こんにちは!初めまして!

桜灯塾講師の高橋です。

大阪公立大学医学部医学科の学生で、月曜日と金曜日に桜灯塾で講師として生徒さんと一緒に日々学んでいます。

 

 

今回のブログでは、自己紹介がてら自身の中学受験について書かせていただこうと思います。

 

 

 

 

私は大阪市立の中高一貫校である咲くやこの花中学・高校の出身です。

卒業生の一意見として一言で咲くやを説明すると「変」な学校だと思います。

 

 

 

まず第一に咲くやを咲くやたらしめるのが「分野」です。

言語、理工、美術、スポーツの四つがあり、週2回分野別の授業があります。

 

 

 

中学では全員が部活に所属するのですが、部の選択肢も分野によって決まっています。

言語分野の学生なら英語部・国語部・社会科部から選び、

スポーツ分野の学生なら陸上部か器械体操部のどちらかに所属します。

 

 

咲くやの陸上部は全国大会にもよく出場するくらいの強豪なのですが、

その弊害として咲くやには、英語落語に青春をかけたあどけない少女と全国出場レベルの陸上選手が真隣で走る

体育祭という名のトラウマ植え付け行事が存在しました。思い出しただけで涙が。

 

 

ちなみに高校になると「分野」からさらに細かく「系列」に分かれ、さらに食物文化科、演劇科も加わります。

 

 

 

そんな変わった学校である咲くやですが、中身が変なら入試も変。入試の段階から分野ごとで受験を行うためです。

全員共通の問題、分野ごとの問題、そして面接を合わせて合否が決定します。

分野別の問題では、言語分野なら作文、理工分野なら思考系の算数の問題を課されます。

 

 

 

そんな咲くやを第一志望校として受験し、しかも併願校を設けなかったので、小学生の私はさぞニッチな勉強をしていたかといえばそんなことはなく、大半の時間を一般的な中学受験のテキストに費やしていました。

もちろん咲くや対策として作文などは行いましたが、作文を書くにあたっても主語述語に対する意識や文末表現、接続語など基盤となる知識は必須です。

 

 

 

 

これは咲くやに限った話ではなく、どの学校の入試問題にも特色というものがあると思います。

しかし志望校の傾向に対応する力は、料理ならば味付けにあたり、材料がなければ食事は完成しません。

 

 

一刻も早く志望校対策をと焦る気持ちをグッと堪えて基礎学力の蓄積に充てる時間は決して無駄ではなく、むしろ必要不可欠だと思います。もちろん、カレーを作ろうと用意したはずの材料が肉じゃがになってしまっていたり、昨日作ったポトフがルーを入れるだけでカレーに変身したりすることもあるので、工程も大事です。

 

 

カレーの話になりかけていますが、決してお腹が空いているわけでも、カレーの気分なわけでもなく、少し入り組んでしまった話をわかりやすくするためのメタファーですので悪しからず。

 

 

 

 

お腹が空いていない時の高橋

 

 

 

 

長くなってしまいましたが、私が自身の中学受験を経て感じるのは、いましようとしていることが基礎学力の育成なのか、志望校対策なのかを明確にすることの大切さです。

 

 

時間は有限です。

 

 

受験の合否を分けるのは、残酷にも、かけた時間の長さではなく受験当日に取れた点数です。

 

 

かけた時間を無駄にしないためには、目の前の勉強が何に結びつくのかを明らかにし、その目的が果たされているのか振り返り修正することが重要だと思います。

 

 

 

 

中学受験の当事者だった頃から随分と時間は経ちましたが、今度は講師として、生徒さんの貴重な時間を実のあるものにできるような指導を心がけたいと思います。

 

 

 

今後のブログでは、指導をしていて感じたことや、自身の大学入試(私は推薦入試で合格しました)

についてもお話できたらと思っています。

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

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