こんにちは!

桜灯塾講師の高橋です。

あっという間に今年度も2ヶ月が過ぎようとしていますが

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

私は大阪公立大学医学部医学科の学生でもあるのですが

五月病を言い訳に課題から目を背けそうになっています。

5月が終わるということはもうすぐこの言い訳の有効期限も迫っているということで。

毎日頑張っている生徒のみんなを見習ってそろそろ心を入れ替えないといけませんね。

水無月症候群とかないのかしら。

 

 

五月末日の桜灯塾

五月病をもろともしない先輩講師の皆さんを見て

必死に背筋を伸ばしています。

 

 

 

さて。

今日は講師として生徒さんとコミュニケーションをとる中で感じた

学力の伸びる特徴について書きたいと思います。

 

 

 

ずばり

 

学力を伸ばすコツは

 

『一般化』

 

にあるのではと考えました。

 

 

中学生の生徒さんに数学の問題の解説を行っていた時のことです。

つまずいていたポイントを少しすっきりさせただけで

その後に続く同じ単元の問題は

さっきまで自力では解けなかったのが

嘘のようにスムーズに解き進めてくれました。

学力が猛スピードで伸びているのを目の当たりにした瞬間です。

 

 

この生徒さんのすごいところは

私が行った解説を

単なる目の前の問題を解くツールとしてではなく

その単元全体のポイントとして

自分で噛み砕いて受け取ってくれたところです。

 

 

具体的な数字を使った説明から、本質を考え、一般化して自分の中に落とし込む。

この力は学力を伸ばす上で鍵となると実感しました。

 

 

一般化するのとしないのとでは、

一つの問題を通じて得られる知識が段違いだからです。

 

先生の解説を聞いたり、問題集の模範解答を見たりするにしても、

その場しのぎの解決になるのか

類題にまで適用できる知識を獲得するのかでは

かかる時間は対して変わらないのに成長速度には大きな差が生まれると思います。

 

また、

一般化する、つまり根本的な理解を行うことで

暗記事項も減らすことができます。

 

例えば、小学校の算数で学習する公式の一つに

多角形の内角の和の公式があります。

 

(n-2)× 180  というものですが、

多角形を三角形に分けて考えることが本質です。

 

一般化して一度理解してしまえば

この公式も単なる数字の羅列ではなく、

意味のある、しかも知っている概念の

組み合わせに変わります。

 

かける数(180)を間違えることも

著しく減りますし、

 

n 引く何するんだっけ?となったら

五角形で考えてみればすぐに2だとわかります。

 

この場合は、抽象→具体の変換を行っているわけですが、

一般化という手段を持っているからこそ、

具体化という方法も生まれてくるわけです。

 

 

このように

より意味のある、効果のある勉強のために

「一般化」力は必要不可欠です。

 

 

では、どのように身につければ良いのか。

 

 

普段から一般化する習慣を心がけるしかないのかな、

と思います。

 

 

「一般化」力を身につけるために一般化しろ!

というのは、五月病の克服と同じくらい無茶な話に聞こえますが

 

 

秒速は1秒で進むことのできる距離、

サインは単位円での三角形の高さ、

 

 

漠然と使ってしまいそうな要素を

一度立ち止まって、一つ一つ紐解いていく

 

 

蔑ろにしてしまいそうな部分にも

丁寧に向き合う

 

 

そんな姿勢が「一般化」力を養い、

ひいては学力を伸ばしていくのではないでしょうか。

 

 

生徒の皆さんには、

具体的な問題から本質をみる眼を身につけてほしい。

 

五月病には、

期間限定ではなく常駐メンバーに昇格してほしい。

 

そう願ってやまない高橋です。

 

今後も様々な内容を発信していきたいと思っております。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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