや壁打ちのマスト化であったり。正直、北海道で1番と言っていいほどチームとして努力してきたし、周りの人もそう言っていた。

だけど、他大には自分達よりももっと上手いやつがゴロゴロといた。

環境の差やOBの差も少しはあるのかもしれない。けれども、やっぱりこの差は目に見えない努力の差なんだと気付かされた。

学園はアップをしたらすぐ6-6に入る という話を聞いた。
たしかに、基礎さえ完璧であればチーム練なんて極論それだけでいいのかもしれない。


その時に気付かされた。

目に見える努力をつい見てしまいがちになるけれど、目に見えない努力も合わせたら他大にも及んでいなかったんじゃないのかと。
目に見える努力を心の片隅で言い訳にしていなかったのかと。「樽商は他大より良い練習をしている。コニトレもしている。北海道で1番頑張ってるチームだ。だから勝てる。」と。

あらたもブログに書いていました。

兜の緒は締まってますか?

リーグの最終戦までまだ1ヶ月あります。
まだまだ締められるはずです。締め続けて欲しい。
正直、23や22にはもっともっとやりたい事があると思う。もっと遊びたいだろうし、もっと飲みたいかもしれない。
それでも、21世代のために、樽商史上初の全道制覇のために、死に物狂いでラクロスに全てを捧げて欲しい。
そして最後の最後ファイナル優勝の舞台に立ったその時に、全員で一緒に兜の緒を緩めたい。






北海道には、
まだ若い 勢いのあるチームがある。 
自分たちの努力を否定してくる名門がある。

そして、
絶対王者がいる。

こんなにも物語の舞台が整っている。

樽商は、
一人一人が最強ではないけれどチームになると凄まじい力を発揮する。仲間のために130%を発揮することが出来る。

だからこそ、ワクワクしかしない。
勝てる気しかしない。


小樽商科大学ファイナル優勝という歴史に残る「最高の物語」をこのメンバーで、このチームで作りたい。






以上になります!
明日も4年生プレーヤーのブログを紹介します!